『片づけHACKS!』小山龍介 著 発想豊かな生活・クリエィティブな活動を創る手法が詰まった一冊

片付ける、このタイトルから「モノを捨てる、情報も取捨選択する」という視点かなと、読んでみたら、違っていました。

「整えることは手段であって、目的ではない」「クリエィティブな活動を支えるために、発想豊かな生活を創るにはどうすればいいか」を伝えたい、著者 小山龍介さんの強いメッセージを感じる一冊です。

合計89種類のハックが紹介されている本書から、サブタイトルの「場を整える」ということはどういうことなのか?を中心に一部内容をご紹介します。

場所を選ばず働いている自分にとって、今のタイミングで読んでよかった一冊です。

モノを整える

はじめの章では、モノの整理術からスタートしています。整理が苦手な人は「モノをそのまま積み上げていませんか」と著者の小山さんは、僕たち読者に尋ねています。

積み上げない収納Hack(20ページ)が紹介されています。

モノを買って所有するという考えを手放してしまうことも、限られた場を整えるのにポイントと指摘されて、Amazonを利用するHack(30ページ)がなるほどでした。

仕事を整える

仕事の整え方については、「今やるべきことだけをやる」のがポイントと指摘されています。それはわかっているけど「なかなか実践できない」と感じつつ、読み進めると「明日できることを今日しない」Hack(114ページ)が書かれていました。

これについては、こちらの書籍でさらに詳しく知ることができます。

働く場所を整える

空間を整えるという話題から、キッチン付きオフィスを利用するHack(71ページ)が書かれていました。

私自身、キッチン付きのレンタルスペースでイベントを主催したことで良さを痛感しています。

そして、一緒に仕事をしている梅村は、それがきっかけとなり、キッチン付きレンタルスペースを運営するようになりました。

デジタルデータを整える

デジタルのファイル整理は時系列にするHack(98ページ)のメリットを、小山さんは述べられています。収納や探すときに「これはどちらのカテゴリー?」だったかな?というロスをなくすことができます。

これをコウモリ問題ということも本書から知れました。

2004年からデジカメを使っています。膨大な撮影データがあるのですが、量が多くすぎることで、撮影テーマや機材などで分類することを諦めて、時系列のフォルダで保存しています。

保存し始めた当初は「あっ、あの写真」をどうやって探そうか?となるだろうなぁと予測していました。ところが、人間というのは時間軸の記憶はしっかりしており、「あの時に作ったファイル」と時系列で思い出します。結果、カンタンに探せます。

今では、仕事のデータも、時系列で管理しています。逆に、きちんとジャンルに分類したデータの方が「あれ?どのフォルダ?」と探す時間を奪われています。

アウトプットを整える

アウトプット、文字入力のパートで紹介されているのが、スマートフォンの音声入力にマイクを使うHack(215ページ)です。スマートフォンに直接、話しかける音声入力では、それなりの声の大きさが必要でして、周りに人がいる環境では行いづらいという問題がありました。

ところが、マイクを使えば小さな声でも音声入力がスムースにできると指摘されています。

紹介されているマイク、たまたま主催する講座にて録音するために持っていまして、使ってみたら、快適です。

本当は持っているマイクをそのまま使えば良いのだと思うのですが、講座の録音はとても大切な部分です。講座を開催するときに使う道具箱にいつも入れておくことで忘れ物を防止しています。

なので、お値段もお買い得なこともあり、音声入力用にもう一つ購入しました。今、一時的でしょうか?在庫があるお店が少ない様子です。Amazonとヨドバシカメラさんなどは在庫がない状態です。ビッグカメラさんに在庫がありました。

まとめ

クリエィティブな活動を支えるために、発想豊かな生活を創るにはどうすればいいか?と考えていた自分にとって、紹介した部分だけでなく、たくさんの「早速、実践しよう」がたくさん詰まった一冊です。

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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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