EF50mm F1.4 USM 製造終了間際?すばらしい体験だった名玉

RSSを定期チェックしていたら、2015年12月4日に飛び込んできたのが下のニュースです。(アイキャッチ画像は、オフィシャルサイトから引用させていただきました。)

Canon UK のサイトを確認すると「Production ended*」となっています、、が日付の「Release date: 28 September 2015」となっているのがどういうことなんだろうなぁと。

発売日はこちらのサイト(Canon EF50mm F1.2L、F1.4、F1.8 II スペック比較 | デジタルカメラ, レンズ, ストロボ & 写真 – SUPER X PHOTO)によると、1993年6月1日と、22年前になります。

1995年に、大学で写真部に入り始めて買ったカメラがRICOH XR-8 SUPER、その後、PENTAXのZ-5pで一式揃えていたのですが、どうしても使いたかったのが、このキヤノンのレンズ EF50mm F1.4 USM でした。

そして、1997年にバイトで手にした軍資金を全部つぎ込んで、このレンズとレンズの性能をフルに発揮できるボディとして EOS-1n HSのセットでの中古を購入しました。レンズは中古と新品の価格差がよくよく調べると、7千円ぐらいしかなく新品を買う方が、、という失敗も良い思い出です。

この後、大学で授業に行かず暗室へ直行するぐらい白黒写真にどっぷり魅了されたのですが、それを支えてくれる名玉でした。35mmフィルムのT-Max100が好みでして、階調が濃い目にしていても、繊細な線を描写してくれるのがたまりませんでした。

暗室の中で、全紙に焼き付けするときのフォーカスルーペで見る銀塩も美しかったです。この50mmから写真の奥行きを、魅力を、楽しみを、そして、表現する楽しさを、学びました。怖いぐらいきれいなボケ味、芳醇な光、繊細でやさしく雅な線でした。

途中、完全オーバーフォールの点検も行い愛用していましたが、デジタル一眼では EOS-40D のボディだったこともあり、出番が少なくなり、2012年ごろから使う頻度が極端に少なくなり、使わずに痛んでしまうことを思うと、使ってもらえる人へ旅立たせようということで2013年に手放しました。

そして、このニュースを見て、自分の20年以上の写真(特に白黒写真)の中で、やっばり一番良い経験値を持てた名玉は、EF50mm F1.4 USMです。今使っているフルサイズデジタル一眼レフ Sony α-7にも、55mm F1.8が常時セットしています。好きなんですよね、この50mmの焦点距離。

iPhone 6Plusで撮影した一枚。白黒写真が大好きなのが伝われば幸いです。

冬の陽

Nobuhito Ohigashiさん(@mono96box)が投稿した写真 –

写真部で教えてもらった沢山の本の中で好きだったのがこちら。

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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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