《いつも忙しいがなくなる心の習慣-水島広子-》「忙しさのメガネ」を外すとは?人生を豊かにしたい人の必読書

ついつい、忙しいと言ってしまう

そんな毎日になっていませんか?私もそうでした。

  • ”あれもやらなきゃ”
  • ”これもしたい”
  • ”もう一日が終わった”
  • ”なにも出来ていない気がする”
  • ”充実感がないのに忙しい”

これらを感じている全ての方にオススメできるのが 「いつも忙しい」がなくなる心の習慣です。

これを読んでから、机の上が整理できるようになりました。探し物のイライラが減るんですよね。

いままでは「なにもできなかった」と一日が過ぎていましたが、「これができた」と充実感を感じて一日が終わるように変わりました。

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どうしてこんなに忙しい?

不安や焦りでヘトヘトになる毎日です。

『できた!』という達成も感じれない日々、どうしてこんなに時間がないのだろう?と思いながら、それよりも目の前のことをどんどんやっていこう!と頑張っていました。

ここに落とし穴があります。『忙しさのメガネ』と呼び指摘しています。このメガネをかけていると、「終わっていないこと」にしか目がいかないからです。

実際には、終わったこと・できたことがあるのにも、見えないメガネなのです。

どんどんやれば”きっと忙しくなくなる”

この考えが、忙しく感じる原因なのです。

そんな人生を変えたい

そのメガネを外す方法について、丁寧に語られています。メガネなので簡単に”外すこと”はできます。

しかし、いままではメガネを通して見ていた景色です。外した景色に戸惑って、その場では「忙しさのメガネ」があるほうが良いじゃないか!と感じます。

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忙しいメガネを外すとは

その習慣(メガネの外し方)を変えるコツもわかりやすく示されています。

そして、メガネをいきなり外すのでなく”色を薄くして”段階を経て、メガネを手放せるように示されています。ここはとても大切だと感じ、またかけてしまうんですよね。そんな経験があります。

本を読んだ直後はやる気が十分、ところが3日後には、、、ということでは、忙しさのメガネは外せないからです。

「今日はよく頑張った」そんな満足感を持って眠りにつくのか、「まだこんなに残っている」という不安や焦りの中、ついでに自分の忙しさを恨めしく思いながら、なかなか寝つけない夜を過ごすのか。(P.70 一部要約)

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場合によっては、独りで頑張らない

著者の水島広子さんは精神科医の先生で、対人関係療法の第一人者の 方です。

対人関係療法とは...

「重要な他者(自分の情緒に最も大きな影響を与える人)」との「現在の関係」に焦点を当てて行いますが、コミュニケーションのパターンなどに注目することによって、対人関係全般が改善されます。

くわしくはこちらのサイトをご覧ください。

(Macの環境では文字化けして読めない場合がありました。対応方法は、こちらを参考にしてください。 Mac Safariの文字コードを変更して文字化けに対処する方法 / Inforati )

精神科医という立場から書かれていることが、本書の特徴です。

最近の自分を振り返って、過労気味だと思ったら、休みを大切にしたり、専門家に相談したりするとよいでしょう。

不安だから先延ばしするのか、疲れているから気力がないのか、という区別は難しいこともあります。疲れやうつは、不安を強める作用もあるからです。 つまり、鬱病の可能性は自分で気づけないことが多いので、独りで頑張らないようにするのも大切というメッセージです。(P.80)

双極性障害は鬱病とは違いますが、鬱状態にはなります。私も経験しました。どうしようもない不安感が襲ってきます。

忙しさから自分を追いつめてしまうと

前職の時、電話が鳴るだけで・発注が入るだけで、不安で不安でしょうがない気持ちに襲われました。こんな経験は二度としたくありません。また、みなさんには、なって欲しくない。

その気持ちから、本書をご紹介しています。

「忙しさのメガネ」から見てしまうと、「(仕事が)こんなに忙しいのに、自分の健康のことなど言っている場合ではない」「みんなが忙しいときに自分の健康のことなど言ってもわがままと思われるだけ」と考えてしまうからでしょう。(P.172)

健康でなくなること、人生の輝きが一番鈍ってしまう事です。病気になればもっと迷惑がかかります。

なので、本音を話して病院を受診する時間を確保するのは必要なことです。これが許可されない職場なのであれば、その職場について真剣に考えるほうが良いです。

「健康を崩してからの転職活動」と「健康管理が出来ている状態での転職活動」

あなたはどちらを選ばれますか。

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5分の習慣があなたの人生を変える

「やりたいことを始めれていない」から、忙しいのに不満・不安があり、達成感を持てなくなります。

この仕事さえ終われば、本当にやりたいことを始められるはず、じぶんの時間を持てるハズ。(P.198〜199)

これを考えている限り、逆に自分の時間はできない(P.200)と指摘されています。

それならどうするのか?

「今日、自分の時間を作る」ことです。最初は5分からでイイので「あれもやらないと・これもやらなければ」から完全に開放された『自分のための時間』を持つのです。(P.201)

この5分は”完全”に忙しさから開放されている質か大切と指摘されています。

これを実践できる長期的な習慣化を作る、どんなに忙しくても『やりたいことをゼロ』にしない。そのために必要な区切られた時間の大切さと、その時間を作るために必要な考えを得る事ができます。

精神療法の専門家だからこその指摘に満ちた一冊。おすすめです。

”イイね”を是非!

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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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