カウンセリング・セラピー セッションで、お話を聴かしてもらうときに、僕が大切にしている点があります。
それは、話を聞いている自分が、今どんな感覚なのかを、感じながら相手の方と一緒に居るようにして、聴くこと。
心理学の学びをする前は、わかっていませんでした。
自分の感覚ではなく、話しているクライアントさんの頭の中はどんなふうになっているのかと、相手のことばかり、つまり自分の”外側”に意識を向けていました。
でも、そうじゃないっていうことに、心理学の学びから気づき、積み重ねてきました。
意識を外に向けて考えるのではなく、自分の内側に意識を向け”感じる”ことが大切と気づき、
それを、大切にするようにしてから、クライアントさんから「共に過ごしてもらった感覚があります」と言ってもらえるようになりました。
そして、もう一つ、大切なこと。
それは、何が起きても大丈夫と、自分と、クライアントさんと、場を、信頼していくこと。
この場で問題が起きないように、と思ってしまう癖が、僕は強かった。コンサルタント的な思考が強かったんですね。
今、ココ、ではなく、未来に意識が向いていたのです。特に、自分は、未来に対する不安が強い癖があり、”うまくまとめよう”とする意識も強かったです。
これらの意識を手放し、自分の感覚を信じてクライアントさんの話に寄り添いつつ、感覚と直感からクライアントさんへ関わるアクションを行っている自分になってから、傾聴の場が、言葉で表現しにくいのですが、前とは全く違う感じになっていまして、出来事・エピソードから、そのクライアントさんの心の奥で、何が起きているのか、それが場に出てくるようになりました。
振り返ってみると、岡部明美さんのLPL認定試験で経験したこと、その時リアルタイムでは、こんなふうに言葉にはできなかったけれども、今振り返ってみると、今に至る流れで、大きな財産になっていると感じてます。
傾聴するときに心がけていることをまとめました。