名前の読み方って難しいですよね。私の名前の漢字も読みにくいです。これはまあ、どうでもいいことです。
そんな中、面白いツイートを見つけました。
Vimの開発者が、Vimの読み方は「イーマックス」と断言。長年の論争に終止符。
— palantir777さん (@palantir777) 2013年5月22日
これはGIFの読み方に決着!というニュースから生まれた”つぶやき”でした。
An Honor for the Creator of the GIF
これが元になったニューヨーク タイムスの記事です。タイトルでは、読み方に決着!って一言も書いてません。あれ?。
「An Honor for the Creator of the GIF」です。「The Webby Awards」とあります。
インターネット界のアカデミー賞!です。凄い名誉なんですよね。1994年から始まりました。画像フォーマット開発者が受賞したニュースです。
3つのキーワード
- ダイアルアップ回線の遅さ
- 圧縮とアニメーションの力
- Dancing baby
ブロードバンド以前、ダイアルアップの低速回線でも快適な画像表示となる高い圧縮率、背景色透過、アニメーションが表現できる点など、とても優れたフォーマットでした。
当時はテキストメインのインターネットでした。サイトに”もっと表現力を!”と考え、画像を利用したくても、表示に時間がかかり、みんながフラストレーションを感じていました。これを大きく変えたのがGIF。
快適な表示だけでなくアニメーションを使えるようになったからです。衝撃的だったのがDancing Baby animation!
どのブラウザーでも表示できる標準画像フォーマットで広く使われました。特許問題もありましたが、解決(失効)しました。プラグイン不要なこともあり,今も積極的に使われています。
ニューヨークタイムスの記事は、GIFがインターネットの表現力、回線速度が望めない環境でも、表現することをあきらめずに開発したこと、その結果、如何に大きな影響を与えたのか!について、書かれています。
ものくろ おおひがしの思ったこと
記事の最後には発音についても書かれています。
“The Oxford English Dictionary accepts both pronunciations,” Mr. Wilhite said. “They are wrong. It is a soft ‘G,’ pronounced ‘jif.’ End of story.”
「開発したSteve Wilhite氏の考えるGIFの読み方をしようよ!」です。でも、これは”ジフ”か”ギフ”?なのか?だけを伝える記事でないと思います。
今、インターネットで自由な表現が出来ている!すばらしいことだ。そのインターネットが広がり始めた時から今に至るまで、私たちにGIFが与えてくれた力は本当に大きく・すばらしい!
このことをもう一度見つめ直していこう。さらに、表現すること・情報を伝えていくことを考えていこう。と、問いかけられているのかなと感じました。
日本語のニューストピックでは伝わっている?と思いました。元になった記事を見ると、いろいろな情報を得ることができます。英語です。でも翻訳ではないので、おおまかな意味をとることでいいと思います。Google翻訳もありますから。
受賞スピーチです。(1分20秒)
みなさんはどう感じられましたか?誤訳・勘違いがあれば、ご指摘お願いします!。