歴史の授業で登場する鑑真和尚。中国から日本へ渡海を5回も試みましたが、ことごとく失敗します。ついには失明してしまいます。
その後、日本へ帰る遣唐使に同乗して、宿願の日本の地を踏むことになります。その後は日本の仏教に対して、大きな影響を与えました。
非公開
その不屈の精神と内面的な強さを強く感じれるのが、国宝 鑑真和上坐像 です。通常は公開されていません。6月6日の命日にちなみ「開山忌舎利会」行われます。毎年、これにあわせた数日のみ、一般公開されています。
脱活乾漆造 という貴重な仏像です。興福寺 阿修羅像も同じです。とても壊れやすく、作る作業も大変だったため、現存している仏像はわずかです。
御影堂
20年ほど昔、一度この特別公開に行くことが出来ました。鑑真和上坐像の持つ雰囲気の飲み込まれました。もう一つ印象的だったのが、御影堂なのです。畳の間なのです。
仏像は講堂・金堂などに配置されていることが多いと思いますが、ここは違いました。まるで、和尚の部屋に通され、今から、説教が始まると感じる空間でした。
1250 年
今年は鑑真和上1250年御諱(没後)です。この特別な今年。ぜひ、訪れてみませんか。特別に5日間 2013年6月5日から2013年6月9日 の 9:00~16:00 です。
模像
同時に、模造も一般公開されます。
鑑真模像:鮮やかな配色再現 6月一般公開へ 唐招提寺- 毎日jp(毎日新聞)
こちらは常時の公開となるのではと思います。しかし、1250年の歳月を経た重みを感じられるのは、この5日間だけです。
iPhoneアプリ
国宝の場所をiPhoneで検索・地図にて経路案内ができます。奈良の道は複雑なので便利ですね。
唐招提寺
地図
[map addr=”奈良県奈良市五条町13−46”]