奈良に行ってきました。”あなたとなら”ですね。ひとりぽっちでしたが。近鉄奈良駅前です。有名なお坊さんがおらるので、iPhoneで一枚。さてどうでしょうか?
「ジャンカラ」さんが目立っています。主役の行基さんより、水平もあまいですね。そもそも構図が、と結構いろいろダメ出し満載。
良い写真を
写真を撮るときに「上手に撮りたい」誰もがそう思います。私もこの想いで20数年写真を撮っていますが、なかなかです。上手に撮るにはと考えてファームウェアや液晶を見るのを止めてみませんか?
いや、「無心」にということではありません。やっては”ダメだろー”や”やらないほうがいい”ことを注進に考えるのです。やらないほうが良いことを引き算で考えていく、たとえば、手ブレもやらないほうがイイですよね。
完璧な構え方を求めるより、どんな汚い手道具を使っても「手プレしなければ」いいのです。
ちょっとトリミング
もう一度、はじめの写真を見てください。
避けるべき、やらないほうがイイことが隠れています。
首のところに背景の瓦の線がちょうど走っています。これが違和感を呼んでいます。さらし首のようになっているので、「首切り」という写真用語です。
背景の横線が、被写体の首を横切ってしまう構図
「首」は身体の特徴ある部分です。これと背景の線が重なるのと、体の頭と身体の一体感がなくなるのです。
首切り
これ、以外と簡単に撮れます。通常の視線だと背景の建物など”横の線”がちょうど重なりやすいのです。今までの写真を見直されると、何枚か見つかるはずです。
角度を変えると
首切り構図を避けるのに、カメラをちょっと下から、持ち上げて上から、撮ると解決します。角度が変わると思いの外、「おっいいじゃない?」という写真が増えます。
水平線を意識するから、水平がキレイな構図になります。はじめの写真で目立つ広告にも、気付きます。となると、もうちょっと右に回り込んで撮ろうか?というふうになります。
ブログの私の顔写真も背景の”草”と空の境界線が「首の線」に重ならないように、撮ってもらっています。
めっちゃ良くなります。
あれもこれも一度に上手になるために覚えるのは大変です。一つ「やらないほうが良い」ことを覚えると結果的に、たくさんの気付きが増える結果となります。
あなたの写真か大きく変わります。という理由がこれです。首切り構図を気にすること。お試し下さい。簡単なルールなのに効果抜群です。