腕時計の金属バンドが壊れてしまって、原因が『汗』などの汚れだったことにショックでした。”見様見真似”で自分で、金属バンドを分解し掃除して、バンドの長さの調節にトライしました。
何があっても、自己責任でよろしくお願いします。ものくろは自分の時計だから、自分の責任でやってみました。
腕時計はハミルトンのバリアントオート、これ、シンプルな文字盤で大好きです。文字盤のデザインには、鉄道の線路がイメージされています。鉄道時計老舗の面影を感じることができます。必要な工具を揃え
Cリング方式だよね...
まずは、金属バンドの調整方法をネットで調べました。このバンドにも色々な方式があるんですが、見て判別するのに参考にしたのがこちらです。
どちらから見ても同じなので、Cリング方式と判定しました。
調整方法は下の2つを参考にしました。
ここで困ったことに遭遇します。このハミルトンの金属バンドには【矢印】の刻印が無いんですよね。どちちからピンを抜けばイイの?です。仕方ないので、無理に叩かず手応えを確認しながら、作業するしました。なので、やっちゃダメな作業手順だと思います。
専用工具を揃える
必要な専用工具を揃えます。Amazonでもオッケーですが、たまたま、ヨドバシカメラ.comで見つけたのでそちらで購入しました。
- ヨドバシ.com – エスプリマ ESPRIMA TL-4010 ブレスホルダー【無料配達】
- ヨドバシ.com – エスプリマ ESPRIMA TL-3030 ピン抜きセット スペアー付き【無料配達】
- ヨドバシ.com – エスプリマ ESPRIMA TL-5020 時計ハンマー SS【無料配達】
Amazonではこちら ↓ ですが、合わせ買いなんですよね。
繰り返しになりますが、この専用工具とハンマーの使い方は理解してから作業しないと、時計を壊します。ハンマーは使いますが”優しく”が基本になります。
ものくろは前職で指先で 0.01 mm 単位を感じつつ、金属加工(例えば、こんな感じです → http://blog.goo.ne.jp/marui_0101/e/962b14c0204052253b4d714ba92726a2 )を経験しており、道具を使う感覚を習得しています。
あと、掃除に必要なのがイソプロピルエタノールです。汚れを取るのに使います。
慎重に作業を
腕時計の金属バンドを”ブレスホルダー”に固定します。そして、まっすぐに”ピン抜き工具”をバンドのピンに当てます。
そして、ハンマーでバンドと会話する感覚でコンコンと、力を加えないぐらいで、叩きます。大切なのは、無理矢理に叩かないことです。力尽くは壊れます。
ピンが動くと、コンコンという音が鈍く変化します。あとは、ゆっくり少しずつ、下へピンを移動させるためにハンマーで軽く叩きます。ポイントは必ず抜ききることです。
抜けたピンです。バンド側にCリングが残っています。小さな部品なので無くさないように注意します。
イソプロピルエタノールを含ませた、古くなった肌着などを使って掃除します。予想以上に黒い汚れがありました。
ティッシュペーパーを使うと、ちぎれたテッシュがトラブルになりがちです。バンドのピンの穴に入って組み立てる時にピンと噛んでしまうからです。
綺麗に拭き取りしたところです。
後は分解した手順をさかのぼりながら、組み立てて元に戻します。あと、一度に数コマの金属バンドを外して作業したのですが、おすすめできないです。一つずつ確実に作業するのをおすすめします。部品が行方不明になりかけたんですよ、、、置いていたのに、、机から落ちて、、。焦りました。