ヒューレット・パッカードの「HP ProLiant MicroServer」。とても静かなでコンパクトです。WindowsXP、VISTA・7でも使えるコンパクトなマシンです。OSインストール時に欠かせないのが、デバイスドライバーのインストールです。メーカーのサイトに行けば見つかるのが普通です。
ところがこのMicro Serverはサーバーと名前が示すとおり、サーバーマシン。公開されているドライバーはサーバーOSのみです。メーカー(HP)はWindows XP をサポートしていないからです。でもWindowsXPがインストールできた!といろいろなサイトで書かれているし。どこにいけばデバイスドライバーが手に入るんだ?と悩みました。
デバイスドライバーはGoogle先生に、聞いて聞いて聞いて、見つけることができました。デバイスごとに違うサイトに行かないと集まらなかったので大変でした。このページにまとめました。
Windows XP と Windows XP 64bit のデバイスドライバーのある場所をリストアップしています。
必要なデバイスドライバーは、チップセットが2つ、LANチップの合計3つです。チップセットは、グラフィック機能とハードディスクコントローラーが2つのデバイスドライバーでインストールするからです。
インストール注意点
先にインストールでの注意点を書きます。インストールは下の順番で行います。
- グラフィックカードチップセット
- ハードディスクチップセット
- 注意:RAIDを構成しているときは、そのハードディスクが接続してから、インストールしてください。構成していても、接続していない場合は、RAIDドライバーがインストールされません。
- LANチップドライバー
ドライバーのあるサイトリスト
ドライバーがあるサイトをリストアップします。
- グラフィックカードチップセット
- AMD Graphics Drivers & Software
- 下のように選択します。
- Embedded Graphics
- Radeon Embedded
- AMD 785E | SB8X0 Chipset
- Windows XP 32bit か 64bit
- ハードディスクチップセット
- AMD Chipset Drivers
- AMD SB7xx RAID Drivers をダウンロードします。
- AMD Chipset Drivers
- LANチップドライバー (イーサネットドライバー)
Winodows XP インストール の補足情報
インストールHDDがメインHDDベイ(抜き差しできるベイ)の場合には、HDDモードを[AHCI]から[IDE]に切り替えます。
- 起動時に[F10]を押す。
- BIOSに入る。
- IDE MODEを[IDE]に変更(デフォルトはAHCI)
USB接続のDVDドライブから起動できないときに確認するBIOS設定は下の通りです。
起動時に[F10]を押して、BIOSに入り、[Advanced]-[USB Configuration]に入ります。
USB BIOS Support [Enable]にします。
[Boot]-[1st Boot Device]にDVDドライブが表示されていれば、OKです。
無事にインストール開始です。
ハードウェアRAIDでミラーリングできるPC
ProLiant MicroServerに、Windows XP をインストールした場合は、HPのサイトにはデバイスドライバーが公開されていません。使っているチップセットに合うデバイスドライバーを個別に探す必要があります。
探して見つけることはできたのですが、3つのファイルにたどり着くまで、かなりの時間が必要でした。このページにまとめてリストアップしたので、簡単にWindows XP をインストールできると思います。
MicroServerのCPUはそれほど速いありません。Windows 7 や VISTAと比べて、Windows XP なら快適に使えます。とても静かでコンパクトなPCです。しかも、HDDが4台内蔵でき、RAIDも構成できます。
家庭で使うなら、クライアントPCとファイルサーバーと兼ねても大丈夫です。個人でもデジカメ画像などバックアップして保存するファイルのサイズが大きくなりました。ハードウェアRAIDでミラーリングできるPCです。ぜひ活用してください。