ショック!
洗濯したズボンのポケットに、入っているはずのない革の定期入れが「入っていた」。そんな体験はだれしも一度はあるのではと思います。自分はやってしました。よりによって、お気に入りの無印良品の定期入れです。幸い中はカードのみで、紙が入っていなかったのが救いでした。
でも濡れてしまった定期入れを見て、ショックでした。数年連れ添った相棒です。そう簡単に別れられません。今まで一緒に過ごした年月が独特の味わいを出しているので、さらに、何とかしなくてはと思いました。
乾かすしか道はない
濡らしてしまったのだから、乾かすしかありません。でもどうやって乾かせば良いのか?どう手入れすればいいのか?悩みました。そのまま、陰干ししても、なかなか乾かないだろうし、しわが残る残念な結果だけは避けたかったのです。結果的に、きれいに復活させる手入れ方法を見つけられました。もし同じような悲しい経験をされた方に、参考になればと思いまとめました。
もちろん、この手入れ方法で100%、上手くできるとは限りませんので、自己責任でトライしてください。成功した一例として、参考になればと思います。
洗濯してしまった定期入れ
準備するもの
- 要らない雑誌 — 最低6冊
- ティッシュペーパー — 一箱
- 重しにする素晴らしい本 — たくさん
- レザー 万能栄養クリーム — 少々
- 要らなくなった肌着 — ハンカチ大 サイズ
- じっと待つ我慢する気持ち — 3日間
準備するもののリストです。この中で大切なのは焦らず我慢する気持ちかもしれません。3日間、重しのあるサンドイッチ状態で乾かしました。
乾かし方・手入れ方法
はじめに中に入っているカード類を取り出します。革が濡れて柔らかくなっているので、注意しつつ優しく扱います。
雑誌を準備します。
古新聞の方が水分をよく吸いますが、インクの色移りリスクが大きいので、使いませんでした。
雑誌に直接置くのは避けます。インク移りが起こると取り返しがつかなくなります。注意します。
3枚以上重ねたティッシュペーパーの上に置きます。ティッシュペーパーに、しわができないように注意します。
濡れた定期入れの上にも、3枚以上のティッシュペーパーを重ね置きます。ここも、しわができないように注意します。
重しの本を置きます。重さは写真を参考にして調整してください。
いろいろな意味で”重い”オライリー本が大活躍です。
この時は3日が過ぎた時に、ほとんど水分が出なくなりました。毎日ティッシュペーパーと雑誌は新しいものに交換します。この交換する作業がコツです。
水分がほとんど出ると、しわになることがないと思いました。
そのままの状態で陰干しをさらに3日ほどします。
乾いた後はオイルクリームで手入れします。アニリンカーフクリームを使います。
ポリッシングコットン
こんな専用の布がありますが、要らなくなった肌着が最適です。お金も節約できます。
ハンカチ大の大きさに切り、準備します。
爪楊枝の先で、豆粒ぐらいの大きさの量を取ります。
少し足りないんじゃ?という量が適量です。
用意した肌着にクリームをつけます。
指先に肌着の布を巻き付けます。
優しくなでるようにさわりながら、クリームを薄く広げます。
この時に丸を描くように塗り広げます。
ほぼ元通りになりました!。
あとは使いながら、1週間ごとにクリームを塗る作業を2から3回してあげると、
もともと以上のきれいな風合いになります。