映画『Steve Jobs』
大阪 八尾 movixで見ました。金曜日の18時45分からの回でした。
週間上映スケジュール |大阪府の映画館・シネコン【ムービックス八尾】
入ってびっくり、お客さんがいない(自分含めて5人)..平日の夕方ですからね。休日は混んでいる..といいなぁ。
15日までは回数が減り1日2回になるけど上映されているようです。
これから見に行くぞ!という方に
ジョブズの人生(iPodまで?)を2時間に押し込めています。この結果、登場人物の説明が全くありません。ざっくりとカット。いきなり登場、いきなり核心のセリフ。そんな感じです。
ジョブズと中心となる人物で17名!一人でもあやふやになると..どうだったけ?ってなります。公式サイトにある『キャラクター』を事前にチェックしておくと、良かったと後悔。
話の展開が??なことより、登場人物を整理しながら見ていた..からです。
Characters|映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト
注意:ここからネタバレです。
この先には映画の内容(ネタバレ)を含みます。これから見るぞ!・いや内容は知りたくないんだよ!との場合は、そっとブラウザーを閉じてください。お願いします。
知っている前提なのか?知らない人に向けてなのか?
どっちなんだろう..と感じました。上映時間の縛りがあるので、バッサリと内容を切る必要があるとは思います。でも、色んなエピソードを欲張っちゃった?と感じました。
もっとバッサリと、限られた時間で表現できないよ..というのが正直な感想です。知っていないと理解できないシーンが多いし、これは脚色強すぎって感じるシーンもあって..”ジョブズは凄い”という表面な映画と感じました。
スピリチュアルとアイデアとリアリズム
インドでの体験、禅の影響はジョブズの心に強くあります。ここが”そんなこともあったんですわ”という雰囲気、LSDもやってたねーと、さらっと。このあたりの経験をクローズアップしたら..と面白くなると思いました。
もっと人間臭さがあったと思うし、だからこそ、Lisaは特別だったんだと思います。特別な開発プロジェクトとして多くの時間をとって描かれています。なんでLisaなのか?知らないと、ちょっと厳しいですね。
娘さんの存在=心の揺れ動きを演じていると感じただけにもったいない。
なお、当時の日本円にするとLisaは230-240万する価格でした。
さらっとDarwin
さらっと途中でDarwinの話題がでます。いやーマニアックすぎるかと。暫定CEOに就く会議のシーンには「Apple Newton」のポスターがあるし。
NeXTSTEPはちょっと出てきますが、Pixarに至っては全く出ず、いや良いと思います。iMac登場前まででの映画だから、ただ、appleを追い出された後の”ジョブズは何していたの?”が見えにくい。
ジョブズがいなければ「ジュラシックパーク」はなかった、これって凄い事だと思うのです。
リストラ
取締役をリストラするのも”なぜ?”は知っているよね?という形で描かれているので、横柄な独裁者の印象でした。
実際はCEOに復帰するまでの戦略が凄いのですが、、そこはバッサリカット。まあ、これだけで2時間の映画になってしまいますから。
印象的だった2つのセリフ
成功(勝利)を意識している
砂糖水のおっちゃん(ジョン・スカリー – Wikipedia)を引き抜く決断をしたとき ジョブズのセリフ。
”成功する力を持っている”とか”成功している”でなく、「成功を意識している」という表現。
これは勉強になりました。意識していこうと思います。ただ、英語の聞き取りはできませんでした。なんて言っているのか気になります。
いつまでも寝ていれれる
成長していたLisaが言ったセリフ。なんか深い意味があるの?ここの元ネタは知らないので、、ドキドキ。
リアルタイムで一緒だったと感じる
映画からの感想です。あ!同じ時に生きていて、apple社の革命を目の当たりにしてきた事を振り返りつつ、ジョブズが目指した世界を体験しているんだ。
これに尽きます。
appleのパソコンは車より高い、しかし、素晴らしいという噂を聞いたのが中学生。すごいけどめっちゃ高いが高校生。appleとパイオニアの提携があって”やばいんじゃ?”からiMacでびっくりしたのが大学生。
そしてiPod..と。
そんな気持ちを感じつつ、スクリーンが明るくなった後にiPhoneの電源を入れて「」の起動画面を見ながら席を立ちました。