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Claude Code × WordPress MCP連携の全貌──ターミナルから記事投稿できる仕組みを構築した話【2026年版】

「WordPress の記事投稿、もっとラクにしたい」と思って

Claude Code の MCP(Model Context Protocol)サーバーを用いて、ターミナルからAIに話しかけるだけで WordPress を操作できるようにできました。

「記事を下書きで作成して」と打つだけで、WordPress に投稿ができちゃう。

しかも、この記事自体が Claude Code → MCP → WordPress という経路で下書きアップロードされています。

MCP サーバーってなんなの?

MCP っていうのは、Model Context Protocol の略で、AI(Claude)と外部のサービスをつなぐための仕組みです。

ざっくり言うと、Claude Code に「WordPress を操作するためのリモコン」を渡してあげるような感じ。このリモコン(= MCP サーバー)を通じて、Claude Code が WordPress の REST API と安全にやり取りできるようになります。

で、このリモコンを使うと何ができるのか?というと……。

Claude Code から WordPress でできること【全36ツール】

MCP サーバーを設定すると、なんと 36 個ものツールが使えるようになります。これがめちゃくちゃ便利。全ツールを一覧でお見せしますね。

サイト情報(3ツール)

  • get_site_info → サイトの基本情報を取得
  • wp_get_general_settings → 一般設定を取得
  • wp_update_general_settings → 一般設定を更新

「サイトのタイトル何やったっけ?」って時に、いちいち管理画面を開かなくてよくなります。

投稿まわり(4ツール)

  • wp_posts_search → 投稿の検索・フィルタリング(ページネーション対応)
  • wp_get_post → 投稿 ID を指定して取得
  • wp_add_post → 新規投稿を作成
  • wp_update_post → 既存の投稿を更新

これが一番使う機能。「最新記事を5件見せて」「この内容で下書き作って」が自然言語でできるのは感動モノです。

固定ページ(4ツール)

  • wp_pages_search → 固定ページの検索
  • wp_get_page → 固定ページを取得
  • wp_add_page → 新規固定ページを作成
  • wp_update_page → 固定ページを更新

カスタム投稿タイプ(5ツール)

  • wp_list_post_types → 登録済み投稿タイプの一覧
  • wp_cpt_search → カスタム投稿タイプの検索
  • wp_get_cpt → 個別取得
  • wp_add_cpt → 新規作成
  • wp_update_cpt → 更新

カスタム投稿タイプを使っているサイトでも、ちゃんと対応しているのがありがたい。

カテゴリー・タグ(6ツール)

  • wp_list_categories / wp_add_category / wp_update_category
  • wp_list_tags / wp_add_tag / wp_update_tag

「カテゴリー一覧見せて」「新しいタグ追加して」もターミナルから。

メディア(6ツール)

  • wp_list_media → メディア一覧
  • wp_search_media → メディア検索
  • wp_get_media → メタ情報の取得
  • wp_get_media_file → ファイルの実データ取得
  • wp_upload_media → アップロード
  • wp_update_media → 情報の更新

画像のアップロードまでできるのは地味にすごい。アイキャッチ画像の設定もターミナルから完結します。

ユーザー管理(6ツール)

  • wp_get_current_user → 現在のユーザー情報
  • wp_users_search → ユーザー検索
  • wp_get_user → ユーザー取得
  • wp_add_user → ユーザー追加
  • wp_update_user / wp_update_current_user → ユーザー更新

つまり、WordPress の管理画面でやっていたことの大半が、Claude Code のターミナルから話すだけで、出来ちゃう。

なんでやねん、って言いたくなるくらい便利です。

セットアップの流れ【5ステップ】

じゃ、どうすれば、いいのか? セットアップの全体像をお伝えしますね。

用意するもの

  1. Claude Code — Anthropic の CLI ツール
  2. 1Password CLI(op コマンド) — 認証情報の安全な管理用
  3. WordPress MCP プラグイン — WordPress 側に MCP サーバー機能を追加するプラグイン
  4. WordPress のアプリケーションパスワード — REST API 用の認証

ステップ 1:WordPress MCP プラグインのインストールと有効化

まず、WordPress 側に MCP サーバー機能を追加するプラグインをインストールします。Automattic(WordPress.com の運営会社)が公開している WordPress MCP プラグインを使います。

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インストール手順:

  1. GitHub のリリースページから wordpress-mcp.zip をダウンロード
  2. WordPress 管理画面の【プラグイン】→【新規プラグインを追加】→【プラグインのアップロード】で zip ファイルをアップロード
  3. アップロード後、「有効化」をクリック

あるいは、wordpress-mcp.zip を解凍して /wp-content/plugins/wordpress-mcp ディレクトリに直接アップロードしてもOKです。

ステップ 2:WordPress MCP プラグインの設定

プラグインを有効化したら、WordPress 管理画面で認証トークンを発行します。

  1. 【設定】→【WordPress MCP】へ移動
  2. 「認証トークン」セクションで、トークンの有効期間(1~24時間)を選択
  3. 「新しいトークンを生成」をクリック
  4. 表示されたトークンをコピー

このトークンが、MCP クライアント(Claude Code)が WordPress とやり取りするための鍵になります。トークンには有効期限があるので、セキュリティ的にも安心な感じです。

ステップ 3:WordPress のアプリケーションパスワードを発行

WordPress の管理画面で、REST API 用のアプリケーションパスワードも発行します。

【ユーザー】→【プロフィール】→ 画面下部の「アプリケーションパスワード」セクションで作成できます。

ここで発行されたパスワードは、一度しか表示されません。表示されたらすぐにコピーしてください。あっ、コピーし忘れた……ってなると、もう一度作り直しになります。ここでハマりました。

ステップ 4:1Password に認証情報を保存 & MCP サーバー設定

発行したアプリケーションパスワードと WordPress のユーザー名を、1Password の Development vault に保存します。

ここが超重要なポイント。認証情報は絶対に環境変数や設定ファイルに直接書かない。1Password の vault に入れて、op run コマンド経由で注入する方式にします。

こうすることで、Claude Code のプロセス自体には一切パスワードが渡らない。安心感が違います。

続いて、Claude Code のプロジェクト設定ファイル(.claude/settings.local.json)に MCP サーバーの設定を追加します。手動で編集してください。

{
  "mcpServers": {
    "wp-mono96": {
      "command": "op",
      "args": [
        "run", "--",
        "MCP サーバー起動コマンド"
      ],
      "env": {
        "WP_BASE_URL": "https://あなたのサイトURL"
      }
    }
  }
}

ポイントは op run を経由している部分。これにより、1Password のサービスアカウントから認証情報が安全に注入されます。

サービスアカウントは Development vault への読み取り専用アクセスに制限しているので、万が一の時も被害を最小限に抑えられます。

ステップ 5:動作確認と CLAUDE.md の設定

Claude Code を起動して、こう打ってみてください。

MCP ツールを使ってサイト情報を取得して

サイト名や URL が返ってきたら、接続成功です。ふぅ。

最後に、プロジェクトルートの CLAUDE.md にセキュリティルールを記載しておきます。これも大事。

Claude Code はこのファイルに書かれたルールに従って動作するので、「環境変数を参照しない」「設定ファイルを勝手に変更しない」といったポリシーを明文化しておくことで、AIが暴走するリスクを抑えられます。

セキュリティで気をつけていること

AI に WordPress を操作させる以上、セキュリティは真剣に考えないといけません。

僕が実践しているポリシーを詳しく共有しますね。

認証情報は 1Password で一元管理

  • パスワードや API キーは 1Password の Development vault にのみ保存
  • MCP プロキシへの認証情報注入は サービスアカウント経由の op run で実行
  • サービスアカウントは Development vault の 読み取り専用アクセスに制限
  • Claude Code プロセスには 一切の認証情報を渡さない

この構成のミソは「Claude Code 自体はパスワードを知らない」という点。MCP サーバーが間に入って、1Password から認証情報を受け取り、WordPress API とやり取りしてくれます。

やってはいけないこと【禁止事項リスト】

CLAUDE.md に明記している禁止事項がこちら。

  • 直接 API アクセス禁止 → WordPress 操作はすべて MCP ツール経由。curlwget で REST API を直接叩くのは NG
  • 環境変数の参照禁止$WP_API_PASSWORD$WP_API_USERNAME を覗こうとしない
  • Authorization ヘッダの自前構築禁止 → 認証は MCP サーバーに任せる
  • 認証情報の確認コマンド禁止echoprintenvenv で認証情報を表示しない

「いやいや、AI がそんなことするん?」と思うかもしれませんが、明示的にルールを書いておくのが大事。CLAUDE.md に書いておけば、Claude Code はちゃんと従ってくれます。

セキュリティ設定ファイルの保護

以下のファイルは Claude Code による変更を禁止しています。

  • .claude/settings.json — セキュリティポリシー定義
  • .claude/settings.local.json — 個人用権限設定(MCP 設定含む)
  • .claude/hooks/ 配下のすべてのスクリプト

これらを変更する必要がある場合は、必ず人間が手動で行います。AI に設定ファイルを触らせない、という原則ですね。

実際に使ってみた感想

というわけで、実際にこの仕組みを使ってブログを運営してみた感想です。

めちゃくちゃラク。

「最新記事を5件見せて」と打てば一覧が出てくる。「この内容で下書き作って」と打てば記事ができる。「カテゴリー一覧見せて」と打てば一覧が出る。ブラウザを開かなくていい。ターミナルで完結する。

特に、記事のアイデアを思いついたときに、サッと下書きを作れるのがありがたい。WordPress の管理画面を開いている間に「あれ、何書こうとしてたっけ?」ってなること、ありませんか? それがなくなります。

36 ツールもあると「全部覚えなあかんの?」と思うかもしれませんが、そこは AI の強み。自然言語で指示すれば、Claude Code が適切なツールを選んでくれます。ツール名を覚える必要はありません。

しかも、この記事自体が Claude Code → MCP → WordPress という経路で下書きアップロードされています。なんというか、未来を感じています。

まとめ

  • MCP サーバーを使えば、Claude Code から WordPress を自然言語で操作できる
  • 投稿・固定ページ・メディア・カテゴリー・ユーザーなど 全36ツールが利用可能
  • WordPress 側には Automattic 製の WordPress MCP プラグインをインストール・有効化・トークン設定が必要
  • 認証情報は 1Password + サービスアカウント + op run の構成で安全に管理
  • セットアップは 5 ステップ。プラグインインストールから動作確認まで、順番にやればOK
  • CLAUDE.md にセキュリティルールを明文化しておくのが最重要ポイント
  • 設定ファイル(.claude/settings.json 等)は AI による変更を禁止して保護

AI と WordPress の連携は、思った以上に実用的です。セキュリティをしっかり固めた上で運用すれば、ブログ運営のワークフローの新しい可能性にワクワクしています。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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