TeXShop・TeXworksのインストール
インストール作業のメモを書いておく。美文書作成入門P.349からのインストール説明にもとづいている。そちらも参考にしてほしい。
TeXShopインストール
インストール
美文書作成入門に書かれているように、zip圧縮ファイルを解凍してアプリケーションフォルダにTeXShop.appをドラッグアンドドロップする。これでOK。
インストールは簡単だ。
環境設定
設定項目は以下の5つ。
- エディタのフォント・文字エンコーディング
- タイプセットコマンド設定
- PATH設定
- パーソナルスクリプト設定
- コピーのフォーマット
順番に設定していく。メインメニューの[TeXShop]ー[環境設定]を開く。
エディタのフォント・文字エンコーディング
[書類]タブが開いていることを確認する。
[フォント]ー[設定]ボタンをクリックすると、下のウィンドウが開く。
Osakaレギュラー等倍(例えば)に設定する。
引き続き、文字エンコーディングの設定をする。
[エンコーディング]リストを開き「Unicode(UTF-8)」にする。
タイプセットコマンド設定
[タイプセット]タブを開く。
- デフォルトのコマンドを「LaTeX」
- デフォルトのスクリプトを「デフォルトのスクリプト」
- Sync方式は「PDFを検索」
この3つを設定する。
PATH設定
[内部設定]タブを開く。
パス設定を2カ所変更する。
- (pdf)TeX
- /usr/local/texlive/p2009/bin/i386-apple-darwin10.3.0
- Distiller(Ghostscript)
- /usr/local/bibunsho/bin/i386-darwin
パーソナルスクリプト設定
[詳細]タブを開く。
パーソナルスクリプトの2つを変更する。
- TeXプログラム
- pdfptex
- LaTeXプログラム
- pdfplatex
pTeX拡張機能
- utfパッケージ対応のチェックを入れる。
コピーのフォーマット
[コピー]タブを開く。
- フォーマットを「PDF」に変更する。
環境設定はできあがり。
動作確認
下に書いたTeXソースファイルをつかってコンパイルを行う。
PDFドキュメントが表示されれば環境設定はOK。
あとはTeXドキュメントを作成していき、マークアップコマンドを身につけて、”TeXニシャン”への扉をあけよう。
TeXworksインストール
インストール
美文書作成入門に書かれているように、zio圧縮ファイルを解凍してアプリケーションフォルダにTeXworks.appをドラッグアンドドロップする。これでOK。
インストールは簡単だ。
環境設定
設定項目は下の3つ。
- [全体] アイコンの下にテキストを表示する。
- [エディタ] フォント設定、文字エンコーディング
- [タイプセット] TeXプログラムのPATH・実行プログラムの設定
メインメニューのTeXworks-Preferences を開く。
[全体] アイコンの下にテキストを表示する。
[全体]タブを開く。「アイコンの下にテキストを表示する」にチェックを入れる。
[エディタ] フォント設定、文字エンコーディング
[エディタ]タブを開く。フォントを好みに合わせて設定する。ここでは「Osaka−等倍」を設定した。文字エンコーディングはUTF-8に設定する。「行番号表示」「現在カーソルのある行をハイライトする」は、はじめはオンの方が使いやすい。
[タイプセット] TeXプログラムのPATH・実行プログラムの設定
[タイプセット]タブを開く。
TeXおよび関連のプログラムのパス
「TeXおよび関連のプログラムのパス」の右にある[+]を押して、下のパスを選択する。これは2つ設定する。
/user/local/texlive/p2009/bin/i386-apple-darwin10.3.0
/usr/local/bibunsho/bin/i386-darwin
この上から並んでいる順番が優先順位、一番優先して使いたいから[↑]「↓」の矢印キーを使い下のように順番を入れ替える。
タイプセットの方法
- 名前
- pdfplatex
- プログラム
- pdfplatex
- 引数
- $fullname
- 「実行後、PDFを表示する」にチェックを入れる。
環境設定はできあがり。設定項目を反映させるために、いちどTeXworksを終了する。
動作確認
TeXworksを起動させて、下に書いたTeXソースファイルをつかってコンパイルを行う。
PDFドキュメントが表示されれば環境設定はOK。
ようこそ、TeXの世界へ、この素晴らしい世界を存分に楽しんでほしい。
サンプルTeXファイル
hello world!。
hell.tex
\documentclass[12pt]{jsarticle} \begin{document} \section{Hello \LaTeX \ world !} Hello World! \end{document}