<この記事は前のサーバーから移しました。 2007/06/24 に書いています。当時のままの記事です。>
Works 1:久石譲
1年位前からずっと気になっていた。 久石譲 氏のアルバム 「Works I」。 やっとですが、買いました。 良いアルバムです。何度聞いても。
1曲目の Symphonic Poem “NAUSICAA”は特別でしょう。最高です。いや、この曲のためのアルバムが「Works I」かもしれない。17:35なのだから。
Symphonic Poem “NAUSICAA”は、ナウシカの映画全編のシーンを思い出させる編曲。 いや世界観を表現しています。一度レンタル屋さんにあれば、ぜひ聞いてみてください。ナウシカのもつ世界観・メッセージ・木々の葉を揺らす風・青皿の雲。迫力ある音楽で感じられると思います。
お気に入りは「MADNESS」。紅の豚での曲です。訳すと「狂喜」です。ピッコロ社、裏の川から離陸するところの曲目でおなじみです。紅の豚で有名なシーンです。飛行艇が飛び出す時のエンジンの音を感じます。
紅の豚はその時代背景とくに世界恐慌前後の欧州・アメリカの関係やイタリアの地理に明るいと、さらに奥行きを理解出来る作品です。
紅の豚の「飛ばねえ豚はただの豚だ」というむちゃくちゃさに加えて、 その背景(たとえば、ムッソリーニのファシズムなど)を表現していると思います。
だから「MADNESS」(狂喜)。
- 「風の谷のナウシカ」(宮崎駿監督、1984)より
Symphonic Poem “NAUSICAA” -1 Part I -2 Part II -3 Part III - 「水の旅人-侍Kids」(大林宣彦監督、1993)より
FOR YOU - 「Sonatine」(北野武監督、1993)より
- SONATINE
- 「はるか、ノスタルジィ」(大林宣彦監督、1992)より
TANGO X.T.C. - 「ふたり」(大林宣彦監督、1992)より
TWO OF US - 「紅の豚」(宮崎駿監督、1992)より
MADNESS - 「あの夏、いちばん静かな海。」(北野武監督、1991)より
SILENT LOVE