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日本電産 来年度2014年はハードディスクモーターの出荷が4%増加するとのこと

日本経済新聞(2013年12月28日)によると、日本電産 社長 永守氏が主力のハードディスク(HDD)用モーターの出荷について『2014年度には3年ぶりにプラスに転じる見通し』と述べたと報じています。

日本電産、HDD用モーター出荷4%増に 14年度  :日本経済新聞

日本電産とは京都に本社がある小型精密モーターで世界一のシェアを持つ会社です。

日本電産株式会社 – Nidec Corporation

日本電産 – Wikipedia

PCに使われているHDD用の小型モーターのシェアも世界一、冷却用のファンモーターも同社の製品である場合が多いです。シンガポール・タイなど世界規模企業です。

2014年度に3年ぶりにプラスに転じる見通し

この理由としては

「パソコン買い替えやゲーム機、データセンター向け需要が増えている」

このように書かれています。特にPCに関しては”「ウィンドウズXP」のサポート期限切れに伴う買い替え”が需要を生むとのコメントがあります。

しかし、WindowsXPのOSサポートが切れても、企業で稼働しているソフトウェアをWindows7や8に対応させることは莫大なコストが必要です。

WordやExcelを置き換えるのもコストが必要ですし、企業の業務に合わせて作られたシステムソフトウェアを新しいOSに対応させるのにもコストが必要です。

なので、WindowsXPのサポート切れから需要が生まれるか?判断しにくいはずです。

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ポイントは3年

キーワードは3年です。コメントにも3年という数字が出てきます。

3年ぶりにプラスに転じる見通し

これ、HDDの平均寿命なのです。

ハードディスクの寿命傾向がストレージ会社が集めたデータから明らかに – GIGAZINE

ものくろ も、2年から3年の間にHDDを買い替えています。壊れる前にドライブを置き換えてきました。今まで出荷台数が減っていたので、3年目になるHDDが多くあるだろうから..という予測ではないかと思います。

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世界シェア ナンバーワンを維持している凄さ

3年目の買い替えで売り上げ増加になる。こう聞くと、なんだ企業努力より製品寿命の周期的なものか、、、頑張っているわけでないのでは?

そんな感覚になりませんか?

HDD用の精密小型モーターで世界一のシェアを維持し続けている、日本電産の凄さです。シェアナンバーワンだから、HDDの需要増加=製品の売り上げ増加となるわけです。

世界の競争の中で一番を維持すること。これの意味を感じるニュースでした。

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この記事を書いた人

大東 信仁

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