「社長の掟」というタイトルですが、会社に属していても「自分自身の力で生き抜きたい」と考え、成長したい・結果を出したい、そんな気持ちに応える内容でした。
巻末の「おわりに」、そして、「できる人とできない人の違い」に書かれている言葉は、ひとつひとつにズッシリくるものがありました。社長でなく、人生を自分の軸で進みたいという考えに対して、得られることがつまっています。
社長というタイトルだけど
元々は、受講する講義に向けての課題図書として手にしました。詳しくはこちらのリンクにまとめました。
- ツナゲルアカデミー第一期 第三講 ゲスト講師は「吉越浩一郎」さん | [箱]ものくろぼっくす → https://mono96.jp/?p=24516
「成果を出す、業績を上向きにするヒントを探そう」という目的で読みました。
- 社長(トップ)とは?
- 業績を上げるとは?その定義は?
- 吉越浩一郎さんの哲学に近づく
これら3つの質問に対しての答えをページをめくりながら、考えつつ、読み進めました。
具体的な経験のエピソードが多く含まれている本でした。EvernoteやScanSnapを活用している様子も知ることができました。
自分のできることの範囲で行動する
自分の制御範囲外になる外的要因は受け入れつつ、自分でコントロールできる”内的要因”に対してフォーカスし行動することの大切さを受け止めました。
自分の範囲にて「できること」を行い、上手く行かなければ、やり方を変え、そして再度、やってみて、諦めず、成功するまで徹底して努力し続けるということの、大切さです。
成功への道
「やめずにやり方を変え、諦めず徹底して続けること」が成功へ繋がる唯一の道であり、それを実践すれば良いことが説かれていました。
同時に継続することが出来ている人も少ないとも書かれています。
継続していく力を身につけるためには、部分部分の仕事に対して最適化するのでなく、仕事の枠を超えて、人生全体の最適化が必須である点が指摘されていました。その思想から「残業ゼロを実践」されたのだろうと感じました。
社長を「あなたへ」と読み換える
「社長は」という単語を「自分の軸を持ち生き抜くあなたへ」と読み替えることができます。
継続して、成長することを求める時、停滞しているのではないか?と不安になった時は「行動」が止まりがちです。しかし、その時こそ「行動」が大切である点を知れる一冊です。