昔の話なんですが、僕が勤めていた会社では、製造業と言うこともあって、「1秒でも、いや、0.1秒でも速く作業をせよ」と、生産性を求める経営者でした。
ところが.事務の女性社員さんが使っているパソコンについては、「パソコンなんて動けばいい、事務仕事なんだから、性能は必要ない」と、経営者さんが考えいました。
なので、全部中古の安いパソコン。起動するだけでヒーヒーゼーゼーと、何分もかかるモノしか購入していませんでした。
本当は、そこを最高のスペックにすれば「生産性上がるのになぁ」と思いながら、僕には、決裁権はなく、その使いにくいパソコンで「何とか使いやすい状態を作る」業務を行っていました。
そんな中感じていたのは、どうやってもスペックの低いパソコンでは生産性が上がらないということでした。いや、むしろスペックが低いパソコンだから、パソコンが苦手と感じてしまうだなぁということを学びました。
そういう体験があるので、パソコンは予算が許す限り、スペックが良いものを選んだ方が良いことを痛感しています。
さらに言うと、パソコンか、得意な人だったらどういう使い方をするか想像がついていますし、どれくらいスペックだといいのか?を把握できています。
ところが、パソコンが苦手な人でも「やりたい・実現したい」ことが、実は高いスペックが必要な場合もあります。
「パソコン、苦手だから、そんな大したことをやらない」と、だいたい、おっしゃられます。でも、蓋を開けてみれば性能を要求することだったり、スペックが足りないから時間を浪費してしまう作業というのも多くあります。
そんなときに、パソコンが得意じゃない場合、何を感じるのかというと、パソコンのスペックが足りないのではなく、「自分の使い方が悪いんだ、時間が多くかかるのは、自分がパソコンが苦手なためだ」とご自身を責めてしまうのです。
パソコンのスペックは、速ければ速いほうがいいし、もちろん予算もありますから、予算も考えた上ではあるんですが、その予算を最大限に価値を発揮できる選び方がいいと思うのです。
こちらの記事もおすすめ。
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 63
この記事は、PressSyncにてiPhoneで書きました。