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そうだ月を見よう!星の世界へ。ペーパークラフト好きの人におすすめ

もうすぐ中秋の名月ですね。お月見です。”ウサギの餅つき”で有名な月の模様ですが、どうしてこう見えるのか?ご存じですか?月の模様?太陽の光が当たっているからじゃない?と答えがあると思います。どうして、光が当たると模様ができるのでしょう?

地形の影が正体

月にも山や谷があって、地形があるからですよね。そのため、太陽の光が当たると”影”ができます。これがウサギの正体です。さらに毎日見ていても、いつもウサギがいますよね。当たりまえです。月も自転しています。回っています。なのに、いつもウサギが地球から見えます。あれ、ならウサギは裏に隠れていくはずなのに、おかしいですよね。

ウサギがいつも見えている?

月は自転しています。加えて、地球のまわりも回っています。この二つの動きが重なった結果、いつも表の月を見ています。昔は月の裏には宇宙人がいるとも噂がありました。ウサギの模様を作る月の地形、裏も地形があるはずです。いちばん近くてなじみのある天体ですから、昔から右記の裏側もわかっていただろうと感じますが、実際にはわかったのはごく最近です。見えないので、知る方法がなかったのです。見えないから裏に行くしかなかったのです。人工衛星で初めて可能となりました。

そんな月の地形を詳しく見る方法を紹介します。

月に行けないなら、月を作ろう

月の地形がわかるとウサギのところがどういう地形、山なのか?谷なのか?を知ることが出来ます。いちばん良いのは、月に観光に行くことですが、今のところ行けません。ではどうするのか?地図で見ると良いですね。でも、地球の場合を思い出してください。地図より正確な地球を知れるものがありませんでしたか?

地球儀です。同じように「月球儀」があります。これなら月を”手に取るよう”に見れらます。もちろん市販されていますが、買うより作りましょう。ペーパークラフトを国立天文台が公開しています。これがすごいんです。工作が難しい。ペーパークラフトが好きな人にはピッタリかもしれません。また、ちょうどいま夏休みが終わりに近づく時期です。工作・自由研究の課題にピッタリです。

>>ペーパークラフト月球儀 | 国立天文台 

月周回衛星「かぐや」のセンサーから得られた観測精度5mの
観測データからの地形です。とても正確です。

かなりの製作時間が必要と案内されています。頑張ってつくりましょう。

月の魅力

できあがるとかなり綺麗な月になります。今回は月球儀を紹介しました。めずらしいものだったと思います。いつも身近にあって知っているようで分かっていない、月の秘密はいかがだったでしょうか。もっと月を旅行したい方にはおすすめの本があります。

Full Moon

素晴らしい写真で月の魅力が紹介されている決定書です。月に行った気分が楽しめる、価値ある本です。おすすめです。

元データが「かぐや」のセンサーをつかったと説明しました。これは月周回衛星かぐやです。月探査機で多くの世界初の発見データを観測しました。2009年6月11日に月表面に制御のもと落下しました。「かぐや姫は月に帰りました」。

>>月周回衛星「かぐや」をもっと詳しく読む

月周回衛星「かぐや」は日本が初めて本格的な月探査衛星でした。素晴らしい成果・観測データを得ました。このデータから、「どうして月は出来たのか?」「うさぎの模様はどうして出来たのか?」「月はどのような歴史を経験したのか?」を明らかにしつつあります。これらを素晴らしい映像とわかりやすく紹介しているのがこちらです。

NHKスペシャル ~探査機かぐや 最新報告~ [DVD]

科学的な研究内容もすごいのですが、なにより素晴らしい映像です。それだけでも十分な価値があります。知事かな月がさらに身近に感じることができます。おすすめです。

今回紹介したことをすこし思いながら、お月見されてはいかがでしょうか?秋の夜長です。たまには科学的なことを考えてみたり、月の綺麗な映像と写真をながめて、ゆったりとした時間を過ごされるのはいかがでしょうか?贅沢な時間だと思います。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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