PFUの最高峰キーボード HHKB Professional2 Type-S 日本語配列をちょっとした出来心で分解してみました。
カタログPDF:www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/brochures/hhkb-type-s.pdf
静電容量方式ならでは機構を実際に見ることができました。また、予想通りキーボードの基板には見慣れたロゴが刻印されていました。
ネジを外す
裏にあるネジを外します。シールに隠れているのもあるので注意です。
静電容量方式
ネジを外すと2つに分かれます。キートップ側の機構と静電容量方式のスイッチ基板部分です。キートップの部品の精度が高いのに驚きました。ここが”しっかり”していないと、キータッチが損なわれますから。
静電容量方式は、スイッチがありません。
接点がないけれど、コンデンサーの原理を使ってキートップの位置を検出できます。
このラバーを外すと”バネ”があるのみです。このバネがあるから、どのキーも『45g』の押下圧になっています。
基板には電気回路が埋め込まれていて、キーの位置を検出する仕組みです。指があることを電気的に検出している 、iPhoneのタッチパネルと仕組みは同じです。
Topreと刻印されています
キーボードの基板をよく見ると、、 Topreとの刻印が!
PFUが販売していますが、製造はTopreさんなんですよね。つまり、キーボードのキーに関してはRealFouceと全く一緒なんです。HHKB Professional2 Type-Sは持ち運ぶことを考えて、本体重量を軽めにしている様子なので、キーボード全体に鉄板を入れているRealFouceとは最終的なキータッチはとは違ってきます。
30gのバネを入れたバージョンが発売されたら、最高なんです。よろしくお願いします。。
コントローラー部分。配線を痛めないように注意です。
打ちやすいキーボード
組み立て直して、横から見たところです。キートップがカーブしているデザインが打ちやすさの秘密です。もっとも価格も高価なのでそうでないと困るんですけど。
このキーボードは親指シフトのためにスペースキーを改造しています。スペースキーを短くして、カナキーを延長しています。キ−トップを金ノコでギコギコ切って加工しました。3Dプリンターで簡単に作れるのかもしれないです。3Dプリンターを持っていないけど。
静かなキーで机を広く使えるコンパクトなキーボード。文句なしの打ちやすさのキータッチです。
ただ、親指シフトタイピングには、これでもキーが重く感じます。特にRealfouceのallキー 30g モデルと比較すると、その違いがよくわかります。
なので、親指シフトキートップ装備でall 30gの出来ればBluetoohモデルを熱望しています。