長3封筒に印刷
長3封筒に印刷する必要に迫られた。自宅にあるインクジェットプリンターを使って、作れば良いと思っていたが、最低でも200枚は欲しい。封筒のベロがプリンターに引っかからないように、注意しながら、市販の封筒を時自分で印刷するのも、かなり大変。さらに、手作り感がどうしても出てしまう。インクジェットプリンターだと、雨の日の配達で簡単ににじむ。など思った。
FedEx kinko’s(キンコーズ)に発注出来ることを知り、今回は注文することにした。初めてのことでいくつか戸惑うこともあったので、まとめて記事にすることにした。
まずは、気になる料金。ホームページで調べた。長3ビジネス封筒 1色刷 100枚で3780円の案内を見つける。小さく版下制作費は別途かかりますとの注意書きがある。
わからないことは、聞く。
わからないので、電話で問い合わせた。若い女性スタッフさんが丁寧に教えてくれた。まとめると以下の通り。
- 3780円は、データを持ち込み、そのデータでOKな場合に限る。
- データに不都合がある場合は、版下制作費が必要。
- 版下制作費は、2100円から。(今回は依頼せず、詳しく調べなかった。)
- 封筒持ち込みは出来ず、封筒代も料金に含まれる。
- 一色刷の料金プラン。
- 持ち込めるデータは、基本イラストレーターデータ。PDFでも対応できるが、イラストレーターの方が良いとのこと。
- 納期は約1週間(営業日ベース。年末年始や夏期休業日は含まず。)
持ち込みデータの注意点
こちらが、Macのイラストレーターのデータを持ち込むことを伝えると、以下のポイントを教えてくれた。
- Macパソコン設置店に、データを持ち込んだ方が良い。
- データはアウトライン化すること。(文字化け防止)
- アウトライン化してあれば、Windowsパソコンのみの設置店でも、まず問題無くデータを受け取れるとは思うが、絶対に大丈夫とはいえない。なので、MacPC設置店舗に行く方が良いとのこと。
- 完成品の受取店舗は、料金前払いの条件があるが、別店舗を指定できる。
Macパソコン設置店舗はホームページからも確認できる。
価格は?
最後に、データを作らずに、注文するとどうなのか確認した。100枚注文のときに、基本は「1色刷り印刷 3780円と版下料金 2100円 = 5880円。ただし注文内容によって料金は変わるので、店頭で確認してください。」とのこと。
実際に注文へ
いろいろ調べて、今回は以下のとおりで封筒印刷を行うことに。
- 自宅インクジェットプリンターも、インク代は必要。しかも封筒は印刷しにくい。なので、現実的でない。(1枚かから10枚くらいなら、良いかもしれない。)
- 料金が納得できれば、自分で印刷せずに、注文して封筒を作る。注文の方が数段美しく仕上がるから。
- 100枚 3780円(1枚 37.8円)の料金であれば、注文。ただし、版下代が必要になると、一枚約60円になるので、リーズナブルとはいえない。そのときは違う方法を再度探す。
- データはMacのイラストレーターで作成する。(Windowsよりは選べるフォントが多い。今回もヒラギノ角ゴシックを使った。)
- Mac設置店舗に注文しに来くが、受取に便利なのは他店舗、受取店舗を別に指定する。
実際の注文までのプロセスを下にまとめた。
前段取り
- 完成デザインのイメージを大まかに作る。
- イラストレーターにてデータを作成する。(これは別の記事にまとめた。)
- データー作成完了
Macパソコン設置店に行く。
- スタッフさんに封筒印刷依頼を相談。
- 初めに、封筒と印刷色を決める。実物サンプルを見ながら検討。スタッフさんが丁寧に説明してくれた。 封筒の紙を選ぶ。(これによって基本料金が変化)
- 10数色の中から、封筒色と印刷色を選んだ。(一色刷だから印刷色は黒色と思っていたが選べれる。、ブルーの印刷色を選んだ。)
- 料金を確認しながら、紙、色、印刷色が決定。(A4一枚に細かく書かれた料金表があり、いくらなの値段かは、わかりやすかった。)
- 印刷枚数を注文300枚にした。(料金がリーズナブルだったので、多めに注文。)
- 発注書に、名前 連絡先を記入、その間に、スタッフさんがデータ確認作業へ。
データの確認
- データを保存したUSBメモリーを渡し、スタッフさんが確認。この時に2つ失敗した。
- 一つは、データのアウトライン化を忘れていた。(電話で教えてもらっていたのに、)
- USBメモリーに、いくつか作成途中のデータも保存したままだった。どれが、最終原稿?とスタッフさんが迷い、不要な手間を取らせた。
- テスト印刷原稿を確認する。誤植がないか?配置は良いか?最終確認。作るときから見慣れているので、「大丈夫だろう」と考えがちでも、その油断が大敵。しっかり確認する。
- 原稿が大丈夫、打ち間違いもない、ことを確認した誓約書にサイン。
支払い・受取日確認
- 受取日を確認。1週間後に仕上がる予定。もう少し後になると、盆休みの影響で倍の2週間の納期になる様子。
- (今回は)他店舗での受取希望のため、料金支払い。今回は300枚で、5900円程の料金だった。
- 受取店舗から、電話連絡がありことと、電話連絡不可時間の確認。 注文以上で完了。
スタッフさんに聞いたら
- (次回からは)データアウトライン化はしてください。トラブル防止のためです。
- 料金は組み合わせで変わるので、そのたびに相談してください。 とのことだった。
注文してみて
料金は大体であるが、100枚ごとに1000円ほど追加の計算となる。 もちろん一度に多く注文するほど、1枚単価は安くなる。1000枚なら9500円。一枚9.5円となる選択もあるとのこと。店舗で確認すると、実際のサンプルを見ながら検討できるので、迷わずに店舗に行った方が良いことがわかった。
スタッフさんの対応が丁寧だった、このようなオーダーメード型の注文は決めることが多く複雑なので、注文する方も受注する方も大変。にもかかわらず、いつも笑顔で対応してくれた。特にデータアウトライン化を忘れた点はこちらのミスだが、さりげに大丈夫な対応をしてもらった。気持ちよく注文をお願いでき、また、お願いすることがあれば頼もうと思った。
外資だからと思うのもどうかもしれないが、やはり外資系列は接客レベルが高いと思う。見習いたい。また、kinko’sイメージカラーのブルーに統一された店内も居心地が良く好感度だった。
どのように完成品が仕上がってくるのか、楽しみだ。
注文の待ち時間に気づいたことが、1つ。
データを作成したのちに、店舗のセルフパソコンを借りて利用すれば、モリサワフォントなど高価なフォントを活用した原稿が作れると思おう。今回、試していないことだから、断言はできないが。モリサワフォントは素晴らしいので使えるとしたら、大きな魅力だ。モリサワフォントについてはこちらの記事に簡単にまとめた。
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この標準的な機器構成一覧をみると、Macintosh PC フォント : 「モリサワ、ダイナフォントの一部 がインストール済み *CID, OpentypeはPCによって異なります。」と案内がある。