ウェブ制作の仕事をしていて、「作業に追われて、本当に大切なことに時間が使えない……」ということ、ありませんか?
結論からお伝えすると、AIを活用するようになって、お客様と丁寧に向き合う時間が増えたんです。
「楽になった」という話ではなく、仕事そのものの質が変わった、という感じです。
先日、坂田さんの「中小企業 生成AI成功事例100連発」第13回に登壇させていただきました。
テーマは、ウェブ制作における生成AIの活用と、そこから生まれた変化について。
今回はその登壇内容をもとに、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。
キーボードを打つ量が90%減った。そして肩こりも減った(笑)
いきなりですが、体感でキーボードを打つ量が90%以上減りました。
おかげで肩こりも減りました(笑)。
「なんでやねん」と思われるかもしれませんが、これは本当の話です。
以前は身体を使ってゴリゴリとキーボードを叩いていた日々を思うと、ほっとするぐらい大きな変化です。
ウェブ制作では、デザインをコードに落とし込む作業に膨大な時間がかかります。HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラムを手打ちしていた工程を、今はAIがほとんど進めてくれるんです。
もちろん「手放しでポンとできました」とはなりません。最後の調整は必ず自分でやります。
でも、その調整に集中できるようになったことで、仕事の質そのものが変わりました。
具体的にどうやっているか
弊社のウェブ制作では、主に3つのAIサービスを使い分けています。
デザイン → Gemini(Google)
お客様へのヒアリング内容をもとに、Geminiでデザインを起こします。
iPhoneのボイスメモで録音・文字起こししたものをそのまま渡して、デザインに変換してもらう流れです。
3パターンほど提案して、お客様に見ていただく。
以前は「何パターンか見せてよ」と言われると、正直なところ内心では「ちょっと勘弁してよ……」と思っていました(笑)。
今は**「どんな雰囲気か教えてもらえますか?何パターンか出しますね」と気軽に言えます**。あっ、これだけでもAI使ってよかったな、という感じです。
コード変換 → Claude・Claude Code
できたデザインを、自作の変換プロンプトを使ってワードプレスで使えるコードに変換します。ここではClaudeとClaude Codeを活用しています。
ポイントは、お客様が納品後に自分で文字やリンクを変更できる形にしていること。管理画面からクリックひとつで編集できるようにしているので、仕様変更のたびにこちらに連絡する必要がありません。
これも弊社の付加価値のひとつです。
ヒアリングの深掘り → ChatGPT・Gemini
文字起こししたヒアリング内容をAIに読み込ませて、追加で質問すべき項目のシートを作成します。
これによって2回目、3回目のヒアリングが格段に深くなりました。ドキドキするぐらい、お客様の本音が引き出せるようになった感じです。
「秘伝のタレ」になっていく自作プロンプト
自作プロンプトを作るのには、正直なところ試行錯誤が必要でした。4回、5回とAIにフィードバックしながら改良を重ねて、ようやく使えるものになります。
ただ、一度できてしまえば、それがずっと使えます。
実際の仕事の中で改良点が出てきたら、その都度反映していく。まさに「秘伝のタレ」のように、使えば使うほど良くなっていくんです。
これは零細企業にとって大きなメリットです。
日々の仕事に追われてノウハウを貯める暇がない。頭の中に入っているから大丈夫だと思って、結局忘れてしまう。
そんな「あるある」、ありませんか?
AIとプロンプトを使うことで、この問題が解消されていきます。ノウハウがきちんと積み上がっていく実感があります。
本当に変わったのは「お客様との時間」
AIで作業が楽になった。それは事実です。
でも、一番大きな変化は別のところにあります。
以前は作業に追われていて、お客様とのミーティング前日なのに準備ができない。フィードバックが来なくてイライラする。そんな状態でした。
今はAIのおかげで、前日にはミーティングの段取りが終わっています。
気持ちに余裕があるから、お客様のフィードバックを待つ時間も「そうですよね、お忙しいですよね」と穏やかに受け止められる。ふぅ、この心の余裕は大きいです。
そして何より、お客様の言葉にならない想いに触れる時間が増えました。
「資料をください」と言っていただいた資料のもう一歩先を聞く。ご本人でも言語化しづらい、大切にされている価値観を一緒に見つけていく。
そこに時間を使えるようになったことで、お客様から**「そこまで想いを汲み取ってもらえるのは嬉しい」**と言っていただけるようになりました。
「作業」はAIに進めてもらい、仕事は人間が丁寧に取り組む。
ホームページは形だけでは意味がありません。その会社やお店の本当の魅力が伝わって、はじめて集客という成果につながります。
AIが作業を引き受けてくれることで、その「本当の魅力」を引き出すことに集中できるようになった。これが、僕にとっての一番の成功事例です。
ウェブ制作会社はAIでピンチなのか?
坂田さんからこんな問いかけがありました。
「今やAIに『ホームページ作って』と言えば作れてしまう時代。ウェブ制作会社っていらないんじゃないですか?」
僕はチャンスだと思っています。
確かにAIでホームページは作れます。でも、それで集客という成果が出るホームページができるかというと、難しいのではないかな、という感じです。
型通りのWEB制作は、AIに置き換わっていくでしょう。
でも、お客様の本当の想いをヒアリングして、伝わるホームページに仕上げ、集客できるWEB(ホームページ)を作るお手伝い——この仕事は、むしろこれから求められていくはずです。
これはウェブ制作だけの話ではありません。コンサルティングでも、士業でも、あらゆる専門職で同じことが起きるはずです。
AIと比べられる時代に、経験と人間力をどう掛け合わせていくか。そこが問われています。
納品がゴールではなく、スタート
弊社がワードプレスを提案するのは、**「納品がスタート」**だと考えているからです。
ホームページは作って終わりではなく、そこからどう育てていくかが大切です。
ワードプレスにはブログ機能がありますから、お客様自身が情報を発信していくことで、サイトはどんどん育っていきます。
以前は「頑張って書いてくださいね」としか言えませんでした。
でも今は、AIを使った記事作成のアシストも提案できます。実際にそれで成果がドーンと上がったお客様もいらっしゃいます。
行動しやすい時代になったな、という感じです。AIは、情報や知識を手に入れるためのツール。そして行動するためのツールです。
まとめ
というわけで、AIを使って変わったことをまとめると、こうなります。
- キーボードを打つ量が90%減り、肩こりが減った(笑)
- 全工程を一人で完結できるようになった
- 前日にミーティングの段取りが終わる働き方になった
- 自作プロンプトにノウハウが積み上がるようになった
- そして何より、お客様と丁寧に向き合う時間が増えた
「寝てても仕事が終わる」なんてことはありません。
でも、「作業」はAIに進めてもらい、仕事は人間が丁寧に取り組む。
そんな働き方ができる時代になったと実感しています。
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