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note と WordPress、結局どっちがいいの? ── 16年ブログを続けているSEOのプロが本音で語る

「noteとWordPress、どっちで始めたらいいですか?」

この質問、本当によく聞かれます。noteとWordPressの違いを現場目線で掘り下げた内容を、ブログ記事としてまとめます。

結論から言うと、「どっちがいい」ではなく「今の自分に何が必要か」で決まります。

そして、「どっちでもいいからまずは書いてみたら」ですが、後で簡単に変更できないので、メリットデメリットを知っておいてから「まずは書こう」です。

noteの正体を知っておこう

noteのURLは全員「note.com/ユーザー名」です。アメブロも同じ構造ですが、これはつまりインターネットの世界から見ると、noteユーザーは全員「一人」なのです。

Googleの検索結果には「同じドメインが検索上位を独占しない」というルールがあります。

独自ドメインのブログなら、たとえ40位や50位であっても検索結果に表示されます。(順位が低ければ、上げればいいのです)

しかしnoteの場合、Googleのルール(アルゴリズム)のため、note.com全体で検索エンジンに表示される数(枠)が制限されるため、noteの中で「どの記事を検索に出すか」はnote側がコントロールしているのです。(公式はそうは言っていませんが、僕が調べた限り、やっていると推測しています)

noteはGoogleと資本提携しています。だから今は検索上位に出やすい。これは事実。

でも、その提携が外れたらどうなるでしょう。

そして、noteの中で推薦されなくなったら、あなたの記事は検索から消えることもあり得ます。

noteのメリット3つ

誤解のないように言っておくと、noteにはちゃんとメリットがあります。

1つ目は、3分で無料で始められること。

これは強い。WordPressはサーバー契約、ドメイン取得、初期設定と、始めるまでにどうしても手間がかかります。noteならアカウント作って書くだけ。

2つ目は、個人情報を出さずにデジタルコンテンツを販売できること。

日本ではネットで物を売るとき、特定商取引法に基づいて名前・住所・電話番号を明記する義務があります。

ところがnoteの場合、note社の情報でOKと消費者庁に確認済みなので、身元を明かさずに教材やコンテンツを売ることができます。これも大きい。

メンバーシップ月500円、単品100円〜500円など、気軽な課金の仕組みもすでに整っています。

3つ目は、プラットフォーム内の集客力。

noteのトップ画面には「今日のあなたに」というレコメンドが並びます。YouTubeと同じ仕組みですね。

書くだけである程度の読者に届く可能性がある。「東京駅に行けば人がいっぱいいる」場所の力です。(ただし出会えるのかどうか?は別の問題です)

さらに、デザインが全員統一されていて、デザインで迷わなくていい設計です。

アメブロが「ちょっとだけカスタマイズ可能」にして、いろいろありました。

noteは最初から「デザインは変えられない。コンテンツ勝負」と割り切りました。海外のMediumを参考にしたこの判断は、実際うまくいっています。

noteのデメリット3つ ── 「ただより高いものはない」

ここからが大事な話です。

デメリット1:Search Consoleのデータが一切見えない。

これがnote最大のデメリットです。

Search Console(サーチコンソール)というのは、Googleが無料で提供しているツールで「どんなキーワードで何人が検索して、そのうち何人が自分の記事をクリックしたか」がわかるもの。

リアルの商売で言えば、交通量調査のようなデータです。

たとえば僕のブログでは、16年前に書いた「卒園式 保護者代表 挨拶」の記事が、毎年この時期になると検索上位に上がってきます。

「焼肉 わさび醤油」というネタで書いた記事がずっとヒットし続けていたりもします。

このデータを見ることで「次に何を書けば読まれるか」の判断ができるわけです。

noteではこのデータが手に入りません。note.comというドメイン全体のデータになってしまうので、個人単位では見られない仕組みです。note運営側はもちろん見れます。そしてこのデータが宝なんですよね。

独自ドメインを接続して見られるようにするプランもありますが、月8万円(年間約100万円+消費税)の企業向けプランです。

note社自身はこのデータの宝の山を持っていて、どの記事を検索に出すか出さないかをコントロールしている。

ユーザーには見せないけれど、プラットフォーム側は全部知っている。この非対称性は知っておくべきです。

この点では、過去の仕事で困りました。企業様の発信支援のコンサルをスタートさせていただいた時に、無料のnoteで企業のオウンドメディアを発信されていました。

サーチコンソールのデータが見えないので、改善点が見えないのです。そこから、Googleの重複コンテンツと判定されないように、丁寧にWordPressメディアに切り替えるだけで1年以上かかりました。大変なのです。

デメリット2:AIで自分好みの機能を追加できない。

今はAIの時代です。WordPressなら、AIにプログラムを書かせて自分だけの機能を追加できます。

たとえば「記事公開時に自動でSNS告知する仕組み」「自分だけの分析ダッシュボード」「特殊なフォーム」。やりたいことをAIに相談すれば、自分のWordPressに導入できる。

noteではこれが一切できません。

全員同じ機能、同じデザイン。

メリットでもあるけれど、やりたいことが出てきたときに制約になります。

デメリット3:あなたのコンテンツがGeminiの学習データに使われている。

noteとGoogleの資本提携の裏側には、GeminiのAIトレーニングデータとしてnoteの記事が活用されているという事実があります。YouTubeの動画がGeminiの学習に使われているのと同じ構図です。(設定で学習を止めることはできますが、標準でオンになっています)

良い悪いの話ではなく、それを分かってやっているかどうかが大事です。

WordPressのメリットとデメリット

WordPressのメリットは、noteのデメリットの裏返しです。

自分のドメインで自分のメディアを持てる。

Search Consoleのデータが見える。AIで好きな機能を追加できる。プラットフォームの気分に左右されない。

記事を4,000本書けば、自分の名前で検索上位を取れるようになる。

長期的に自分のメディアを育てたい人にとって、これ以上の選択肢はありません。

一方、WordPressのデメリットもちゃんとあります。

サーバー代が毎月かかる。

払わなくなったら消えますし、負担です。

プラグインの相性問題やPHPのバージョン問題など、メンテナンスの手間がある。

そもそも始めるまでに時間がかかる。

先日も「高速化プラグインを無効化しようとしたらサイトが落ちた」というトラブルが起きました。

こういうことがたまにある。トラブルは解決できます。WordPressは問題は起きるかもしれない、起きたら対処してくださいね。という姿勢です。

「ただより高いものはない」の本当の意味

noteが無料で使えるのは、ユーザーが書いてくれるコンテンツ自体がnoteの価値を高めているからです。

マーケティングの世界では「UGC(ユーザー・ジェネレイティブ・コンテンツ)」と呼びます。ユーザーが書いてくれるコンテンツが、プラットフォームにとって一番おいしい。

アメブロ(サイバーエージェント)が同じ手法で成長しました。

noteも同じです。

無料で書ける。

簡単に始められる。

でもそれは、あなたがnoteというプラットフォームの価値を無料で高めてあげている、ということでもあります。

分かってやっているならいい。

知らないでやっているなら、ちょっと立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。

じゃあ、結局どうすればいいの?

答えは「今の自分のフェーズ」で変わります。

noteから始めたほうがいい人:

  • デジタルコンテンツ(教材・ノウハウ)を売りたい人。特定商取引法の個人情報表示を避けられるメリットが大きい
  • とにかくまず発信を始めたい人。「書く筋トレ」として使う

WordPressを選んだほうがいい人:

  • 自分のメディアを長期的に育てたい人
  • Search Consoleのデータを見て改善サイクルを回したい人
  • AIを使って自分だけの機能を追加していきたい人
  • 自分のコントロール下にデータを置きたい人

「両方使う」パターンもありです。

ブログで見つけてもらい、課金コンテンツはnoteに誘導する。

あるいはX(旧Twitter)で集客して、noteで販売する。

同じテーマでもブログとnoteで深さを変えて書く。

こういう使い分けをしている人は増えています。

どちらにしても、続けることが大切

16年ブログを続けているSEOのプロの僕が感じるのは、書き続けるのがSEOでも大切。

書き続ける。

続けるための仕組みを作ることも大切です。

そして、止まっても、やめなければ、続くのです。

僕がnoteに本腰を入れない最大の理由 ─ ベンダーロックイン

いろいろと書きましたが、正直に言うと、僕がnoteに本腰を入れない一番の理由は別にあります。

noteから記事を他に移すことが、事実上できません。

noteには記事のエクスポート機能はあります。

テキストデータとして書き出すことはできる。でも、それだけでは「引っ越し」にはなりません。

ブログの引っ越しで本当に大事なのは、301リダイレクトができるかどうかです。

301リダイレクトとは、「この記事は引っ越しました。新しい住所はこちらです」とGoogleに伝える仕組みのこと。

これがあれば、旧URLにアクセスした人は自動的に新URLに転送され、検索エンジンの評価も新しいサイトに引き継がれます。

noteでは、この301リダイレクトの設定ができません。

まぁ、できないですよね。noteからすれば、ユーザーに出ていかれたら困るわけですから。

つまり、noteに100本の記事を書いて、検索からの流入も増えて、「そろそろ自分のメディアを持ちたい」と思ってWordPressに引っ越そうとしても、それまで積み上げた検索評価はゼロリセットされます。

というか、もし同じ記事を新しいブログで書いたら、Googleからは「パクリコンテンツ」とペナルティを受ける可能性が高いのです。

noteに残った旧記事と、新サイトの記事が重複コンテンツになるリスクもある。

これがいわゆるベンダーロックインです。

入るのは簡単、出るのは極めて難しい。

WordPressなら、サーバーを変えようが、ドメインを変えようが、301リダイレクトで検索評価を引き継げます。

自分のデータは自分のもの。引っ越しの自由がある。

noteで書き始めること自体は否定しません。

でも、「いつかnoteから出たくなるかもしれない」ということは、始める前に知っておいたほうがいい。

人生を楽しく生きるには、自分のビジネスモデルを自分で作ること。ビジネスとはここでは広い意味です。人生という意味です。

それは会社員かフリーランスかという対立軸ではなく、どちらでもできます。

ただし、その時に、noteのビジネスモデルの中では窮屈に感じるかもしれません。

自分のビジネスモデルを育てるのに、僕は独自ドメインを育てることが、大変だし時間もかかるし投資対効果も見えにくく、でも、これが一番大切と確信しています。

実際にこれで今、15年前の人生からびっくりするぐらい楽しく良い人生を送れています。

それは独自ドメインを育ててきたから。いや、僕もそれで言うと失敗という経験はたくさんあります。独自ドメイン自体、設計を間違っていまして、10年前に、えいゃっと変更しました。

10年後に良かったとなるだろうと、やったら10年後の今、本当にそうだったと感じています。

書き続ければ書き続けるほど、出にくくなるのがnoteの構造です。

noteから記事を他に移すことが事実上できません。

大切なことなので2回目ですが(笑

僕がnoteに本腰を入れない理由がこれ。

まとめ:大事なのは「始めること」と「知った上で選ぶこと」

noteもWordPressも、どちらも道具です。

どちらかが正解でもう片方が間違いということはありません。

ただ、noteの仕組みを知らずに「無料だから」だけで始めるのと、メリット・デメリットを理解した上で「今の自分にはnoteが合っている」と選ぶのでは、まったく意味が違います。

WordPressも同じです。「自分のメディアを持ちたい」というモチベーションがなければ、サーバー代を払い続けるのはただの負担になります。

迷っているなら、まずnoteで1本書いてみてください。

書く習慣ができて、もっとデータを見たい、自分のメディアを育てたいと思ったら、なるべく早くに、WordPressに切り替える勇気を出せばいい。

大事なのは、どのプラットフォームを選ぶかよりも、まず書き始めること です。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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