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【書評】「負けない技術」確証を求めないことの大切さ、澄んだ心を見つける意味

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「勝つ」気持ち

「勝つこと」を考えていました。2年前に双極性障害を発症し、人生に・自分に「負けた」とショックを受けたからです。幸いに回復できました。今まで負けた分を取り返すために

「勝つ」「勝って勝って勝ちまくる」

という気持ちでした。

「負けない技術」

勝ち続けたいと思っていた時に、負けない方法から

勝つ方法

を探すつもりで手にしました。ところが、「勝つ」考えはどうなのか?問い詰められました。

勝つことに囚われると自分を見失ってしまう。

この言葉と胸に突き刺さりました。

人はその不安を少しでも取り除くために確証を求める。自分の中に確証を見出せなければ、今度はほかのものに確証を求めようとする。 競争意識につながり、勝負に勝つことで束の間の安心を得るが、時が経てば再び不安に襲われる。

正に、私でした。病に勝つ・人生に勝つことを追い求めていました。ブログに記事を書くことで、周りから評価されることで「確証」を得て、不安を誤魔化していました。

負けない

病に負けないことを続けれる。人生に負けないように、自信を持って瞳を輝かせて、一歩一歩進むことを気づく、キッカケとなりました。この本と出会いが。

勝つこと

シンドイです。しんどいけど、2年前はもっと辛かった経験があったことから、マヒしていました。勝つことで安堵を得ようとしていました。ここに落とし穴がありました。読む前には気づいていなかった大きな穴がありました。

勝つこと。これは他人との比較になります。本当は「他人と比べたことで得られる安心感」なんて何の役にもならないのです。

安心感が不安に変わる時に、周囲の人たちと環境に対して「世の中が悪い」「おまえらが悪い」という考え方に固まってしまう。

正しく最近の おおひがし そのものです。

この考えで硬直していました。いやはや、ブログのアウトプットにもそれが現れています。”いろいろオカシイこと・道理が通っていない”社会について、問題提議はしたいですが、『おまえらが悪い』と言っても説得力ないですね。

負けない

負けないこと。これは己との戦いです。自分自身に負けないことが一番大切です。

この繰り返しから自信が生まれるのかもしれません。いや、そうだと思います。同時に、周囲の人々との関係も負けないように配慮することも大切です。

「変化を感じ取り、対応できる人」「確証を求めない人」

これも負けない技術と桜井さんは言われています。さらに、このように語りかけられます。

ミスしても、「おれ、ミスしちゃった、おもしろいなあ。おれ、こういうことやっちゃうんだなあ」という余裕が、後からよい結果をもたらしてくれる。

心の奥に絶対にブレない自信ができたときに自然と出てくる言葉です。ミスも含めて、自分の行動に柔軟な対応と責任を持てた時の気持ちです。これが「負けない」ために必要なことと感じました。

輝いた日々を

勝つことが輝く日々と思って進んでみたものの、結果として濁った心になっていました。文章は繊細です。濁りが文章を言葉を曇らせていました。

澄んだ気持ちを持って、日々を輝いて送るにはどうするのがいいか?答えはないです。

「負けないように、日々を済ませていくと、物事が澄んでいく」桜井さんの姿勢から、気づきを得れました。

頑張っているのに、なにかが変だ、肩に力が入りすぎている、そんな気持ちの理由を見つけたい時に役立つ一冊です。

負けない技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社プラスアルファ新書)
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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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