涙を流している。台所でタマネギを切ったせいだと思う。切ったタマネギと牛肉とハヤシライスの元をホットクックに放り入れて、スイッチを入れた。
そう、WordCamp Ogijima 2020 が、2020年09月06日の今日、オンラインにて開催。
閉会式のあと、PCの机にあるアーロンチェアから立ち上がって、すぐに台所で晩ご飯の準備をしている。これは凄いことだ。
自宅に居ながら、今までのWordCampと同じ体験を、今日できたのだから。
全てがオンライン
開催がオンラインなだけでなく、準備・運営も全てオンラインだった。
実行委員の末席の端っこに居た。実際は、仕事が予想以上に忙しくなってしまって、開催当日以外は何もお手伝いできなかったが。(それでもOKと言っていただけたことに感謝です。)
まさか、こんなことになるとは思わなかったのが、今年の1月。その時は、男木島リアル開催で、準備がスタートした。
しかし、新型コロナ禍で、リアル開催は実現不能となり、Zoomミーティングを重ねて、オンラインでのWordCamp開催。日本で開催されているWordCampで初めてのオンライン開催だった。
ITツールが繋がることで実現
Youtube live・Zoom・Slack・remo・Miro・UDトーク・Twitter・Googleドキュメントとスプレッドシートなど、様々なITツールを連携して使うことで、実現したオンライン開催だった。
特に、Youtube liveの配信は超低遅延配信、かつ、切り替えタイミングも凄く良く、本音としては「オンライン開催のイベントのハードルをあげちゃう高次元の運営」だった。
2018年のWordCamp Ogijima は、地方開催のWordCampの方向性を示したと、個人的に評価している。
そして、今回の2020年のWordCamp Ogijima は、オンライン開催のWordCampの方向性を示したことが、成果ではないか。
もちろん、課題点も出てくると思う。が、それは今回のオンライン開催を行ったから見える次の景色だ。
remoを併用したこと
今回、セッションの配信、Youtube live。 ワークショップは、Zoomと、ツールの得意な部分を使う形だった。
リアル会場でセッションの後に、質問したい、、というのが、Youtube live や Zoomでは難しい。が、ここをうまく補ったのが、remo のルームだった。
朝から夕方の閉会式まで、remoのサポートスタッフを担当し、様子を見ることができた。(Youtube live でセッションを聞きながら)
すると、セッションやワークショップの後、remo でリアルと同じように、登壇した人を囲む輪ができていた。
“友達を増やそう”と、remoのルームに来られる方もおられ、使っているWordPressのテーマ作者さんと出会えて感激されているのが印象的だった。
オンラインでもやっぱり人
ここまで書くと、なんだか凄い技術を使っている雰囲気の文章になっている気がした。
もちろん、凄い技術を組み合わせていると思う。
それ以上に、それを使う人が大切と痛感した。
公式サイトのトップページは、タイムスケジュールが進むたびに、リアルタイムで開催しているセッションをわかりやすく表示していた。これ、実は手作業で実現している。
ITの力と人の力の掛け算が素敵だった。
ただ、オンライン・テレワークを行う上で大切なポイントについて、重要な問題提議もセッションの中であった。
机や椅子、PCなどのインフラを整えることをどうするのか?
リモートワークの未来を体験しよう 西川 伸一 さん
これを聞いて、ハッとした。以外と疲れているだ、自宅に居ながら。
それでも、私は、PCもモニターもキーボードも椅子も作業性を優先して良いモノを使っている。
私は、役員2名だけの会社のトップで、自分の裁量で全部決定できる立場だから。ここに投資することが、収入アップに直結するから。
これだけ環境を整えても、疲れている。
今回の新型コロナ禍で、誰もが、Zoomする?と言葉を知った。しかし、その土台のPCなどのインフラを整えることは、置いてきぼりになっている。
ツィートはこちら
参加中、気になった部分をTwiiterに投稿した。
リツイートしたのがこちら。
ITを嬉しい形にした
今回のWordCamp Ogijima 2020は、ITで”嬉しい”を作ることにチャレンジしたのだ。
終わった今、そう感じている。
そして、答えがないことにチャレンジすることが、WordCamp Ogijima なんだなぁと、個人的に感じる。
その嬉しさを私も感じていたから、タマネギを切ったとき、普段以上に涙が出た。