奈良国立博物館
2012年第64回 正倉院展に行ってきました。全ての展示物が至高の品々です。特に今年は、聖武天皇ゆかりの北倉の宝物が多数あること、「瑠璃坏」と「螺鈿紫檀琵琶」が展示されることが話題となっています。教科書で見たことがある有名な宝物です。
瑠璃坏のコバルトブルー、螺鈿紫檀琵琶のヤコウガイやタイマイ、琥珀の象眼で作られた装飾を直接見たくて、早速に行ってきました。見て満足しました。これは実際に見て体感しないとわからない感覚です。
ただ、毎年行っているわけではないため、このような展覧会に不慣れでした。見おわってから、あーそうすれば良かったのか!と思ったことが3つあり、まとめました。
略地図
3つのポイント
この3つのポイントを前もって知っていれば、さらに楽しめたと感じています。それらは下の通りです。
- 入場券は前もって買っておく
- 荷物は仮設ロッカーがあるので、貴重品以外を入れて置く
- 「単眼鏡」を持ってくれば良かった
入場券
前もって買っておけば、国立博物館に入場するための順番待ち列に並ぶことができます。しかし、僕は入場券を持っていなかったので、まず、入場券販売所で入場券を買ってから、順番待ちの列に並びました。
この入場券販売所は国立博物館の入り口付近に仮設であります。入場順番待ちの列が長く伸びると、販売所と入場待ち列の最後尾が大きく離れます。時間のロスにもなりますし、展覧会に入る前に疲れるのを避けるためにも、入場券は前もって準備しましょう。当日でも近鉄奈良駅で売っているようです。
入場の混雑、待ち時間は読売新聞社のサイトで確認できます。
>> 第64回正倉院展 : 正倉院展 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
仮設ロッカー + たくさんの100円玉
仮設ロッカーがあるのを知らずに、重たいリュックサックを背負ったままの2時間でした。荷物が重たいのは慣れていますが、人混みの中でのリュックは迷惑にならないように身動きするのに神経を使います。
でも、展示を見た後は奈良公園を散策したいのでリュックサックが最適ですし、目録を買うので、綺麗に持って帰るためにもリュックに入れたい訳です。
そんな荷物ですが、仮設ロッカーがあります!。場所は、奈良国立博物館と、なら仏像館(昔の国立博物館)の間にある仮設郵便局や読売新聞社のブースとの並びです。
ここで注意しないといけないのは、リターン式の100円ロッカーなのです。
100円玉を前もって準備しておかないと、やっぱり苦労します。家からロッカー用の(余裕をもった枚数の)100円玉を持って行きましょう。
この仮設ロッカーを始めに寄るので、近鉄駅から大通りをそのまま歩き登大路地下道をくぐって、なら仏像館の脇から入っていくのが、効率良い行き方です。
単眼鏡
入場待ちの列に並び中に入って、展示に感心しながら、見とれていると、単眼強やオペラグラスを手にしている人がチラホラおられます。初めはどういうこと?と思っていたのですが、これ持ってきてたら!と感じました。ちょっと後悔です。
宝物の素晴らしい細かな模様は近づいてもなかなか見えません。、人気がある展示は近づくことも大変です。ところが、この単眼強があれば、拡大して見られるわけです。「なるほど!」です。
「螺鈿紫檀琵琶」は素晴らしい細工が施されていますが、人気があり、なかなか近づけません。しかも、微細な高度な加工技術で作られている装飾のため、なかなか見えませんでした。この装飾を十分には見られませんでした。買って帰った目録で楽しんでいますが。
正倉院宝物はどれもが高度な加工による宝飾品です。微細な模様や形状を見るために、「単眼鏡」はおすすめのアイテムです。
目録
見おわった後に、いろいろな展覧会グッズが販売されています。この中でおすすめは「目録」です。当たり前のようですが、以外と購入されている人が少ないのです。しかし、前ページカラー印刷と豊富な写真、詳しい説明のある本です。一番良いと思っているのは、用語解説があることです。これが勉強になります。
英語版もありますから、英語でどう表現するのか?と興味がある方には、こちらもおすすめです。
お抹茶席
じっくり見て回ると、少なくても半日以上かかる展示内容です。堪能した後はゆっくり休憩もしたいですよね。おすすめはお抹茶席が行われています。お菓子付きで500円。国立博物館の素晴らしい中庭の景色とともにおいしいお抹茶で、ゆったりした幸せな時間をどうぞ。
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