パナソニックのLUMIX GH5でLog撮影を行うためには、別売りのライセンスキーが必要だ。
ライセンスキーは、だいたい1万円ぐらいのお値段で、1つのライセンスキーで、1台のカメラのLog撮影機能を有効にできる。
V-Logというのは、パナソニックのLog撮影の形式を指す。
そもそも、Log撮影?って何?となるが、これは「明るさのデータを対数関数で記録している」ので、対数関数の英語が
Logarithmic
なので、それの頭文字で、Logとなる。
ぼんやり、あーーなんか数学で、Logってあったなぁと。
とは言え、そもそもなぜ?対数関数が出てくるのか?
撮影している、光の量を真っ暗から真っ白になるところまでを、普通の数字で割り振っていくと、人間の眼の感覚では、明るさが違うと感じるところ、例えば、黄昏時の微妙な光の量が異なるところを、区別できなくなる。
そこで、対数で光の量を記録するのが、Log撮影だ。
詳しくはこちら。
Log撮影のメリットは、通常撮影より、記録できる明るさの幅が広くなり、映像表現力がアップする点だ。
ただし、Log撮影したデータをそのまま再生すると、光の量が対数で記録されているため、モヤっとグレーぽい映像になる。
そのため、動画編集アプリで調整する必要がある。この作業をLUTを当てると言う。
話題を元に戻すと、GH5でLog撮影は、ライセンスキーを追加購入することで実現できる。
今までは、ライブ配信中心の動画を考えていたので、Log撮影は気にしてなかった。ところが、最近、あみだすのYoutube撮影が増えてきたため、Log撮影!となったわけだ。
S1Hだと、標準でLog撮影が出来るが、持ち運びやすいのはGH5。
ということで、GH5を購入して4年目にして、ライセンスキーを購入した。
箱を開けると、説明書と、黒い袋に包まれたライセンスキーが出てくる。
ライセンスキーを取り出すと、シールになっている。
カメラに貼っておくと良い?ということで、液晶画面の本体部分に貼り付けた。
ライセンスキーを有効にするには、SDカードが必要だ。
SDカードは、1番スロットに入れるのがポイント。2番スロットだと、うまくライセンスを有効にできないらしい。
ライセンスキーを有効にする手順は、説明書が参考になるが、ざっくり書くと、
- SDカードを1番スロットに入れてフォーマット
- GH5のシリアルナンバーをSDカードに書き出す
- PCにそのSDカードを繋げる
- 専用ページにて、シリアルナンバーファイルをアップデートしつつ、購入したライセンスコードを入力して認証を通す
- 認証OKとなると、アクティベーションファイルがダウンロードできるので、S Dカードの指定されたフォルダに保存
- SDカードをGH5の1番スロットに入れて、アクティベーションファイルを読み込み V-log 機能を有効にする
- V-log撮影時のモニター表示を通常と同じ(Rec.709)で表示するように、HDMI出力もRec.709で出力するように設定を変更する。
あとは、フォトスタイル を V-Log L に設定して撮影。
DaVinci Resolve にて、LUTを当てる(手順はこちらを参照)と、良い感じの映像になる。
なお、パナソニックが公開しているLUTはこちら。