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Claude Code で「自分の分身」を量産している話【2026年4月版】

おかげさまで、この4月はたくさんのお仕事をさせていただきました。

クライアントさんのWebサイトの制作、Instagram投稿、書籍原稿の伴走、業務自動化、iOSアプリ開発…ひとつひとつのご依頼にじっくり向き合っていたら、4月の終わりに、ふと気づいたんです。

「これだけのお仕事、ひとりで回せていたのは、なぜだろう?」

結論からお伝えすると、いま僕は Claude Code を使って「自分の分身」を作っている真っ最中だからです。

ポイントは、ここ。

「AI に仕事を任せる」じゃなくて、「自分の働き方や判断基準を AI に移植して、もうひとりの自分を増やす」

そんな感覚で、この4月を過ごしてきました。

クライアントさんのお名前や案件の中身は伏せて、「どう使ったか」だけお話しします。

おかげさまで、20以上の分身が同時に動いていた1ヶ月

ざっくり全体像から。

4月に Claude Code で動かしたプロジェクトは、ざっと20以上。Webサイトの制作が複数件、Instagram投稿が2案件で合計10本以上、書籍と原稿の伴走、業務自動化のAIワーカーが3つ、iOSアプリ、それから自社のスキル整備。

ひとつひとつのプロジェクトに、そのプロジェクト専用の分身が住んでいる感じ。

「ひとりで、ここまで回せるのか…」と、自分でもちょっとドキドキしました。

これは全部、お声がけくださったクライアントさんがいてくださってこそ。本当にありがたい1ヶ月でした。

1. クライアントさんのWebサイトに、専用の分身を住まわせる

一番ボリュームがあったのが、このカテゴリ。

「先週どこまでやったっけ?」が、長く伴走するクライアントさん案件で一番きつい問題ですよね。

僕は作業のたびに WORK-LOG-2026-04-21.md みたいな記録ファイルをプロジェクトに残しています。再開するときは「先週の続き、お願い」と Claude Code に投げるだけ。ログを読み込んで、その続きから動いてくれる。

これはもう、「先週の自分」が分身として現場に居残ってくれている感覚です。

ここで効くのが、プロジェクトごとに置く CLAUDE.md。「このサイトは テーマはコレで運用、コーディング規約はこれ」みたいなプロジェクト固有のルールを書いておきます。Claude Code はそれを毎回読んでから動いてくれる。

並行で5案件、6案件と動いていても、混ざらない。

WordPressプラグインの案件では、/deploy という独自スキルを仕込みました。ビルド → zip化 → サーバーアップロード → 有効化 までを、コマンドひとつで終わらせる仕組みです。

「えっ、こんなにラクでいいの?」と、思わず声に出ちゃいました。

これはもう 作業してくれる自分の分身を雇っている感覚。

2. SNS投稿は「ブランドの中の人」になりきった分身に任せる

SNSの制作も、Claude Code が得意な領域です。

あるクライアントさんで、Instagram投稿を 10本まとめて作らせていただきました。

手順はシンプル。ブランドの世界観・トーンを CLAUDE.md にまとめ、投稿テーマを10個渡し、「このトーンで書いて」と頼むだけです。

10本作っても、トーンがブレません。

同じ4月のうちに、業種がまったく違う別のクライアントさんでも Instagram を担当していました。一方は生活サービス系、一方は医療系。

Claude Code は、それぞれを別の分身として書き分けてくれます。

「医療の話を、生活サービスのノリで書いちゃった」みたいな事故が、起きないんです。

3. 編集者の分身が、原稿の横にいてくれる

文章の仕事こそ、Claude Code の本領。

あるクライアントさんの書籍原稿を、何度も改稿させていただきました。「ここの章、テンポを上げて」「この体験談、もっと臨場感を出して」と頼むと、著者の魂を残しつつ、テンポだけを整えてくれる

これはもう、編集者の分身が横にいる感覚です。

同じクライアントさんで、

  • 事業計画書
  • ホームページ原稿
  • 自伝
  • ブログ連載

性格の違う4種類の文書を、同時に走らせる仕事もありました。普通なら頭が混乱するところ。でも 「それぞれの読者用に、別の書き手の分身を立てる」と思えば、書き分けが効きます。

月次ルーティン記事(「今月のおすすめ◯◯」みたいなやつ)も、過去のトーンを学習させた分身が、勝手に今月版を作ってくれる。

それから、ある書き手さん専用の 記事作成スキルも開発しました。「このサイトの中の人の魂を、AIに移植する」作業です。一度作ってしまえば、その後の運用がガラッと変わります。

4. 経理・事務員・議事録係の分身が、こっそり働いてくれている

ここがいま、僕が一番ドキドキしている領域。

会計ソフトの API を使って、請求書の内容を自動チェックするワーカーを作りました。これはもう 経理の分身 そのもの。

Gmail のスパムも、AIに判別させて整理する仕組みを動かしています。メール仕分け係の分身が毎朝働いてくれているおかげで、メールチェックの時間が体感で半分以下になりました。

製造業のクライアントさんでは、社内の会議録を自動で議事録化する仕組みを組み立て中です。ヒアリング課題のまとめから、改善計画書、作業手順書、提案書、見積内訳まで、全部 Claude Code とやり取りしながらドキュメント化しました。

「議事録、誰が書くか問題」を、議事録係の分身で解決していく感覚。

5. iOSエンジニアの分身までいる

クライアントさんの iOSアプリ開発も、4月に進めさせていただきました。

iOSアプリといえば、Xcode と格闘するイメージがありますよね? Claude Code は Swift のコードもちゃんと読んで書いてくれるので、ハードルが低くなります。

開発ログを残し、フィードバックを反映し、改善を重ねる。iOSエンジニアの分身が、隣で手を動かしてくれている感覚です。

「あったら便利やな」と思いついたブラウザのちょっとしたツール(スマホ/PC表示の切り替えビューワー)も、その日のうちに分身が作ってくれました。

6. 分身を「暴走させない」ためのルール整備

地味だけれど、いちばん大事なのが、ここ。

僕はこの4月、CLAUDE.md「削除はゴミ箱(trash)のみ。永久削除は禁止」 というルールを追加しました。

きっかけは、ヒヤッとした瞬間があったからです。「ファイルを整理して」と頼んだら、もう少しで rm -rf で消されるところだったのですよね。

クライアントさんからお預かりしているお仕事だからこそ、「やっちゃった…」を取り返せる仕組みを先に作っておく必要がある。

  • WordPress REST API の ?force=true は使わない
  • WP-CLI の --force は使わない
  • ファイルは Finder のゴミ箱経由で削除

このあたりを明文化してから、肩の力が抜けました。

1ヶ月「分身づくり」をしてみて、気づいたこと

正直、ここまでいろんな分身が作れるとは、4月のはじめには思っていなかったです。

クライアントさんのサイトを制作する分身、ブランドの中の人として SNS を書く分身、編集者として原稿を整える分身、経理・事務員として動く分身、iOSエンジニアとして手を動かす分身。これだけの分身が、ひとりの僕の中に同居しています。

繰り返しになるけれど、「AIに置き換える」じゃなくて「自分を増やす」

ここが、すべての出発点です。

自分の経験・好み・ルール・口調を分身に渡してあげると、もうひとりの自分が動きはじめる。デザイナーでも、ライターでも、コンサルでも、自分の仕事スタイルをそのまま分身にできるんです。

そして、これだけの分身が育ってきたのは、たくさんのお仕事をくださったクライアントさんがいてくださったから

本当に、ありがとうございました。

「分身、作ってみたいな」と思った方へ

最初の一歩は、本当に小さくていい。

「今日の作業ログを整理して」「このメール、3行に要約して」、それだけで十分です。そこから一歩ずつ、自分の分身を育てていく感じで。

僕も、まだ分身づくりの真っ最中。一緒に育てていきましょう。

ぜひ、お試しください。


2026-04-27 記

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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