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Claude Codeのバイブコーディングで、WordPressプラグインを会話だけで作った話

Googleカレンダーの予約状況を、自分のWordPressサイトにいい感じに表示したい……と思いまして。

結論からお伝えすると、Claude Codeのバイブコーディングで、WordPressプラグインを一から作ることができました

しかも、コードを1行も手書きしていません。会話だけです。

バイブコーディングって何?

バイブコーディングは、AIに自然言語で「こういうものが欲しい」と伝えて、対話しながらソフトウェアを作っていくスタイルのことです。

コードを一行一行書くのではなく、"雰囲気(バイブ)"を伝えるという感じですね。

今回はAnthropicが提供するCLIツール「Claude Code」を使いました。

ターミナル上でClaude(AI)と会話しながらプラグインを完成させた、という流れです。

作ったプラグイン「Cal Amid」

「Cal Amid」は、公開Googleカレンダーから「○受付中」のイベントを自動取得して、サイト上にカレンダー形式で表示するWordPressプラグインです。

IMG_8874.jpg

実際の画面はこちら ↓

https://amid.co.jp/about/nobuhito/n-1on1-session-calendar/

主な機能はこんな感じです。

  • Google Calendar API v3 でイベント取得(繰り返しイベントにも対応)
  • 「○受付中」などのキーワードでフィルタリング
  • 本日の2日後以降のイベントのみ表示(直前の予約を防ぐ仕組み)
  • 開始〜終了時間の表示
  • 2時間以上のイベントは、希望の時間帯を選べるダイアログが出る
  • 選んだ日付・時間帯がお問い合わせフォームに自動で渡される
  • スマホでも快適に操作できるレスポンシブ対応
  • 管理画面にAPI接続のデバッグパネル搭載

けっこう盛りだくさんですよね。

でもこれ、全部会話だけで作ったんです。

開発の流れ — 会話だけで進んでいく

実際にClaude Codeとやりとりした流れをお伝えします。

ステップ1:最初の一言で雛形が完成

最初の指示はこれだけでした。

WordPressのサイトに、私の公開しているGoogleカレンダーの「○受付中」のイベントをカレンダー形式で表示するプラグインを作って

あっ、これだけでプラグインの基本構造が全部できた!という感じです。

PHPメインファイル、CSS、JavaScript、uninstall.php……一式まるごと生成してくれました。

Settings APIを使った管理画面、ショートコード、AJAXエンドポイント、キャッシュ機構まで含まれています。ドキドキしながら見守っていたら、あっという間でした。

ステップ2:デザインの修正

最初に出来上がったカレンダーは7列のグリッド形式だったんです。

でも僕が欲しかったのは、参考サイトのような縦型テーブルレイアウト(1行1日)のデザイン。

カレンダーのデザインが指示したのと違う。こっちのデザインにして

と伝えて、参考サイトのURLを渡しただけで、Claude CodeがそのサイトのHTMLを自動的に取得・分析して、配色や構造まで合わせて全面書き換えてくれました。

なんでやねん、すごいやん……と思わず声が出ました。

ステップ3:UI/UXの磨き込み

最高最善のUI/UXにして」と伝えたところ、こんな仕上がりになりました。

  • グラデーションとシャドウで立体感
  • ホバー時のマイクロインタラクション
  • 44pxのタッチターゲット(スマホで押しやすい)
  • フォーカス表示のアクセシビリティ対応

ここまでやってくれるのか、という感じです。

ステップ4:問題の切り分けと解決

ここで壁にぶつかりました。

iCalフィードでイベントが取れない……という問題が発生したんです。

するとClaude CodeがiCSファイルをダウンロードして解析し、「iCalのbasic.icsフィードは繰り返しイベント(RRULE)を展開しないため、未来のイベントが取れない」という原因を特定してくれました。

そしてGoogle Calendar API v3への一本化を提案。

ほっ、としました。自分で原因を調べていたら、かなり時間がかかっていたと思います。

ステップ5:デバッグパネルの追加

APIキーを設定してもイベントが表示されない、という次の壁が来ました。

Claude Codeに相談したら、管理画面にデバッグパネルを追加してくれました。

HTTPステータス、エラー詳細、リクエストURL、取得イベント数、フィルター結果などが一目でわかる画面です。

実際にこのパネルから**「APIキーのHTTPリファラー制限が原因」**と即座に判明。サクッと解決できました。

ステップ6:ビジネスロジックの追加

こんな要望も、一言ずつ伝えるだけで実装されていきました。

  • 「本日の2日後以降のものだけ表示して」→ カットオフ日付によるフィルター追加
  • 「終了時間もわかりやすく表示して」→ 「10:00〜16:00」形式の時間範囲表示
  • 「2時間以上のイベントは開始時間を選べるダイアログを表示して」→ 2時間枠の時間帯選択モーダル
  • 「お問い合わせフォームに送る時間は時間帯にして」→ URLパラメータの形式変更
  • 「今日の日付にスクロールするようにして」→ 初回表示時の自動スクロール

一言で伝えて、数秒で実装される。

この体験は、感動モノです。

セキュリティも自動でチェック

WordPressプラグイン開発用のエージェントスキルを使って、セキュリティ監査も実施しました。

チェック項目結果
CSRF対策(Nonce)OK
権限チェックOK
入力サニタイズOK
出力エスケープOK
SQLインジェクション対策OK
XSS対策OK

全項目クリアです。

wp_unslash() の追加漏れなど、細かい改善点も自動で発見・修正してくれました。

セキュリティまでカバーしてくれるのは、ほんとありがたい感じです。

バイブコーディングで感じたこと

良かった点

  • 圧倒的なスピード — 通常なら数日かかるプラグイン開発が、会話ベースで数時間で完成しました
  • 反復の速さ — 「ここを変えて」と言うだけで即座に修正されます。トライ&エラーのコストが極めて低い感じです
  • 知識の補完 — Google Calendar APIの仕様やWordPressのセキュリティベストプラクティスなど、調べる手間が省けます
  • デバッグ力 — 問題発生時に原因を自力で分析し、解決策まで提案してくれます

気をつけたいポイント

  • 確認は必要 — 生成されたコードが意図通りか、実際に動かして確認する工程は欠かせません
  • 具体的な指示が大事 — 「いい感じにして」より「border-radius 16pxで、前後の月ボタンは6px」のように具体的に伝えた方が精度が高いです
  • 参考を見せる — デザインの指示は言葉だけより、参考サイトのURLを渡す方が圧倒的に伝わります

まとめ

Claude Codeによるバイブコーディングは、「コードを書く」から「要件を伝える」へと開発体験を変えてくれるという感じです。

今回のCal Amidプラグインは、v1.0.0からv1.5.1まで、すべてClaude Codeとの対話だけで開発しました。

途中のiCalの技術的な壁も、セキュリティ監査も、UI/UXの磨き込みも、すべて会話の中で解決しています。

「プログラミングはできないけど、作りたいものがある」という方にとって、バイブコーディングは強力な選択肢になるのではないでしょうか。

ぜひお試しください。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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