「従順な羊でなく、野良猫になれ」と刺激的な見出しの本。iPadminiのKindleにて、一気に読めました。
著者独特の視線からの生き抜くために目指すこととはなにか。これを感じれる一冊でした。ただ、この本に書かれていない大切な事があると、私が強く感じました。
「認知」を鍛えること、そして、なにより「健康」でありつづけること。
やる事を決める
人生。一度きりの人生の中で、やりたい事をするためにはやらない事を決めることだ!と、著者は言い切っています。これはガツンときました。
人生、一度きりだから、出来る限りの多くのことをしようとして、今まで生きてきました。本当にしたい!ことを見つけるには、他の事を切り捨てる勇気がいることを学びました。
認知
内面と向き合うことが大切。このことが幾度も説明にでてきます。これは全くその通りです。他の人の評価を気にすると、自分自身を失います。
内面は「感情」「思考」「言葉」「行動」の4つであり、これらの強さが大切と著者は指摘しています。アウトプットである言葉・行動を強くするには、思考を強くすることです。では、感情を強くしたらいい?
感情が強いとはどういうことなのか?自らの力が及ぶのか、どうかで、統制することと述べられています。
そもそも、なぜ感情が起こるのか?です。認知するからです。目の前の出来事に対して、心の中でポジティブに反応するか?ネガティブに受け止めるのか?で、感情は大きく違ってきます。
悲観的に考えてないか?いつも、失敗すると先読みしていないか?自分の責任以外までも責任に感じていないか?
そう間違った認知をしていないか、鍛えていく訓練が必要です。
認知を鍛えると感情が制御できます。言葉も行動も自然体になります。このように内面を鍛えると、アウトプットも変わります。そう、行動を変える事が出来ます。認知を飛ばして、行動を変える事に挑戦すると、辛いのもここに理由があります。
健康こそ一番
学校を卒業し社会に出るタイミングで行われた講義が元になった本です。健康維持は出来ている、もしくは、出来て当たり前、ということ何だと思います。しかし、若いうちは全て自分の糧になるので突き進めと理解できてしまう部分があるとおもいました。
特に、この本を手に取って読もうとしている方はみんな優秀だし、危機感を持って生きているし、他人を責めず自分を責める、このような気質の方が多いと感じます。
どうするかは示す必要はないと思いますが、本の始まりと終わりに、「イザとなった時に全力疾走できる野良猫として、健康管理は怠るな、健康を失うことは人生の輝きを曇らせる。」
このような言葉をそっと添えて欲しかったです。
全力疾走しても体壊したら、もう...ね。だめなんすよ。こんな想いするのは私だけでいいです。健康を失うと、社会的に転落するリスクが大きいので要注意です。若いと気づかないですよ、ここは。まさか、こんなんになるとは思っていなかったですよ。わたしも。
逆に、そこ以外の内容はすばらしいく、この本を手にしてみようか?と感じられた方なら、必ず次の日から変化を感じれる何かを得られると思います。
皆さんはどう感じられましたか?