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90秒でわかる WWDC2026

結論を一言で

今年の目玉は「Siriが本物のAIになった」こと。でも本当にスゴいのは、Apple が“かなり大きなAIを、ネットにもつながず iPhoneの中だけで動かす”ところまで踏み込んだことです。

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WWDCは、Appleが毎年6月に開く「これからのAppleのソフトウェアはこうなります」を発表するお祭り。

今年の主役は、長いあいだ「使えない」と言われ続けたSiriが生まれ変わり「Siri AI」 への進化です。

「手のひらに専用のAIアシスタント」に。そして、単にGeminiを使っているよね、、では、なかったのです、Appleが裏側として「AIを2つの場所で動かす」設計にしたことです。

• ① iPhoneの中だけで動くAI(オンデバイス) … ネットにつながず、あなたのデータを端末の外に出さずに動く。

• ② Googleの巨大AI(Gemini)を借りて動く重い処理 … いちばん難しい質問だけ、Appleのサーバーや Google のクラウドにお願いする。

ニュースでは「GoogleのGeminiを借りた」という方が目立ちますが、

技術的に本当に驚くのは ①のオンデバイスの方です。

何がすごいのか

Appleは、「20B(200億パラメータ)」という、かなり大きなAIを、iPhoneの中だけで動かせるようにしました。

これが AFM 3 Core Advanced(AFM=Apple Foundation Models、Appleが作るAIの土台)です。

ポイントは、これはクラウドではなく、完全に端末の中で動くAIだということ。

Appleは発想を変えました。頭脳全体はストレージ(保存場所)にしまっておき、「いまの質問に必要な担当者だけ」をその都度メモリに呼び出す——という仕組みを作りました。通りでストレージも高速に設計していたんだ!と、合点です。

頭脳は200億パラメータあっても、一度に動くのは10〜40億ぶんだけ。会社にたくさん社員がいても、会議に呼ぶのは案件に必要な人だけ、というイメージです。

おかげで、本来なら巨大なメモリが要るはずのAIが、機内モードでも、電波の届かない場所でも、手のひらのiPhoneの中だけで動く。

あなたの声や文字が端末の外に出ないので、プライバシーの面でも安心。これは率直に言って驚きで、大きな可能性を感じる部分です。

さらに、iPhoneのiOSそのものに組み込まれています。

いろんなアプリが、ネットにつながなくても、あなたのデータを外に出さなくても、この賢いAIを共通で呼び出して使える可能性が高いということ。

「アプリごとに自前でAIを用意する」のではなく、「iPhoneに最初から入っている賢いAIを、みんなで安全に使い回す」未来が見えてきます。

(※ もちろん、難しい質問のときだけは②のクラウドAIに頼ります。Appleは「その際もデータは匿名化し、保存も学習にも使わせない」と説明しています。

この“端末の中だけで動く最上位AI”は「いちばん高性能なiPhone・iPad・Mac」でだけ動きます。報道ベースでは iPhone 17 Pro / 17 Pro Max / iPhone Air、M4以降+12GB以上のiPad、M3以降+12GB以上のMac とされています。

アプリ開発では、自分のアプリに、端末内で動くAIを無料・低遅延で組み込めるようになる!とワクワクしています。

重要ポイント3つ

1. Siriがようやく本物のAIに。 会話・画面理解・あなたのデータ横断ができる「Siri AI」へ。ただし一番重い処理だけは Google の Gemini を借りており、Appleにとっては大きな方針転換。

2. 本当の目玉は「端末の中だけで動くAI」。 200億パラメータの大型AI(AFM 3 Core Advanced)を、“必要な担当者だけ呼び出す”独自設計で、ネット不要・データを外に出さず・iPhoneの中だけで動かす。手のひらサイズで大型AIが動くのは大きな前進。

3. OSレベルで動く=安全に使い回せる。 オンデバイスAIがiPhoneの土台で動くことで、各アプリがネットにつながずプライバシーを保ったまま同じAIを呼び出せる可能性が高い。「みんなが安全に使える共通のAI基盤」への一歩。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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