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レガシィー ツーリングワゴン 3.0R タイヤ選び。ミシュランで正解だった。

 レガシィー ツーリングワゴン 3.0R

モデルチェンジしたが国産で数少ない水平対向6気筒エンジンだ。そのフィーリングは独特のもので、快適な乗り心地だ。タイヤ溝が残り1.6mmになったので買い換えた。だいぶ悩んだがミシュランのタイヤにした。

ミシュラン パイロットスポーツ3 215/45R17

決して安い買い物でなかったが満足している。「きれいな、まん丸いタイヤだ」ということを実感する。そして非常に安定している。このタイヤに決めるまで色々と比べたし迷った。メモにまとめておく。一つの例として参考にしてもらえればうれしい。

タイヤの残り溝が少なくなった。次のタイヤを買おう。

タイヤサイズは215/R45-17インチ。いまでこそ多くの車種で使われているタイヤサイズだ。しかしやはり高いタイヤサイズ。元々はレグノGR-9000を装着していた。これは中古で車両を購入していた時に履いていたもの。32000kmで8分目だった。68000km走ったところで、残り溝1.6mm。約36000km使えた。これはコンパウンドの柔らかいブリジストンのレグノとしては良い成績だと思っている。

レグノは本当に静かなタイヤだ。ワゴンの車はリアタイヤ上のところが室内と一緒になっている。そのため、走行ノイズが室内に入りやすい。にもかかわらずとても静かだ。乗り心地もふらつき感がないが、しっとりとした素晴らしいものだった。ハイペースで走っても不安感がなかった。

だが満点でもなかった。タイヤのサイドショルダーが柔らかいのだろう。これは乗り心地を優先しているのだろうが、ハンドルのニュートラル付近の遊びが大きい。特に、油圧式のオーソドックスなパワステのハンドルフィーリングが良い車なので、余計に気になった。

次もレグノ?

トータルではよくまとまった素晴らしいタイヤだ。さすがブリジストンの最高グレード。では、そのままレグノをもう一度選択すればいいと思われるかもしれない。が、レグノは選択肢になかった。理由は3つある。

  • 価格が高い。予算がオーバーだ。ブリジストンタイヤはどれも高いが、レグノはその中でも高い。
  • ハンドルニュートラル付近の遊びを解消したかった。サイドウォールが堅めのモデルを選ぶ方向に。
  • せっかく買い換えるのだから、他のタイヤを試したかった。

海外、韓国・中国は予算が抑えられるけど

そこで候補を考えた。タイヤショップに売れ筋を聞くと、「中国のタイヤが売れています」と教えてもらった。最安値だと1本2000円。4本で8000円。うそだろという値段である。

残念ながら、中国・韓国製のタイヤを選ぶつもりはなかった。安い。本当に安いのだ。ただ、どこまでの性能か?が分からない。ブランド信仰というわけではないが、

ブランドを付けて販売している=性能を担保している

と思っている。

「あっこれだめだ」と思っても、車のタイヤは一度買うと買い換えられない。本当はそこで損切りして買い換えるのが正解なのだが。なかなかそう考えられない。加速が悪いのはまだいい。ブレーキで止まらないのは困る。1cmでも手前で止まれば、事故でない。

その違いはとても大きい。制動距離はブリジストンのタイヤグレードも変わる。なので、ブランドが有名どころで検討した。

予算は10万円

ずばり予算は10万円以内(工賃を含む)。この予算だと選べるタイヤは少ないのは分かっているが、あえて限られた予算で満足できるタイヤを探した。初めにタイヤショップを探した。ネットで買った方が安い。交換を持ち込みでやってもらっても、今は安い。どこのタイヤショップも工賃で利益が出るので、「持ち込み交換はお断り」という雰囲気でもない。ユーザーとしてはありがたいことである。

ネットで調べたところ、セレクションパーツというお店がかなりお買い得な値段だ。中国・韓国タイヤをメインに扱っている様子。もちろん、今回探しているブランドのタイヤも扱っている。さらに店頭での交換も出来ることが分かった(もちろん工賃は必要)。宅急便でタイヤを受け取って、車に乗せてタイヤショップに行く手間より簡単で助かる。行ける距離なのでショップはこのお店に決めた。

ポテンザ

ブリジストンはREGNOでなくPOTENZAはどうだろうかと思った。価格をみて即座に候補から外した。高すぎる、正直な感想。性能は素晴らしいことは間違いない。予算が十二分にあるならばお勧めできるが、自分の場合はそんなに予算があるわけではない。

ブリジストンでも予算以内でのタイヤはある。sneakerecopiaだ。色々とくらべると、いいタイヤなのだろう。だが、ブリジストンのREGNOPOTENZAと比べるとその差がありすぎると思う。ブリジストンのホームページでもウェットグリップに違いがある書かれている。それにスバルのフラッグシップの車種だという思いもあって検討から外した。

ファルケンZIEX

次にファルケンZIEXを考えた。カタログを見るとかなり良さそうだ。なにより価格がお買い得だ。コストパフォーマンスは一番良いかもしれない。近くのタイヤショップで聞いたら、ピッタリなタイヤですよ。お買い得ですしとの説明だった。ただタイヤの値段はこのセレクションパーツの倍していた。これを選ぶのも良いと思っていた。

だが大きな問題があった。入荷未定らしい。もちろん量販タイヤショップは在庫を持っている。このお店がこの価格で販売できる仕入れルートに在庫がないのだろう。在庫がなければ買えない。このタイヤは候補から外した。

ミシュラン

予算におさまる範囲では、ミシュランは2つのタイヤがある。ミシュランのタイヤは飛び抜けて性能がいいという印象でない。昔、プリメーラ(P10)に乗っていた時に、ブリジストンのGグリッドからミシュランのエナジーセイバーに履き替えたことがある。ドライ・ウェットグリップはそのままで、ハンドリングフィーリングも良かった。長距離運転が楽だった。いちばんうれしいことだった。そして、ブリジストンのタイヤと比べると寿命も長いタイヤだった。

ホームページによると以下のように案内されている。

PILOT SPORT3

  • モータースポーツの世界で磨き上げた運動性能と快適な乗り心地の両立するプレミアムスポーツタイヤ。
  • 強力なウェットグリップで雨の日でもスポーティなドライビング。
  • 優れたトータルバランス。耐久性や環境性能など多様なニーズに対応。
  • 意のままに反応する運動性能はもちろん快適な乗り心地も。

PRIMACY HP

  • 快適性・安全性・経済性のトータルバランスを向上 ドライ&ウェットのハンドリング性能をたかめると共に、高速安定性も向上
  • ヨーロッパで数々の自動車ブランドが標準装着タイヤに採用
  • ハイパワーラグジュアリーセダンの性能に応える優れた運動性能と快適性の両立に加え、雨天走行や高速走行に安定感を求めるドライバーに。

PRIMACY HPのほうが優れているのはわかるが、どれくらい優れているのか?が分かりにくい。タイヤは試しに使ってみる。手に取って確かめることが出来ない商品だ。ちょっと分かりにくい。

結局プリメーラの時に良かったので、今回もミシュランにすることにした。価格も予算以内におさまるのがありがたい。あとはどちらのモデルにするかだ。評判をネットで調べたら、PILOT SPORT3で満足だとの意見が多くあった。値段も安く出来るのでPILOT SPORT3に決めた。

ミシュランPILOT SPORT3に決めた

店頭に行きミシュランPILOT SPORT3を買いたいこと・こちらで交換したいことをスタッフさんに伝えた。タイヤの在庫確認してもらったが、なかったので後日の納品になる説明を受けた。くわしい日時は交換スケジュールの予約とともに電話連絡もらえることになった。

価格はホームページに掲載されているタイヤ価格+交換工賃(廃タイヤ代なども)だった。当時で82,000円ほどだった。この値段はおそらく最安値だろう。タイヤ値段は日々変化するので確認して欲しいとのことだった。また、ここまでの手続きは来店でなく電話でも対応してもらえる。自分はたまたま近くまで行く用事があったので、お店に行った。

タイヤ交換完了

3日後に電話連絡があった。都合の良い週末の日程での交換をお願いした。そしていよいよ交換の日となった。ワクワクしながらお店に行った。タイヤ交換は混み合っていた。すべて予約制なのだろう。忙しそうだが、連絡の通りの時間で作業してもらえた。そして作業完了。真っ黒なタイヤが格好いい。

さっそく、ハンドルをにぎり帰路へ。慣らし運転が済んでいないから、「あれ予想と違う。」と正直感じた。初めはそう思った。ハンドルは軽い。地面の雰囲気がハンドルから伝わってこない。慣らし運転を300-500kmしてからでないと、タイヤの実力は分からない。

慣らし運転をして、感想。

ハンドルの遊びが減った

500kmほど走行したところ、レグノとくらべると2つ良くなっている。一つは、気になっていたハンドルのニュートラル付近の遊びが半分ぐらいになった。これで、レグノよりかなりハンドル操作が楽になった。これはサイドウォールが”かたい”からだろう。その効果でシャキッとしたハンドリングだ。これは長距離運転しても疲れにくい。

ブレーキの効きが良いと感じた

もう一つはブレーキの制動距離が短くなった。もちろん溝が減ったレグノとの比較であることをお断りしておく。新品のレグノと比べているわけではない。ただ、交換前よりはブレーキのききが良くなったと感じる。体感出来るということはかなり改善されたのだろう。もともと、レガシィーツーリングワゴン3.0Rのブレーキは効きが弱いと思う。なので、ブレーキの効きがよく感じられるのはありがたい。

ミシュラン独特のノイズはあるが、気にならないレベル

もう一つ気になっていたのは、ミシュランタイヤの特徴である高めのノイズだ。これは予想より少なかった。ENERGY SAVERを装着したVWトゥーランも乗っていた。これと比べると半分くらいのノイズだ。かなり静かになったと思う。聞き慣れれば、それほど耳障りでないノイズ音でもあるが、なにしろ今まではレグノ。静かすぎるタイヤだったのですこし心配だった。結果としてはそれほど心配することはなかった。

まん丸いタイヤ

いちばん感じたことは、本当にまん丸いタイヤだ。なにか特徴があるわけでもない。でもタイヤがタイヤの仕事を確実にしてくれている安心感がある。これは車を運転するときに大切なポイントだろう。

燃費

気になる燃費だが、レグノと比べてあまり変わらない。率直な意見だ。都市部の中を走ると6.0km/l。高速道路で10-11km/l。トルコン式AT+AWD+水平対向6気筒。燃費が良いわけがない。その燃費と引き替えに、どんな路面状況でも安心できる安定性と振動のない水平対向6気筒のフィーリングを楽しめるのが、レガシィーツーリングワゴン3.0R。その安定した走りにミシュランPILOT SPORT3はピッタリのタイヤだった。これにして良かった。

何度する買い物じゃないから、上手に選びたい

タイヤはそう何度も購入する物ではない。また、試して買える物でもない。買ってから交換も出来ない。だから選び方が難しい。この記事がそんなときに役に立てばうれしい。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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