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情報発信が作る世界

「需要がないから発信しない」って、落とし穴だと思うんですよね

「ニーズがないものを発信しても意味がない」

一見、正しく聞こえます。

でも、僕はこれには大きな落とし穴があると感じています。

需要って、発信によって生まれるんですよね。

まだ誰も言葉にしていないものは、当然「欲しい」とも言われないです。

でも、あなたが発信したとき、「そう、これを探していたんだ」と気づく人がいることもあります。

需要は最初から存在するのではなく、言葉にされたときに初めて需要として形になるんだなと。

あなたが「こんなこと、誰も興味ないだろう」と思っているもの。

それは本当に価値がないのでしょうか。

それとも、

まだ言葉にしていないだけかもしれません。


世の中を変えたものは、誰も求めていなかった

iPhone — 当時の顧客は「もっと良いガラケー」「ボタン付きのBlackBerry」を求めていたし、僕もそう思っていました。タッチスクリーンだけのデバイス?それよりもキーが要るんだよと。誰も要求していなかった。

ウォークマン — 「録音できないカセットプレーヤーを誰が欲しがるのか」「そもそも、音楽は家で聴くもの、外で聴く必要ないだろう」とソニー社内でも疑問視された。

自動車 — 「顧客に何が欲しいか聞いたら、もっと速い馬と答えただろう」ヘンリー・フォードの有名な言葉。

Post-it — 接着剤の「失敗作」から生まれた。誰も剥がせる「弱い粘着力のメモ」は必要としていなかった。

Twitter(X) — 「140文字だけで何かを発信したい」というニーズが存在しなかったところが、これが良いとなった。

どれも、顧客の声を聞いていたら生まれなかったものばかりです。

「そんなの大企業の話でしょ」と思うかもしれないですね。

でも、規模は違っても、本質は同じだと思っています。


「そんなのお金にならないよ」

僕がWordPressのサポートを仕事にしようとしたとき、こう言われたことがありました。

「サポートにお金を払う人なんていないよ」

正直、気持ちが揺らぎましたし、自分自身、そう思っていた。

ただ、これしかできることがなかったので、トライしたんですよね。

講座を企画して開催しても、参加者さんが来られないことも多くありました。

自分がやろうとしていることは、誰にも必要とされていないんじゃないか。もっと「普通の」仕事を探すべきなんじゃないか。そんな声が頭の中で響いていた。

でも、やめなかった。

というか、他にできることがなかったのだけど、やり続けたんですよ。

同時に、自分が試行錯誤してきたこと、つまずいたこと、見つけた解決策。それをブログに書き続けたんです。誰かに届くかどうかもわからないまま。

そうすると、少しずつ、相談が増え始めたんですよね。

「こういうサービスがあるなら、お願いしたい」

需要は最初からあったわけでなく、発信が、需要を作ったんですよね。


親指シフトの「orzレイアウト」

もうひとつ、僕の体験を話します。

親指シフトという日本語の入力方式があるのだけど、普通のキーボードだとやりにくく、

それを解決できる「orzレイアウト」というアイデアを思いついた。

これを発信したとき、需要があったわけじゃない。

「そんな変則的なやり方、誰が使うの?」という感じだと思う。

でも、発信したことで「これいい!自分も使うよ」という人が現れたんですよね。

そう

あなたの「こだわり」や「やり方」にも、同じことが起きるかもしれない。


フリーランスの2つの道

フリーランスには、大きく分けて2つの形があると思っています。

ひとつは業務委託型。クライアントの要望に応え、言われた仕事をこなしていく、それは素晴らしいこと。ただ、自由に見えて、実質は「雇われていないけど、雇われている」状態に近くなるかもしれない。仕事の内容も単価も、相手に決定権が行きやすい。「選ばれているけど主導権が相手」のままかもしれない。

もうひとつは、自分のビジネスモデルを作る道。自分の価値を自分で作る道。

僕は後者を選んできました。というと凄くなるけど、実際には、後者しかできなかったんですよね。

講座も、どこかの「認定講師」という名のフランチャイズではなく、自分オリジナルな内容を試行錯誤し続けました。正解がないから不安もあったんですよね。

これでいいのかと何度も思いました。

でも、その試行錯誤が「この人にしか頼めない」という価値に、あとあとなっていったんですよね。

あなたが今、たくさん試行錯誤を続けているなら、誰にも真似できない強みの種かもしれないと、僕は感じています。


なぜWordPressなのか

まだ見えないマーケットを作る発信の場として、SNSは向いていないと感じています。noteも違う。

理由は明確。

やっぱり検索なんですよ。

AIもすごいけど、AIは作業を一緒にしてくれるけど、探す時には遠回りな感じ。

検索のキーワードが見える「サーチコンソール」のデータが大切。

SNSやnoteだと、このサーチコンソールのデータが見えないんですよね。

自分の発信が、どんな検索ワードで、見つけられているのか。

サーチコンソールは「まだ見えない需要」に気づかせてくれるツールなんです。

そしてそのデータを見るためには、独自ドメインで発信し続けるツールが大切と思うんです。

いろいろ試した結果、僕が16年以上継続して使えたのはWordPressでした。

流行りのツールは次々と現れます。でも、自分の発信を資産として積み上げていくなら、自分でコントロールできる場所が大切と思っていて、それがWordPressだと作りやすいんですよね。。


発信した時点では、価値がわからない

ここで、大事なことを伝えたいです。16年以上、発信を続けてきた経験からなんですが、

文章を書いて発信したその時点では、自分自身も、それが誰かの役に立つとは気づいていなかったことが多いです、いやほとんど、というか全部、そんな感じ。

「こんな記事、誰が読むんだろう」と思いながら、記事の公開ボタンを押してきました。

反応がなくて落ち込むこともあったけど。

反応のために書いているわけではなかったので、続けてきました。

すると、半年後、一年後に、思いがけない検索ワードで見つけられたり、シェアされる。

そんなこんなで、「こういうことができるんですか?」とご相談につながっていきました。

あなたが、今、書いた記事が、一年後の仕事につながるかもしれない。それは、書いた時点ではわからないんですよね。


強みは、自分で見つけるものじゃない

「自分の強みがわからない」という悩みをよく聞きます。

僕もずっとそうだった。自己分析をしても、しっくりこない。強み診断を受けても、「そうかな?」となっちゃう感じです。

でも今は、こう思っています。

強みとか得意とかって、自分で見つけるものじゃない。周りの人との関係性の中で、初めて「強み」になるなぁと。

そして、その「周り」は、発信し続けることで変わっていく。

発信すると、届く人が増える。届く人が増えると、「あなたのここがすごい」と言われるポイントが増える。

強みは探すものじゃない。発信によって、作られていくものだと感じています。


「できて当たり前」が価値に変わるとき

サラリーマン時代の僕は、今だから言うけど、いろいろなことができていました。

まさに、零細企業と相性が良かったです。全部、こなせて、できるから。

でも、それは「社員だからできて当たり前」で終わっていました。

特別なことではなかった。あと、給料に反映されるわけもなくて。

ところが独立してみると、

その「当たり前」が、他の人にとっては当たり前じゃなかった。

「え、そんなことまでできるんですか?」と驚かれる。

感謝される。お金をいただける。

会社という枠の中では埋もれていた僕の特性が、

今はビジネスモデルの強みになっています。


発信とは、まだ見えないマーケットを作ること

需要がないから発信しないのではなく、
発信するから、需要が生まれる。

あなたの体験、あなたの発見、あなたの試行錯誤。

「こんなの誰も興味ない」と思っているもの。
「当たり前すぎて価値がない」と思っているもの。

それを言葉にして世に出したとき、「そういうことができるなら、お願いしたい」という人が現れる。

オリジナルのビジネスモデルは、そうやって作られていく。

あなたの中にある「まだ言葉にしていないもの」は、どんなことでしょうか?


あなたの発信を、一緒に形にする

「発信したいけど、何を書けばいいかわからない」
「自分の経験に価値があるのか、自信がない」
「WordPressを始めたいけど、一人では不安」

そんな声もよく聞きます。

僕は、あなたの中にある「まだ言葉にしていないもの」を発信するお手伝いをしています。

対話を通じて、あなた自身も気づいていない価値を言葉にしていくお手伝い。そして、それを届けるべき人に届く形で発信していくお手伝い。

16年間、自分の発信でビジネスを作ってきた経験と、人の話を聴いてきたカウンセラーとしての経験。プラス豊富なITやAIの知識、それら全てを使って、あなたをサポートしていきます。

まだ見えないマーケットは、あなたの中にあります。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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