WordPressの記事作成画面にある「タグ」の使い方でよく質問で尋ねられるのが、『タグにキーワードを設定しておくと検索エンジン対策(SEO)になるんですよね?』や『タグは、検索でヒットしてほしい単語を3から5つ設定したら良いのですすよね』です。
これらの質問ですが、答えは、
NO
です。
WordPressのタグはSEO対策機能でない
WordPressのタグは、検索エンジンの対策(SEO)のための機能ではないのです。
このタグは、カテゴリーを横断して、記事をグループ化する機能です。SEO対策のものではありません。
カテゴリーを横断してグループ化するのがタグ
例えば、「旅行」と「グルメ」と2つのカテゴリーがある場合に、地域として「東京」とタグを設定して、複数のカテゴリーを横断して、ブログ記事を横断して、記事をグループ化して抽出できるなら 便利です。(つまり、タグのキーワードは、ブログサイト全体を俯瞰しての設計が必要です)
バラバラなタグキーワードはあなたのブログの価値を下げる
しかし、SEO対策と考えて、WordPressのタグに記事ごとにキーワードを設定すると、記事ごとにバラバラなタグのキーワードを設定してしまいます。
すると、タグのページに進んでも、1記事しかない、ことになってしまいます。これだと、タグのページは役に立ちません。しかも、検索エンジンからすると、内容が少ないページ(質が劣る)と見なされます。
逆効果になってしまうタグ
SEO対策になるだろう、、と思ってやっていることが、実は、SEO的にも、読み手の立場からも、ネガティブな評価となってしまいます。
私は、タグは原則使っていません。(昔は、私もキーワードを設定しておくと良いのだろうと勘違いして、タグを設定していた時期もありました。)間違いに気づいて、タグをごっそり削除しました。
タグの自動生成ページはNo Indexする
タグを消すまではしなくても、SEO対策と考えて、タグで自動生成されるアーカイブページは、検索エンジンに、検索結果に使わないように設定(No Index)しておくこと必要があります。
Yoast SEO プラグインの設定方法
Yoast SEO プラグインを使って、タグの自動生成ページにNo Index を設定するには、
Yoast SEO のメニューにある
[Search Appearance] を開き、
[タクソノミー]のタブから
[タグ]の項目に進み、
[Show タグ in search results?] のオプションを【いいえ】に設定し、
画面下にある[変更を保存]をクリックして、保存します。これで、タグの自動設定ページに、No Index が出力されます。