梅棹忠夫さんのベストセラー書籍『知的生産の技術』を再度読み直しています。
20年ほど前、大学の卒業論文を書くときに、いや、卒業論文ではなくて論文の研究を進めるときに、この本は読んだ記憶があります。
その時は、「京大型カードとはどう書けばいいのか」という点ばかりとらわれていたかもしれません。
自分の体験や感じたことを、ブログを通じてアウトプットし発信できる、今だからこそ、新しい発見があるんじゃないかと、読み始めたのですが、書籍の「はじめに」と「一章」を読んだところで気づきました。
私は、手帳の書き方をキチンと学んでいなかったということです。
特に、書いた後に、どう見直しを行うのか、書いた情報をどうレビューするか、これらの視点が欠落していて、とにかくメモするだけだったのです。
去年、2017年は、ペーパーレスで情報を記録する挑戦でした。そのために、iPad Pro 10.5インチとApple Pencilも投資しました。この組み合わせは素晴らしいです。
しかし、あえて、もう一度、紙の手帳を1冊、持つことにしました。
理由は、一章の終わりにある「発見の手帳」という言葉に、心がワクワクしたからです。
もっとも、著者の梅棹さんは「発見の手帳は使わないようになり、京大型カードになった」と、ここで語られています。
でも、京大型カードに著者が辿り着くプロセスが大切なのではないか?その原型に、発見の手帳というものがあ理、京大型カードにつながっていったのではないか、と考えています。
なので、発見の手帳というものを、一度やってみようトイウ気持ちなりました。
いそいそと、モレスキンの手帳を購入しまして、発見したことのみを記入する手帳としました。
約2週間、いつも手帳を持ち歩き書いて見たら、意外と自分の思考や感じたことがギュッと詰まって積み重ねられていました。ミルフィーユみたいに。
予想よりレビューしやすく記録されています。書き方ではなく、「発見したことのみ」を書く、というルールがよかった様子です。どんどん続けていこうと思います。
手帳で大切なのは、いつでもすぐに書けることなので、手帳のサイズは、ポケットサイズ(9 cm × 14 cm)を選んでいます。iPhone 8 Plus とほぼ同じサイズです。
モレスキンと言えば、ハードカバーなのですが、肌身離さずとなるとポケットに入れて持ち歩きます。硬いハードカバーだと、ポケットと相性が悪いので、ソフトカバーのタイプを選びました。この判断がよかった様子で、ずっと持ち歩けています。
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