2019年の夏に、イギリス・ロンドンを中心に旅行しました。ロンドンのホテルに4泊5日の滞在でした。
旅行前に調べたのが、チップを払うシチュエーション。
イメージとしては、ありとあらゆるときに、チップを支払う必要あるのでは、、と、ドキドキでした。
日本人にとって、チップは馴染みない文化、失礼のないようにしたいですし。
実際にチップを渡したのは1回だけ
今回の旅を振り返ると、本当の意味での「チップ」を渡したのは1回だけでした。
それは、ホテルに宿泊したときに、歯ブラシと髭剃りのアメニティキットが無く、電話で(慣れない英語でコンシェルジュさんに相談して)部屋に持ってきてもらったときです。
アメニティキットを持ってきてもらって、本当に助かりました。で、自然と「チップを渡したい」気持ちになりました。
気がついたら、2ポンドを。
スタッフさんから「Thank you sir. 」と言ってもらえて、なんか、ドラマで見たシーンやーと盛り上がりました。
4泊5日で、正味のチップはこれだけでした。
では、以下のシチュエーションごとにどうだったのか?を、書いていきます。
ホテル
今回、滞在したのは、マリオットカウンティホール。玄関に階段があって、ポーターさんが、スーツケースを手伝ってくれるのですが、チップは不要でした。周りのお客さんを見ていても、チップを渡している雰囲気は無かったです。
フロントでチェックインしたのが、朝の時間だったため、フロントで、荷物は預かってもらい、部屋に入ったら届いていました。なので、ここもチップを渡すことがなかったです。
ベッドメイクのときに、チップを置いておく(ピローマネーと言うそうですが)のか?も迷いましたが、調べたら、イギリスでは、ピローマネーの風習はない、とわかりました。なので、ここも不要。
上でお話ししたように、歯ブラシと髭剃りのアメニティキットが、部屋に備え付けられていなかったので、持って来てもらったときに、2ポンドのチップを渡しました。
相場がわからなかったので、1ポンドにするか、迷いましたが、実際に購入したら、、もっとお金と時間が必要です。
なので、2ポンド。これが適正なのか、ちょっとわかりませんが、渡したあとのアメニティを持って来てれたスタッフさんの雰囲気(反応)を感じると、ちょうど良かった様子です。
これについては、別記事に書いてますので、こちらも一緒に読んでください。
▶︎ ロンドン ホテルの歯ブラシとシェービングキット アメニティ 事情 2019年版
レストラン
ホテルのレストランを含めて5軒のレストランに行きました。結論は、5軒すべてチップは不要でした。
理由は、お勘定のときに持って来てもらったレシートに、サービス料 12.5パーセントの項目があるから。
サービス料が加算されている場合は、チップは不要です。
レストランのお勘定は、席のまま、そこに、クレジットカード決済端末を持ってきてくれるので、そこで、カードの暗証番号を入力します。
クレジットカード決済の端末は、直接携帯ネットワークに繋がっており、その場で、支払い手続きが完了します。便利でした。
今回のロンドン旅行で、レストランだけでなく、すべてのクレジットカード決済のときに、サインを書いた記憶が無いですよね。
全部、暗証番号入力でした。
なので、支払う前にレシートを確認してください。Service charge(サービス料) 12.5パーセントの項目があれば、チップは不要です。
サービス料の記載が無い場合は、どうするか?困るのですが、どうやら料金の10%ぐらいをチップで渡すと良いらしいです。
残念ながら?行ったお店全て、サービス料の項目がありました。
おそらく、一般的なレストランであれば、Service charge(サービス料)の請求があるかなと。
パブ
飲み物だけだと、キャッシュオンで支払うので、チップは不要でした。
フードも頼んだ場合に、席に持って来てくれたときは、どうなのか?
オックスフォードの小道の奥にある有名なパブに行ったときは、周りの雰囲気を観察していましたが、チップは無しでした。
タクシー
ロンドンといえば、独特のデザインのタクシー。 ブラックキャブと呼ばれています。
タクシーは、メーターの金額に追加して、チップを払うのが慣習の様子です。(サービスが気に入らない場合は、チップ無しもOKですが)
タクシーは、現金で支払うか、クレジットカードで支払いするのか?で、チップの事情が変わります。
ロンドン市内のタクシーでは、クレジットカード決済が基本な様子でした。
タクシー 現金でお支払い
現金で支払うときは、多めのお金を渡して「お釣りはいいよ」と言うのがスマートにできます。料金の大体10%だそうです。
「お釣りはいいよ」とチップ渡す場合の英語は、「Please keep the change. 」と言うと良いのですが、とっさに言えないですよね。
「No change, Please. 」と言ったつもりが、「No charge, Please.」と言っちゃったのですが、雰囲気で運転手さん笑ってくれました。
オックスフォードで乗ったタクシー1台だけは、乗るときに「現金のみだけど良いかい?」と聞かれて、クレジットカード端末無しでした。
ロンドン市内では、5回 タクシー(全部、ブラックキャブです)を利用しましたが、全て、クレジットカード決済端末がありました。
タクシー クレジットカードでお支払い
クレジットカード決済のときは、日本と違い、クレジットカードを運転手さんに渡す必要はありません。
決済端末が、タクシーの座った席の前にあったり、
席の横にあったりします。
ここで、決済するときに、端末でメーターの金額を確認した後、チップはいくらにする?と、画面に英語のメッセージが出ます。
このとき、2つのパターンがありました。
一つは、チップの金額を直接入力するタイプ、そして、もう一つは、メーター金額に、5%・10%・15%とメニューが表示されるタイプ、でした。
直接入力は、計算して、金額をテンキーで入力する必要があります。両方を経験したのですが、選択で決めれる方が、操作は楽でした。
どちらの場合も、10%の金額にしました。
公衆トイレ
トイレは、有料施設やホテル・レストラン中のトイレは、日本と同じ感覚で大丈夫です。
違うのが、駅などの公衆トイレです。ただし、チップではなく、利用料を支払う形になっています。
50ペンス硬貨が、必要になるので、財布に入れておくのをオススメします。
駅のトイレで、50ペンス硬貨がとても大切だったことは、こちらの記事に書いています。
大道芸人さん
これは、チップというより、投げ銭ですが、コベント・ガーデンや、ロンドンアイの近くのテムズ川沿いの公園では、大道芸人さんがショーで、通行人の私たちを楽しませてくれます。
投げ銭なので、払うかどうかは、自由ですが、楽しめた!ので、1ポンドから2ポンドの投げ銭を入れてきました。
旅行にいく前は色々と考えてしまう
旅行に行く前は、アレはどうなの?これはどうなの?と考えがちですが、実際に行ってみれば、大丈夫でした。とはいえ、いく前に迷った気持ちもありました。その点を考えてこの記事をまとめました。
楽しい旅になりますように。