iPhoneのChatGPTアプリの入力欄「Messageと書いてある」右端には、波形のアイコンがある。
ここをタップすると、音声入力が使えるようになる。
文字起こしAIのWhisperを使えるメリット
iPhone(iOS)の音声入力と違うのは、まず、文字起こしAIのWhisperを使う点、このWhisperは、ChatGPTを開発したOpenAI社の持つ音声認識AIだ。
これを使ってカンタンに長文を生成し、ChatGPTによって、読みやすい形にまとめる方法を紹介する。
通常のiPhoneの音声入力機能では、話さず黙っていると、音声入力の機能も停止し、再度、音声入力をONにする操作が必要になる。しかし、このWhisperは10秒間の沈黙があってもそのまま音声認識できる、もっと長い沈黙でも大丈夫。
これは、考えながら声にするときに、黙って考える時間もそのまま使えて有用だ。
自由に思考をストップせずに、湧き出るアイデアを言葉で話すだけで文章ができる
では、どう使うのか?
まず、頭に浮かんだアイデアや考えを自由に、ChatGPTアプリの波形アイコンをタップし、Whisperの音声認識に向かって話す。沈黙の部分もそのままで大丈夫なので、思考をストップせずにアイデアを言葉にすることができる。文章を考える上で、クリエイティブな状態で過ごせて、ストレスを感じずに済む。
文章の整形はChatGPTに作業させる
アイデアを話し終えたら、次はChatGPTに以下のようなプロンプトを追加する。
「上記のアイデアをわかりやすくまとめてください」
iPhoneのChatGPTアプリにそう命じると、音声認識で作られたテキストをわかりやすい形に生成してくれる。
こうなればしめたものだ。
ChatGPTが分かりやすい文章を生成するので、これを土台に、ブログ記事やレポート、メモの下書きに利用して、そこから自分の文章を書く。
結果、短時間で、アイデアを整理し、情報発信するプロセスがスムーズに行える。
創造的なアイデアをすばやく文章にできる
iPhoenアプリのChatGPTに搭載されているWhisperの音声認識AIを「プロンプトを音声入力する」のに使うのでなく、「アイデアを話してテキスト化する」のに活用するのがミソだ。
iPhoneの音声入力は便利だが、一方で、長文の音声入力は苦手な印象がある。
今までの音声入力では成しにくかった、長い文章を自由に生成することが、この方法でカンタンに実現できる。
創造的なアイデアをすばやく文章にできる。ぜひ試してみて、効率的な文章作成を実現して欲しい。
この記事自体、この方法で書き上げた。
↓ 実際の様子のスクショ。