WordBench がスタートしてから10周年になる2018年9月23日に全てのサービスが終了となります。
運営チームのみなさん、そして、WordBench を立ち上げた三好さん、ほんとうにありがとうございました。終わりというアナウンスになってから、感謝をお伝えするのは遅いかもですが、いまでも遅かったと感じているので、感謝です。
多分通算で5回しか参加していませんが、私にとって WordBench との出会いは、刺激の塊でした。2013年の春でした。独学でなんとか使っていた WordPress の知識を深めてくれる機会を得ました。そして、WordPress の世界の広さと深さも体験しました。WordBench の機会がなければ、WordCamp にも参加しなかっただろうし。大阪のJUSOコワーキングさん(深沢さん)との出会いもなかったです。私は今のブログコーチという仕事で「テクニカルも詳しい」立ち位置になれたかな?と。ありがとうございます。
WordBench が終了することは決定とのことですし、終わりを決めるというのは、大変な決断だったのでは、と想像します。想像しても、多分、ちょっと参加しているぐらいの私には想像力が足りないぐらい、すごい決断だったのでは。(三好さんがご自身のブログ記事にまとめられています。)
今回の流れについて、運営チームへ「何があったのか?説明が足りない」と、私は当初感じました。しかし、よくよく状況を整理すると「説明責任は、問題行動を起こした側にあるのでは」とも思いますし、「過去の何がを知るより、これからどうするのか?」が大切と思っています。
とはいえ、ここ最近の WordBench の急増は、WordPress 人気があるとはいえ、違和感も感じていました。イベントを継続して開催するのは、とても大きなパワーが必要なのに。
WordBench のイベントは、WordPress の管理画面に掲載され、たくさんの WordPress ユーザーの目に止まる仕組みがあります。「この集客力のみ」の魅力でイベント開催の行動を誘引した点があると感じます。
「 WordBench 」を開催すれば、集客できる。これは、WordBench の理念から大きく乖離しており、理念の共通理解がなくなったため、行動規範が必要になったと、理解しています。
私自身、ものくろキャンプというコミュニティを運営しています。独自コミュニティを運営してきて、自分以外が構築した仕組みを利用する限り、クローズのリスクは存在します。そこに安易に飛びつかれると、コミュニティはツライなぁと。
自分自身、コミュニティを成長させてきましたが、フリーライド的にすり寄ってくる人もいました。その芽が出ないうちに、私は対策を行ってきました。話が逸れました。
コミュニティ活動をやっちゃダメ、ということではなく、世界標準に合わせた形(Meetup.com グループ)へ切り替えることになった。
日本の WorPress の潮目が変わったときやね。となるのか?さらにグローバルと共通になり、飛躍するのか?後者のチャンスと感じます。
人は変えられない、自分は変えられる。
最後に、
西川さんのブログにて、
意見が違ってもいいから言いたいこと言っちゃえや、と。自分はこうしたらいいと思う、こうしたいという、これからのことを書いたらいいよ。
との言葉を読み、参加回数少ないけど、そもそも、そんなに WordBench では活発に活動してないけど、などを棚上げして、自分の主観だけで、書きました。
おっい!それは違うだろ!という部分もあると思います。でも、私が感じたことを素直に言葉にしました。それが、多様性と自発性 だと思うのです。
素晴らしいなぁと感じたのは、問題が発生したことで、素早く批判を恐れず行動規範を定めた運営チームの皆さん、そして、その行動規範について「感じたことを素直に発言」できるコミニュティの懐の深さでした。
名前が変わることで、共通理念の理解がない人が振り落とされて、さらに多様性と自発性を尊重する人たちが集まれば、いいなぁと。
その懐の深さをなんとなく感じていたから、WordCamp男木島の実行委員にボランティアで参加しているのだなぁと。(業務連絡 To WordCamp男木島実行委員各位 炎上していたプロジェクトを一区切りすることができました。止まっていた作業再開します。)
WordBench 終了によせて感想や意見が集約されているのは、こちらのページ。
このように、意見を交わせるブログって素晴らしい。