500通のメールをPDFに変換したおおひがしです。簡単にできる!と予想していたのですが、人海戦術でしかできなかったという結果でした。もっと良い方法をご存じの方教えて下さい。
全部を自動化できなかったけど、部分部分は工夫したっという記事です。そんな工夫する前にさっさっとやったら良かったんでないかい?という噂もあります。
ワークフロー
全体として”何したのか?”を説明します。Gmailのなかで特定の送・受信宛のメールを1つのPDFにまとめることになりました。その数500以上。
Gmailからはまとめて出力出来ない・オンラインでの作業はしんどいので、ラベルの分類のみして、Thunderbirdにて作業しました。OSはmacです。
ここからなら簡単だろうと思ったら、出来ません。
テキストにまとめると添付ファイルが抜けてしまうし、htmlからPDFに変換すると良い感じに出来ますが、これも添付ファイルの問題にぶち当たりました。
手間がかかります。手間がかかることは嫌だなーって思いますよね。おおひがしもそうです。
でも、裏からの視点で見ると、手間かけないと出来ないPDFです。これってある意味すごく価値があるなと思いました。
なので、手作業で頑張ることにしました。
プリントダイアログからPDF
macなのでOSからPDFを簡単に作れます。1通あたりプリントダイアログ呼び出して、マウスで4回のクリックです。500通として、なんだ2000クリックか。楽勝(強がっています。2000回ってね)。あっ添付ファイルもあるから、もっとだった....。
1つのメールのPDFが出来たら、PDFを合体させます。これはautomator君が優秀なので大助かりでした。
作業の中を分析
繰り返しの動作がマウスのクリックとCommand+Pです。どちらも右手の作業でキーボードとマウスの行き来が大変です。
左手がサボっているので、彼にも仕事を分担してもらうとイイはず。マウスを左手にするのも良い方法です。
昔 CADを使っていた時にはテンキーを押すことが多いため、左マウスでした。外付けテンキーは買ってもらえなかった。これ良いんですけどねー。
今回は斜め上左の発想です。左のキーにCommand + Pを割り当てました。狙ったキーは「caps」です。このキーもサボっていますので、白羽の矢を立てました。
設定方法
PCKeyboardHack + KeyRemap4MacBook の2つのソフトを使います。capsキーが特別なキーなので、2つのソフトを組み合わせます。他のキーなら、KeyRemap4MacBookだけでオッケーです。
PCKeyboardHack
capsキーを 「F18」キーに置換します。キーコードは「79」です。F18にしているのはキーボード上にないキーというのが理由です。F17でもF19でも良いいと思います。
KeyRemap4MacBook
「F18」キーを「Command + P」キーに置換します。
[text]
<item>
<name>print</name>
<identifier>private.print</identifier>
<autogen>__KeyToKey__ KeyCode::F18, KeyCode::P, ModifierFlag::COMMAND_L,</autogen>
</item>
[/text]
これをprivate.xmlに追加し、有効にします。これでok。いつでも、capsキーだけでプリントダイアログを呼び出せます。
ものくろ おおひがしの思ったこと
簡単に複数のメールをPDFにできると思っていました。ところがその機能がないんです、どのメールソフトにもありません。何とか出来ないのか?漂流の旅に出たのですが、やっぱり見つけられませんでした。
仕方ない手作業でがんがる!となりました。
ただし、手作業の中のパートを自動化することは出来ます。今回はPDFの結合の手間がautomatorを活用し減ったのが助かりました。
キーリマッピングを設定し片手の作業を両手で出来るようにすると、2倍でなく3倍速くできたなと感じました。作業時間が短くなり集中力を浪費せずに済んだからと思います。
みなさんはどう感じられましたか?