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【音楽の力】双極性障害 ”つらい・悲しい・あきらめ”の気持ちを忘れさせてくれた

月曜日です。一週間のスタートです。双極性障害の”鬱エピソード”、つらい経験でした。布団から出れないのです。眠いのでなく、手・足・頭 すべてが鉛のように重く動かないのです。

鉛様麻痺【えんようまひ】という症状です。

手足や全身が、鉛のように重く感じられる状態。強い疲労感があり、容易に立ち上がることもできなくなる。好きなことをしたり、楽しい出来事があったりすると元気が出る、非定型うつ病の代表的な症状のひとつ。

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16から20時間以上

寝る生活でした。この時は”つらくてつらくて”どうしようもないのです。ただ、いくらか症状がおさまりだします。少しなら体を”起こせる”、ちょっと起きて”過ごせる”と感じれるタイミングがあります。

これで楽になると思ったら...ところが、ストレスの原因になっている思考がどっと頭に流れ込んでくるのです。そして、その思考がスパイラルのように続きます。

耐えれない・考えたくない

そう感じて私は布団に潜り込み、そして、体調を崩す繰り返しでした。認知行動療法・マインドフルネスに基づく治療を受けたことで、この「いやな気分」をつくる思考から解放されました。

しかし、つらい気持ちで「一杯一杯」な時は、治療のために病院に行くこともできませんでした。なかなか大変でした。

出会った曲

Waltz for DebbyBill Evansの名盤です。独特の空気感をもつアルバムです。ライブハウスの「ヴィレッジ・ヴァンガード」のライプ音源です。後ろで話す声やカップの動かす音も聞こえます。一人の世界から抜け出すことができました。

私の趣味とたまたま相性が良かっただけかもしれません。でも、聴いている時間は「いやな・辛い」思考から離れることができました。単純に音楽を聞く、そして、「いいなーこのメロディー」と感じる時間を持てました。

思考を途切れさす事

ポイントでした。聞き終わると、再び”つらい”思考がでてきます。しかし、一度、思考の「連鎖を切れた」ことが凄く大切でした。その大切な時間を支えてくれた音楽と出会えたのは幸運でした。

この1枚と出会う前に多くの曲を聴いたのですが、日本語の歌詞は「心への刺激」が強すぎました。頭の”つらい考え”がさらに”つらくなる”時もありました。歌詞がない・外国語で意味が受け流せるほうが良いと感じました。

気分転換

大切と良く言われます。ただ、今まで好きだったことすら出来なくなるほど、心は疲れています。気づかないうちに「気分転換さえもできない」と自分自身で責めてしまいがちです。

お気に入りの音楽 CD 一枚を聴くことは気分転換とはちょっと違うのかもと感じました。頭に止めどなく出てくる「いやな思考」から離れる時間だったからです。

気分転換していても、「考えたくない」思考が頭をグルグル回っていると”しんどい”ばかりです。そうなりがちです。そんな思考から離れる!と思えば思うほど、頭の中はその思考で「一杯」になります。

思考の連鎖を止めてくれる。音楽の力で楽になれました。

Jazzという枠組みを超えた存在

Waltz for Debby
Waltz for Debby

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Bill -Trio- Evans
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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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