とてもわかりやすい双極性障害(躁うつ病)の冊子を見つけました。「患者さんとご家族のための双極性障害ABC」です。
なんだ「患者さんと家族さん向けか」とならず、是非ダウンロードして見てください。なぜか?理由をお話しします。
私の双極性障害が”確実”に発症しただろうと推測されているのが、2011年1月です。専門医を受診したのが2011年5月です。
このタイムラグの間にストレスからくる不安に耐えれなくなり、抗不安薬(デパス)を服用しました。後から振り返ると、この正しい治療を受けれなかったタイムラグが悔やまれます。
一番はじめに”おかしい、なにか変だ”と感じてくれたのは、2010年年末に会った中学からの親友でした。私は覚えていないのですが、お酒を飲んだ私、異常なほど話し続けていたそうです。その時になんか”変だ”と感じてくれていました。
ただ、彼もまさかそんな病気があるとは..でしたし、私自身もうつ病という言葉は知っていても、躁うつ病も双極性障害も知りませんでした。診断後でも彼は親身に相談に乗ってくれました。本当に命の恩人なんです。
何が伝えたいか?というと、家族より先に少し距離感のある方が「異変」に気づきやすいと思います。そういうを経験しました。肉親が気づいたのは最後でした。一番身近だったパートナーは病ということより、先に信頼関係が崩れていました。
見えない病気です。本人は気づけない病気です。なので、すこしだけ力を貸していただけたらと思います。あれ、どうなの?という気付きが、”あるか、なかったか”で、その後の回復が大きく違うのです。
多くの方に知っていただきたいです。当時、出版されていた本を使って肉親に理解をしてもらいました。その経験からすると、この冊子は画期的と評価しています。
どのような病、いや、そもそも治療が必要な病であるけど、治療すれば回復することが丁寧に書かれています。また、どんな症状が現れがちなのかが、具体な例とともに示されています。あわせて、再発防止のポイントが説明されています。これら3つがとてもわかりやすいと思います。
2年前はもう「ダメだ」「人生終わった」と感じたのが事実です。でも大丈夫です。そんな私も自分ペースですが生きてます。
20ページとポリュームがある冊子です。数ページでも良いので目にしてください。そして、できればシェアしてもらえると、多くの人の勇気に繋がります。
ここまで読んでいただいた、あなたの行動がとてもうれしいです。
私と家族が双極性障害を理解できた本です
講談社
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