2013年10月5日、病院で血液検査を行いました。
双極性障害の再発予防で服用している「炭酸リチウム」の血液中濃度 測定のためです。
再発予防の重要性
双極性障害は、放置すると躁状態とうつ状態を何度も繰り返してしまうので、これらの病相が治ったからといって、そこで治療をやめてしまうと、再発してしまい、これをくりかえすと社会的なダメージが大きくなります。そのため、長期にわたる再発予防療法が必要となるのです。
双極性障害(躁うつ病)|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
気分安定薬と呼ばれる薬が有効
双極性障害には、気分安定薬と呼ばれる薬が有効です。
このうち、最も基本的な薬はリチウムです。リチウムには、躁状態とうつ状態を改善する効果、躁状態・うつ状態を予防する効果、自殺を予防する効果があります。
しかし、リチウムは副作用が強く、使い方が難しい薬でもあります。リチウムを飲む時は、血中濃度を測りながら使わなければいけません。有効な血中濃度は0.4mMから1.2mMくらいの間で、これを超えると副作用が出やすくなります。
双極性障害(躁うつ病)|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
副作用とお付き合いしながら、再発予防のためリチウムを服用しています。予防なため”飲み続ける”必要があります。一生のお付き合い。
できれば女性にそう言ってほしい..のですけど。
また、躁鬱病という名前から鬱病との類似したイメージもあるかもしれませんが、治療に使う薬は全く違います。そのため双極性障害の鬱エピソード中に受診すると、、有効な治療薬が服用できない..ということが起こってしまうのです。
副作用って?
リチウムの副作用として、とくに飲み始めに下痢、食欲不振、のどが渇いて多尿になる、といった症状が出ることがあります。また手の震えは、有効濃度で服用していても長期に続く場合があり、なかなかやっかいな副作用です。
さらに、血中濃度が高くなり過ぎると、ふらふらして歩けなくなり、意識がもうろうとするなど、様々な中毒症状が出る場合があります。
ほとんどの副作用は経験しました。手の震えから”文字が書けない・ハサミを使えない”もありました。外出時は多尿なので、公衆トイレのある場所を覚えている範囲以外は行きにくい、長時間の交通機関が怖いというのもありました。それとニキビも悩みですね。これ女性は辛いですよ。
最も多い時は1200 mg/日を服用していました。今は400 mg/日です。
今でもいつも喉が渇いている感覚はなくなりません。また、長時間水分をとらないと..リチウムの血中濃度が変化するためか?結構フラフラするんです。
なので『いつもミネラルウォータのペットボトル』を持ち歩いています。だいたい1Lほど。
今回の濃度は?
0.3 mMでした。下限ぎりぎりということで、一日のリチウムは400 mg(朝と晩に200 mg を一錠づつ)です。
この測定データから薬の量は現状のままとなりました。なお、これは個人差があると思いますのであくまで参考程度ということでお願いします。
これとラミクタール 200 mg/日と漢方薬を飲んでいるので安定しています。リチウムだけだと安定しているか?ここはわかりません。
第31回日本精神科診断学会ランチョンセミナー|カンファランスレポート|ラミクタール(双極性障害)|GlaxoSmithKline
今回の検査で血中濃度が下限ギリギリということは、これから先に炭酸リチウムの量は減らないというとです。副作用もこれ位でお付き合いしていくわけですね..仕方ないので頑張っていきますよ。
ここで自分に負けないように副作用に・人生に、挑戦していこうと思います。
その他のデータです。お酒を飲まないと...いい感じになるという実例です!
参考リンク
1.双極性障害(躁うつ病)ってなに? | 双極性障害ABC | 双極性障害について | こころの健康情報局 すまいるナビゲーター[すまナビ] 双極性障害
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