いやー、びっくりしました。
macOS 27 Golden Gate にアップデートしてから、CotEditor や Pages で新しくファイルを作っていたら、勝手にファイル名が表示されていて。
今までみたいに「名称未設定.txt」にならないんですよね。
めっちゃ便利。
調べてみたら、macOS 27 の新機能「ファイル名の提案」でした。Apple Intelligence がファイルの中身を読んで、内容に沿った名前を提案してくれる、というもの。

WWDC の目玉ではなかった、地味に便利な機能
macOS 27 Golden Gate は、2026年6月8日の WWDC26 で発表されました。
ファイル名の提案は、基調講演で大きく紹介された機能ではなくて、ベータ版を触った人たちが見つけて話題になった機能の様子。
「名称未設定 7.pages」のようなファイルが、どんどん溜まっていく問題を解消してくれる。
ファイルだけでなく、フォルダ名の提案にも対応しているらしいです。
(アップデートした時の話は、こちらに書いています。ノッチを避けるメニューバーも、地味に良いです)
macOS 27 Golden Gate にアップデートした【MacBook Pro M4 Pro】ノッチを避けるメニューバーが良い 2026-09-17
スクショは、Claude Code に撮ってもらった
記事にするにあたって、スクリーンショットは Claude Code に撮ってもらいました。
自分の書類だと、中身が写ってしまうので、Claude がダミーの「週末に作るカレーの材料メモ」を書いて、テキストエディット、CotEditor、Finder で試していく、という流れ。
ベータ版の時点では「英語環境でしか動かないようだ」という報告もあったんですが、
日本語の環境でも、ちゃんと動きました。
書類を書いていると、タイトルに「提案」が出る
テキストエディットで新規書類を作って、中身を書き進める。
しばらくすると、ウインドウ上部の「名称未設定」が、「週末のカレー材料 — 提案」に変わりました。
タイトルの横の「提案」の矢印をクリックすると、ほかの候補も出てきます。

ここでは「カレーの材料メモ」が、もう一つの候補。
保存するときも、最初から名前が入っている
⌘S で初めて保存するとき。
名前の欄に、最初から「週末のカレー材料」が入っていて、その下に、別の候補も表示されます。

そのまま保存すれば「週末のカレー材料」。
もちろん、提案を使わずに、自分で名前をつけることもできます。
CotEditor でも出る
Apple の紹介では、対応アプリとして名前が挙がっているのは Pages、Numbers、テキストエディット。
でも、僕が気づいたのは CotEditor と Pages でした。
Claude Code に試してもらうと、こちらも「浅草への行き方メモ」と提案が出ています。

Apple の開発者フォーラムの説明だと、提案はアプリ(NSDocument)に返される仕組みらしいので、macOS 標準の書類の仕組みを使っているアプリなら、出るのかなと。
(Pages でも同じように出ていたので、書類を作るアプリなら、だいたい出るのかもしれません)
Finder で名前を変えるときも、候補が出る
Finder でファイルを選んで、名称変更の状態にすると、少し待って、候補がポップアップします。
「doc_8f3a21.txt」という、意味のない名前のテキストファイルで試してもらうと、

「週末のカレー材料メモ」と「カレーの材料リスト」。
中身を、ちゃんと読んでいるんですよね。
下矢印キーで候補を選んで、Enter で確定できるそうです。
Webサイトからダウンロードした請求書のPDFなど、英数字の羅列になっているファイル名を、中身に合った名前に付け替えるときに役立ちそう。
(請求書のPDFって、なぜか英数字の羅列のファイル名が多いんですよね)
複数のファイルを選んでフォルダを作るときも、共通するテーマがあれば、フォルダ名を提案してくれる!素晴らしいですよね!
仕組みは、中身と、同じフォルダのファイル
Apple の開発者フォーラムでの説明によると、提案は、
- 書類の中身(テキストと画像)
- 同じフォルダにある、ほかのファイルのメタデータや内容
をもとに、名前の提案用に調整された Apple Intelligence のモデルで作られている様子。
(ただし、実装は今後変わる可能性がある、と注記されていました。)
オフにしたいときは、Finder の設定から
提案がいらない場合は、Finder の設定からオフにできます。
Finder を開いて、メニューバーの「Finder」→「設定」を開く。
「一般」タブの、一番下にある「ファイル名を提案」のチェックを外す。

英語の記事だと「Suggest file names」と書かれている項目で、日本語の環境では「ファイル名を提案」でした。
説明文にも「ファイルの内容やフォルダ内のほかのファイル名に基づいています」と書いてあります。
Apple Intelligence は使いつつ、ファイル名の提案だけ止めたい、という場合は、ここだけオフにすれば良いと。
ちなみに、Apple Intelligence 全体のオン/オフは「システム設定」の「Siri」のところ。
macOS 27 では、Tahoe までの「Apple Intelligence と Siri」が「Siri」に置き換わっています。
Apple Intelligence をオフにすると、提案も出なくなるのか?
仕組みから考えるとそうなりそうですが、はっきり書いてある資料は見つけられず、僕も試していません。
気になるところも、少し
便利なんですが、気になる声もあります。
提案された名前が、いつも的確とは限らない。
候補がすぐに出ず、手入力している途中で表示されて、作業の流れが止まることがある。
急いでいるときに、間違えて提案を選んでしまうことがある。
ファイル名に日付が入っていると、カレンダーの予定のような名前が提案されることがある。
Apple も、ベータ版で「提案される名前が、内容より一般的になることがある」という不具合を案内していました。
まー、そうですよね。最後は自分で確認して、違ったら自分で名前をつければ良いかなと。
終わりに
基調講演では目立たなかったけど、こういう地味な機能が、ありがたいんですよね。
「名称未設定」がたくさん並んでいた僕でしたが、これでお別れできそうです。
しばらく、このまま使ってみます。
参考
- macOS 27の地味に便利なAI新機能が判明!ファイル名を自動提案(iPhone Mania)
- macOS 27 Golden Gate can name files based on their content(Macworld)
- How does macOS 27 generate suggested titles for draft documents?(Apple Developer Forums)
- How to turn off AI file name suggestions in macOS 27 Golden Gate(iDownloadBlog)
- Say Goodbye To “Untitled” Files(MacMost)







