「かえうち」iOSでも親指シフトタイピング、キーボード配列を自由自在にカスタマイズできるUSBアダプタ

初回出荷分を入手

iOSのiPhone・iPadでも、外付けキーボードを使ってスムースに親指シフトタイピングできる日がやってくるなんて、感無量です。

iOSの仕様上、外付けキーボードの配列カスタマイズは制限されており、親指シフトタイピングは諦めるしかありませんでした。

しかし、そんな状況も過去の話になりました。

この「かえうち」を利用すれば、 スラスラとiOSでも「指が喋る」感覚で文章を綴れます。このアダプタは クラウドファンディングにて、製品化されました。 私は初回出荷分に出資していまして、8月下旬(2017年)の初期ロットを手にしました。

素晴らしい製品を作っていただき感謝です。この記事では、使ってみてのレビューを中心にまとめています。細かな設定やカスタマイズの操作方法などは、 別の記事にてまとめる予定です。

iPhoneやiPadで親指シフトが使えることは画期的

この文章も、iPad Proにて親指シフトにて書いています。毎日の文章を書く環境として、思考を文字に定着させていくのに、問題なく使えます。まだ使い始めて1日ですが、キーをタイプして文字入力していく動作や同時打鍵の遅延はほとんどなく、気持ちよく書いています。

これで、MacBookを持ち歩かなくても、キーボードを置くスペースがあれば、どこでも親指シフトを使えます。

キー配列カスタマイズはマウス操作で設定できる

「かえうち」のキーカスタマイズは、ブラウザーの上で動作するGUI画面のマウス操作にて、オリジナル設定を作れます。 作成した設定ファイルをダウンロードし、専用アプリから、USBアダプタへ設定を書き込みます。

専門知識が不要な仕組みになっており、設定の柔軟性も予想以上でした。カスタマイズ の操作は下のWebページにて、アダプタを購入していなくても、デモ操作が可能となっています。 デモ操作では、カスタマイズしたキー配列を保存できない点に注意してください。

アダプタをクラウドファンディングにて購入している場合は、出荷時にメールにて、プロダクトキーが届きます。これを入力すると、 カスタマイズ配列を保存できます。(到着するアダプタには、プロダクトキーは同梱されず、メールで届くので注意です)

マニュアルはこちら

到着したアダプタはキー配列を書き込まないと動かない

届いた状態のまま、キーボードにアダプタを接続しても動作しません。キー配列を書き込む必要があります。この書き込みには、PCが必要です。私は、MacBookPro2016モデルを使い、設定しました。

USB-Cなので、変換アダプタを介して接続しました。使った変換アダプタはこちらです。

右手ずらしの orz-layout を設定

ありがたいことに、 右手ずらしのorz-layoutも、ブラウザーのキーカスタマイズにあらかじめ含まれていました。感謝です。

おかげさまで、ベースとなるキー配列はワンクリックで呼び出しでき、カスタマイズの作業で悩まず、楽チンに進みました。ありがとうございます。

弱点でもありメリットにもなる英字と日本語の切り替え

日本語入力をオン・オフ操作は、アダプタを介しているため独特の操作となります。

OSの日本語入力オン・オフと連動できません。

例えば、iPadにて英字入力から日本語入力へ切り替えるには、まず、iOSの日本語入力をオンにて、その後「かえうち」のモードも日本語入力オンへ切り替える必要があり、二度手間です。

これが弱点です。この部分について、Windowsに限っては「かえうち」が連動する設定方法がある様子ですが、まだトライしていません。

逆に、「かえうち」つまりキーボード側が、英字入力モードと日本語入力モードを切り替えできることで、従来は設定が難しかった「日本語入力の時だけキーをカスタマイズ」できます。このメリットを活用できるため、二度手間が苦になりません。

なるべく日本語入力の状態で文章を綴れるように、英字のキーワードをどんどん単語登録して日本語入力から呼び出せばOKと気づきました。

例えば、日本語入力のときのみ「スペースキーはエンターキーに、かなキーはスペースキー」に入れ替えています。

この結果、親指シフトの「左親指で確定・右親指で変換」を実現しています。英字入力のときは「このカスタマイズは動作しないという」OSレベルでは設定できない挙動も、この「かえうち」では実現できます。

もっともここまで、細かな設定を詰める作業を何度も繰り返しました。

気がつけば、カスタマイズファイル(ファームウェア)の書き込みは35回もやっていました。この書き込み操作は慎重に行わないと、かえうち本体を壊す可能性があり、気を使います。

この記事を書いた構成(環境)

この記事を書いた(動作した環境)はこちら。

なお、Lightning – USBカメラアダプタは、iPad Pro10.5インチだと動作しますが、iPhone 7 Plusを接続した場合、「消費電力が大きすぎます」とエラーが発生して、Appleキーボードが動作しませんでした。

Appleの有線キーボードは廃盤になっており、中古市場の流通もわずかです。2017年9月1日現在、中古で入手可能なリンクはこちらです。私は、秋葉館さんで購入しました。

2017年9月1日夕方から一般販売スタート (2018年1月発送予定)

9月1日夕方から一般販売がスタートとのことです。年内出荷分はクラウドファンディングにて完売のため、注文順にて2018年1月の発送予定だそうです。

詳しくはこちらの公式販売サイトをご確認ください。

クラウドファンディングに出資した記事はこちら

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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