大東 信仁（ものくろ） 帯に「年収が8倍になった」と書かれており、この秘密は何か？と読んだのがこちら。
直接、収入を増やすテクニックは書かれていませんが、PCやスマートフォンを使った作業の効率をアップさせる62のテクニックが、紹介されてます。
第7章はスマートフォンの操作を効率アップさせる8つのパートもあり、本を読みながらすぐに試したくなる内容が詰まっている一冊です。
20年以上の蓄積したノウハウが2時間で手に入る
20年以上かけて蓄積した「効率よくパソコンを使い、仕事に使う時間を短縮せるための技」と、本書のはじめにの中で、著者ヨスさんは語られています。
はたして、本当に20年の年月をかけて積み重ねられたノウハウが書かれているのか？と、次のページに進みましたが、気がつけば、どんどんページをめくっていて、読み終わっていました。
「仕事で同じ結果を作るなら、時間は短い方がいい。特に、PCの操作を効率よくすれば、仕事のクオリティを減らすことなく、業務を効率よく進めることができ、24時間のプライベートな時間を増やせる。ただ、どうすれば効率をアップさせるのか？わからない。」と感じてる方にオススメな本です。
特に、「効率アップのテクニックをインターネットで調べながら行っていると、調べる時間ばかり増えて、効率を上げるための作業で効率が落ちてしまっていて、本末転倒じゃないか。」と嘆いているあなたに、ぴったりな書籍です。
要はショートカットと単語登録
著者のヨスさんの効率化の要は、ショートカットと単語登録です。ショートカットを活用しPC操作の効率化をテーマにした書籍と、本書が一線を画すのが、単語登録のパート（第3章）です。丸っと30ページの1つの章が単語登録を使っての効率化を語られています。この熱量がすごい。
著者の20年以上の試行錯誤を、この章を私たちは読むことでショートカットでき、その日のうちにどんどん効率よく日本語を入力できるようになります。
私は、親指シフトユーザーなので、少し違うアプローチですが、単語登録を活用して、同じように文字を入力しています。．
アプリの使い方だけでなく
単語登録を活用するだけでなく、入力をスムースに行う上で重要なキーボードについても、1章のパート09にて語られています。私も、キーボードは大切と考えていて、同じキーボードの30gモデルを愛用しています。
私が5年間、試行錯誤してやっと見つけたアプリも
2章のパート20では、キーボードのキーを入れ替えるアプリ「KeySwap」が登場します。
私もKeySwapを使っていますが、このアプリを見つけるまで、あれでもない、これでもない、と5年ほどたくさんのアプリを使ってはやめて、やっと見つけたアプリなのです。
5年というと、オーバーな、と感じられるかもですが、入力の効率化を試すときには、しばらく使ってみないと、本当に効率が上がっているのか？判断しにくいのです。
インターネットで調べたら20倍以上の時間が必要
20年を超えるノウハウが濃縮された一冊という「はじめに」の言葉は、「正に」でした。
本を書店で手にして、パラパラと見ると、あれもこれもインターネットで調べたら、見つかるじゃないか、と感じられるかもです。
たしかに見つかるでしょう。
しかし、この本で紹介されている情報を全部調べるには、多くの時間が必要です。本一冊を手にしてページをめくるのは比較できないぐらいたくさんの時間を浪費してしまいます。
そもそも、インターネットで調べるなら、調べるキッカケとなるキーワードが必要です。ところが、本書は全く知らないテクニックもページをめくれば、カンタンに見つかります。
巻末の紹介アプリへのリンク集も効率化の塊
書籍には収まりきらなかった情報へ、巻末の「おわりに」には、著者のヨスさんのブログに用意されている「本書で扱ったアプリへのリンク集」へのアクセス方法が書かれています。
1つの項目ごとにリンク先のURLが掲載されているのが、通常の書籍でのスタイルです。
著者 ヨスさんが「いちいちURLを入力するのは面倒です。リンク集ページからインストールなどを円滑に、効率的に行ってください。」と語られて、効率化することへのブレなささを感じれます。
Windows向けだが、Macも参考になる
基本Windows向けの情報となっています。ただし巻末に、Macの場合だとどうするのかを説明してある、巻末付録があり、Macにも使える一冊です。Macの場合は、こちらの『たった1日で即戦力になるMacの教科書』も一緒に読むことをオススメします。
KADOKAWAさんの書籍紹介ページでは、1章の途中パート8まで試し読みできます。
一緒に読みたい
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