健康を維持する
意地でも健康を維持してください。どんな場合でも健康であると『やりたいこと』へ向かっていけます。
精神疾患になったから、悔しくって書いていると感じられるかも知れません。
自分はまさか、健康が当たり前と思っていました
体験をお伝えします。35歳までは”ちょっとメタボな体(173cm 体重78kg)”でしたが、病院に行くことは殆ど有りませんでした。『健康保険っているのかな?』こんな甘い考えを持っていました。
健康を失うと
『やりたいこと』へ向かっていくのに、健康を失った場合はどのような壁が出来るのか?をまとめます。特に精神疾患の私の体験から3つを。
- 病院に通院する時間
- 高額な医療費
- 体が動かない・読み書きを行う事がつらい
健康を取り返す時間
健康へ回復することが生活で一番大切なことになります。本当はもっと自分が『やりたいこと』があるのです。でも、先ずは体のメンテナンスを行う必要があります。
病院での診察は時間がかかり、丸一日が終わってしまいます。自己最高で”週4日”の通院の時がありました。もう、病院へ行くだけの日々です。入院となっても不思議でないコンディションだったのですが、かえって悪化するリスクがあると判断してもらっていたようです。
35歳から36歳の1年間はものくろの中では『失われた1年間』でした。でも、必要だった時間でもありました。
高額な医療費負担
医療費に使えるお金があって良かったです。保険適用外の臨床心理士による治療がなければ、今こうやってブログを書けていないと思います。まだまだ、苦しんでいたと思います。
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体が動かない・読み書きを行う事がつらい
双極性障害の鬱エピソードの時は、体が動かない体験もありました。病院に行く日なのに動けないということも。精神疾患なんですが、肉体へも影響します。一時的に、視力・嗅覚もおかしくなりました。お酒をのんでいないのに、絶えず二日酔いの感覚もありました。
正直、本が大好きです。なにもできないなら本を読んで、、、と思ったのですが、読めないんです。文字が迫ってくるような感覚になり、バラバラの活字が目に飛び込んでくるのです。
文章で頭に届かない、ひとつの文字としてしか、認識できないんです。インプットできないのです。「あっもうだめだ」とも思いました。
更に双極性障害になぜ治療効果があるのかよくわからないけど、経験則でどうもいいらしいということで、”リチウム塩”を薬として今も服用(400 mg/day)しています。2年前はかなりの量(1200 mg/day)でした。
いろいろな副作用が起きて困ったのが、手の震えでした。
リーマス(炭酸リチウム)を服用した時の震え – 精神病院閉鎖病棟入院体験記
ペンを持って文字を書こうとしても震えて書けないのです。もう一つショックだったのが、印鑑を押せないのです。細かに震える手で押しますから、陰影不鮮明になるんですよね。もう、悔しくって。
なので、親指シフトに人生をかけたのです。手書きが無理なら、タイピングで何とかしたい。この一念でした。
突然の医師から就労禁止との診断
自分が双極性障害になっていることに気づいていませんでした。専門の精神科医に見てもらった時は手遅れでした。このときはまだ、なんとかなるよねって思っていました。
健康へ戻るだけでも大変
医師の方々に恵まれて、回復できたと感じています。通常 5年以上かかるであろう症状から2年でなんとか出来ました。自分も頑張ったと思います。ギリギリのタイミングでどんどん回復へチャレンジしました。
でも、ここまで時間・お金・気持ちを費やしても、健康に戻っただけと感じています。スタートラインに立てたかな?と。ただし、双極性障害の場合は寛解(治ったということでいいかと)がないので、通院が必要です。
毎月、通院に時間をとられるのが悔しいですね。その間に勉強できると考えてしまいます。隙間時間を活用すればいいんでしょうけど、病院へ行くということがなくならないのは負担です。
正直、よくやったよ。そして、支えてくれた母親・兄弟には感謝です。
まだ、母親には迷惑かけ続けています。37歳で無職ですよ 笑。うん、フリーランスって言えば、カッコいいですけど自立できていませんからね。とてもとても。
なので、健康を奪う会社・組織からは距離を置かれて『自分がしたいこと』へ向かって頑張ってください。
健康を失わずに、維持していくこと。『自分らしく生きる』ことに本当に大切なことだと感じています。
蛇足
2014年3月末に申請していた労災が認められました。1年半の長い審査でした。業務に起因するの企業責任であるとなりました。ただし、疾患は消えてなくなりません。悔しいです。