2025年3月下旬からスタートした「運転免許証とマイナンバーカードの一体化」の手続きを体験してきたお話を書きます。
「二枚持ち」を選んだ理由
カーシェアサービスを利用しているので、従来の運転免許証がないとサービスが利用できないというアナウンスがあって、いわゆる「二枚持ち」(従来の運転免許証とマイナンバーカードに組み込んだ運転免許証の両方を所持する状態)の手続きをしてきました。
この手続きを選んだのは、もうすぐ5年目の免許更新が迫っていて、次回の更新でオンライン講習を体験したいと思ったから。マイナンバーカードと一体化すると、将来的にオンラインでの手続きがスムーズになるんじゃないかなと期待しています。(今回の手続きの時に、もうすぐ更新なので更新の時じゃないけど、手続き進めますか?と尋ねられたのですが、有効期限まで2ヶ月と1週間の状態だったのですが、「はい、手続きします」と伝えたら、2枚持ちの手続きできました)
予約状況について

この手続きには、警視庁行政手続きオンライン からの事前予約が必須なんですが、私が3月20日頃に予約した時点では、2〜3週間後の予約が取れる感じでしたが、現在(4月11日時点)では、更新手続き以外のマイナンバーカードとの一体化手続きの予約枠は非常に少なく、約2ヶ月先の数日しか空きがない状況でした。しかも、その日程でも時間枠はポツポツとしか空いておらず、予約を取るのも大変な感じになっています。
予約完了の時に、届くメールも注意が必要でして、サイトのドメインは https://www.keishicho-gto.metro.tokyo.lg.jp と lg.jp 地方自治体のドメインなのですが

メールの送信ドメインが、e-tumo.jp になっていまして(NTTデータが提供する行政手続きの電子申請サービスのドメインのまま)だったりします。
手続き当日の会場と窓口
私が予約できたのは鮫洲試験場で、そちらに行きました。京急線で行けばアクセスは楽で駅から歩いて10分程度で到着したので、そんなに遠くない感じでした。
試験場に着き、総合案内で確認したら、4番窓口で手続きと案内されまして。鮫洲試験場だと、4番窓口は入って右手すぐのところに。1人待ちの状態で、事前予約制のおかげで混雑はありませんでした。
必要な持ち物
手続きに必要なものは以下の4点です:
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードに登録しているパスワードと暗証番号
- 予約情報が書かれた画面のプリントアウト
特に予約情報については、免許更新以外の今回の手続きではQRコードが発行されないので、予約画面を印刷して持っていくと便利です。
リマインドメールの注意点
あと、予約の前日にリマインドメールが届くんですが、一見すると怪しいフィッシングメールのような見た目で戸惑いました。もう少しわかりやすいメールにしてほしいところです。
先ほどお話しした通りドメインも、わかりにくい。

実際の手続き内容と所要時間
実際の手続きは全部で25分くらいで終わりました。試験場は撮影禁止なので、流れはこんな感じ。
- 4番窓口:マイナンバーカードの読み取り
- M窓口:マイナンバーカードのアップデート(手数料支払い窓口の後ろ側に設置されている機械で処理)
- 2番窓口:手数料1,500円の支払い(クレジットカード利用可能で、エポスゴールドのタッチケ決済で支払いました)
- 4番窓口(再訪):最終的な運転免許証の情報書き込み作業と思われます、ここでマイナンバーカードのパスワード入力をタッチパネルで行います。
手続き完了後は「今後運転は運転免許証かマイナンバーカードのどちらかを携帯してください」と説明を受け、手続きは完了しました。

運転免許証の暗証番号は使わなかった
更新手続きを伴わない、マイナンバー運転免許証への手続きでは、運転免許証の暗証番号(2つある)は不要でした。というか、暗証番号わからなくなっちゃっていて、運転免許試験場で問い合わせできるとのことで、手続きの時に相談したところ、この手続きでは運転免許の暗証番号は要らないですよーとのことでしたが、問い合わせできますか?と尋ねたら、この場で問い合わせできるとのことで、暗証番号がわかりました。1Passwordに保管したので、今後は大丈夫。そして、免許更新の時に暗証番号が必要ぽいので、よかったです。
まとめ
全体的に手続きはスムーズで、予約さえできれば比較的短時間で完了します。
ただし現在は予約が取りにくい状況なので、余裕を持って計画することをお勧めします。また、必要書類(特にマイナンバーカードのパスワード)の事前確認が重要です。
そんな感じで、マイナンバーカードと運転免許証の二枚持ち手続きを体験してきました。みなさんもこれから手続きをする予定があれば、参考になれば嬉しいです。