紅茶がインフルエンザ予防に効果あり?その研究結果を読んでみた。

紅茶でインフルエンザ予防?

インフルエンザの感染予防に効果をもつ紅茶についてこちらの記事で紹介しました。これは鳥取大学と鳥取県の研究機関、そして企業の共同研究で明らかになった成果でした。

その紅茶のレビューはその記事でまとめました。シンプルにまとめる都合、研究の詳しい内容にはふれませんでした。効果があるといっても、どういうことでインフルエンザ予防の効果が明らかになったのか、どれぐらいの効果が期待されているのか?疑問は多くあります。

どんな研究だったのか?

その研究内容にスポットをあてまとめました。過去にも紅茶とインフルエンザ予防の研究があったこと、今回の研究は8種類もの茶葉を検討したこと。さらに、官能評価(味)も含めた検討をおこなった結果だったことがわかりました。

共同研究

インフルエンザ予防が期待できる紅茶はこの澤井珈琲さんの

この紅茶の研究は、鳥取大学医学部  ・(地独)鳥取県産業技術センター ・ 澤井珈琲 [敬称略]の産官学 共同研究における成果です。

澤井珈琲~SAWAI COFFEE

とろみ紅茶テアフラティー完成 「PDF」

山陰中央テレビ/日本経済新聞/日本海新聞/山陰中央新報で紹介されました。「PDF」

上のリンクで紹介した研究内容が(地独)鳥取県産業技術センター の「研究報告 No.15 2012(平成25年1月 発行)」 、『高機能紅茶製品の開発 (中村優子、高橋祐介、景山誠二)』に収録されており、読むことができます。

研究報告書

この報告書では、澤井珈琲さんが8種類の茶葉を提供して検討を重ねたことがわかります。おそらく、実際はこの8種類に絞り込むまで、多くの茶葉を検討したと思います。紅茶 茶葉の種類は膨大ですから。

インフルエンザ予防の効果については、培養細胞の実験結果にて効果が確認できた。また、官能試験(味覚)も検討の上、その効果がある茶葉はアッサム茶葉だったとの結論を導いています。しかし、詳細データは全て企業機密なので”非公開”の報告書です。

この報告書では,インフルエンザ予防より、紅茶の白濁防止とポリフェノールの検討について細かい説明があります。実験データを公開できないため仕方ないですね。

でも、インフルエンザ予防に関して、結果以外に注目できる所があります。参考文献です。報告書にて、参考になる研究結果を引用しています。

紅茶うがいがインフルエンザに対して効果があるという知見から

これは、1997年の岩田雅史らによる論文『紅茶エキスのうがいによるインフルエンザ予防効果』(感染医学雑誌、第 71 巻(6), p.487-493)です。

感染症学雑誌 ONLINE JOURNAL
岩田雅史 …
「日常生活で積極的に茶によるうがいを習慣づけることは、インフルエンザ予防のため意義のあるもの」とこの研究では結論で述べています。「原著」論文つまりオリジナル研究です、あわせて,匿名第三者のチェック(かなり厳しい)がなされています。論文閲読といいます。内容は信頼に値するかチェックした結果なのです。

日東セイロン紅茶を用いてのうがいが、インフルエンザ予防にどれほど効果を持つのかを検討しています。培養細胞の実験でインフルエンザウィルスの感染を阻止する成分( EGCg / TF3 )はこの研究前に著者ら(岩田雅史ら)が見つけています。これを元に検討した研究です。

澤井珈琲さんの「とろみ紅茶」の研究でもこの成分( TF3G など)を中心に検討しています。データこそ公表されていませんが、結果は十分信頼出来る理由がここにあります。

また、下の記事でも「紅茶がインフルエンザ予防に力」を持つことが紹介されています。

第11回 “紅茶でうがい”で新型インフルエンザを予防 – nikkeibp.jp – 健康- Dr.鷲崎の健康エビデンス

まとめ

鳥取大学と鳥取県の研究機関、そして企業の共同研究の結果、インフルエンザの感染予防に効果をもつ紅茶が発売されました。この記事では、どのような研究でその予防効果が分かったのかを駆け足で見ました。

共同研究の成果は『高機能紅茶製品の開発 (中村優子、高橋祐介、景山誠二)』にて公表されてました。だだ、インフルエンザ予防のこまかなデータは企業秘密のため未公開でした(個人的な見解ですが、産官学 共同研究での慎重に扱わないといけない点ですね。論文での公表ができないのですから)。

インフルエンザ予防の効果については、培養細胞の実験結果にて効果が確認でき、官能試験(味覚)も検討の上、その効果がある茶葉はアッサム茶葉であると結論にありました。

報告書の参考文献に興味深いものがありました。

紅茶エキスのうがいによるインフルエンザ予防効果』です。「日常生活で積極的に茶によるうがいを習慣づけることは、インフルエンザ予防のため意義のあるもの」と結論で述べています。培養細胞の実験にてインフルエンザウィルスの感染を阻止する成分( EGCg / TF3)が示されています。

澤井珈琲さんの「とろみ紅茶」の共同研究でもこの”感染を阻止する成分( TF3G など)”を中心に検討しています。データこそ公表されていませんが、結果は十分信頼出来る理由がここにあります。

インフルエンザを患うと、とてもつらいです。また、その強い感染力のため、周りの方も感染に巻き込みがちです。健康が一番です。紅茶を飲めば「それで大丈夫」との過信はいけないと思いますが、紅茶を楽しみながら、インフルエンザの予防効果もあるのはいいことですよね。

いつもはコーヒーという方も紅茶もいかがですか?インフルエンザの予防だけでなく、コーヒーとはまた違った気持ちのリフレッシュが、紅茶はできますから。

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澤井珈琲さん とろみ紅茶のレビュー記事です。

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