全く価格帯が違うマイク2本だ。MKE600は約4万円、XM8500は2,500円(どちらも税抜価格)だから、MKE6001本の価格で、XM8500は16本も買える。
ただ、マイクは不思議なもので、使い方で価格差が簡単に埋まってしまう。そもそも、マイク性能もさることながら、声を出す口との距離関係で収録される音声が雲泥の差になる。
よってあえて、MKE600 と XM8500 を比較した。
結論としては、口から30cm離してマイクを使うなら、MKE600。しかし、マイクを手に持って口元に接するぐらいの距離で使うなら、XM8500のコストパフォーマンスの良さが飛び抜ける。
要は、どのように使うかで、マイク選びは変わる。
実際に収録したデータをアップしたので聴き比べて、参考にして欲しい。
テスト環境
パナソニック GH5 にXLRマイクロフォンアダプターを取り付けて、キャノンケーブルにてマイクを接続した。
MKE600
設置した位置関係はこちらの通り。
マイクロホンアダプターの設定はこちらの通り。
さすがというか、安定したクリアな聞きやすい音。
ただし、カメラのホットシューにマイクを設置して、1.5mと離れると、背景のノイズが増える。
なので、MKE600といえども、できるだけ口に近づけること、また、マイクの正面以外だと音量が極端に減るので、常に口の正面の場所に設置することが要だ。
XM8500
30cm離して使うこと自体、このマイクは想定していない。声のボリュームを確保するようにすると、背景ノイズが目立つ。
一方、口元に近づけて、つまり、マイクを持つことが可能な使い方だと、良好な音になる。この価格でここまでの音質で収録できるのは素晴らしい。コストパフォーマンスGood!
MKE600は、現在品薄で在庫がないケースが多い。在庫を見つけたのがこちら。
XM8500も、同様に品薄で在庫がなかなかなくAmazonでは正規価格より高めの価格で販売されている。そんな中、正規価格で販売しているのがこちら。プロショップの矜持だろうか。