作家・プロブロガー 立花岳志さん、作曲家・ミュージックセラピスト 大塚彩子さんが主催される『持続的な学びと成長の場 ツナゲルアカデミー 第1期 一回定例会』に、2014年7月19日 土曜日 (開催地:東京新宿)に参加しました。
もどっておいで私の元気!―気づきのノート (ゼンブックス) で有名な あけみちゃん(- 岡部明美 さん –このようにお呼びするのが一番失礼にならない方とのことでして)をゲスト講師に迎え、13時から18時までの5時間の学びでした。
何日ものあいだNOという答えが続いた時は、何かを変えなければならない。
この5時間で心に深く突き刺さった言葉です。
死 人生最後の日への覚悟
あけみちゃんのプロフィールをご覧頂きたいのですが、30代半ばに『死』に直面する大きな病気をされています。講演でもこの体験について伺いました。
正直、『あー同じだなぁ』と、思わず声にしてしまう共感を感じました。私も35歳に病気になり、幸い2年もかからず回復できましたが、 普通は5年10年は回復に必要と言われる状態になりました。
『死』というものへまっしぐらに転がり落ちかけた体験もあります。駅のホームに立つのが怖い時期もありました。
仕事に忙殺され『病気になったら仕事を休める・会社を辞めることができる』と考える日々から、病気になってしまったというお話も『同じことを考えていたなぁ』と振り返りながら聞いていました。
人生が終わっていたら未練たらたらな状態なのに『死んでしまおう』って思っていたんですよね。
やりたいことを通し自分らしい人生を生きるとは?、人生最後の日(死)へまっすぐ見て歩むことなのだなぁと感じました。
論理的と直感的
私の場合は病気を克服しましたが、完治がなく『病の再発』を常に意識しています。直感で感じることだけでなく、論理的に考えていることに対しても、常に大丈夫か?問いかけています。
やりたいように直感で進む!と言いながら、常に自分をコントロールしています。双極性障害なので。
このように自分をコントロールしている状態で、人生最後つまり”死”を直視することと、論理的な思考と直感的な感情が「どうもうまく」収まらないのです。
そんな、モヤモヤな感覚を講演の最後の質疑応答にてあけみちゃんへ、質問として投げかけさせてもらいました。
「直感と理性の関係」自分をコントロールするのでなく『認める』ことへ、ヒントがあれば聞かせてくださいという質問でした。
ジャッジせずに感じる
お答えから感じた言葉をまとめると、下の文章にたどり着きました。
そのあと、理性を知恵にし、表現する・行動する。
ジャッジして表現するから認知が歪む。自動認知ができてしまう。
そのまま腹に落とすことが大切。
今まではジャッジしてから”感じよう”としていた自分が居ることに気づきました。もっと自由に感じていいのか!その気づきを得られました。感謝です。
不安は炭鉱のカナリア
もう一つ、心に刻んだ言葉があります。
不安という感覚をどう感じるのか?です。
不安は感じたくないです。不安から逃げたい。ところが、不安が大切というお話でした。
この言葉は目から鱗でした。
不安を感じて、できれば可視化していくこと、チームで活動しているなら一番はじめに『不安』を共有することが重要なんだと気づきました。不安をジャッジせずに感じ、知恵から不安へ対策となる行動を起こせばいいわけです。
不安をジャッジしてから感じると、自分では対応できない錯覚に陥るんだとも気づきました。
正に 炭鉱のカナリア です。
あっ、炭鉱のカナリアというのは、カナリアは常にさえずっているのですが、炭鉱の中で有毒なガスがあると「鳴き声が止む」ことからの言葉です。1995年の地下鉄サリン事件での捜査でもカナリアの鳥籠が報じられました。
話が脱線気味になりますが、不安が大切と聞いたときに頭によぎったことがあります。
精神疾患の時に服用する西洋薬、いわゆる精神薬です。医者でないので、自分の経験からですが治療で戦っていた時にかなりの薬を飲んでいました。その体験を振り返ると、西洋のお薬は麻痺させることで不安を消す作用がほとんどです。
病の時は脳の神経伝達のトラブルで不安に対して過剰に反応していました。その一時的な対策には西洋薬は最低限な服用は必要と思います。
でも、回復が進むステップを進んだ時にどうなの?と思います。西洋の薬と漢方の薬と両方を服用している経験からも疑問を感じていましたが、更にその疑問が強く感じました。
人生の”限られた時間”を直感で進みたい
人生を自分の軸で歩けるよう変えるために継続して学ぶ場であるツナゲルアカデミー、初回の定例会に参加しました。
人生を変えるために必要なことは一人一人違うかもしれません。人生を変えることへ徹底してロボットのように論理的に取り組んでこられたのが、立花さんです。
その立花さんが『これから継続して学ぶにあたり、はじめに感じて欲しい』と提案されたのが、あけみちゃん(岡部明美さん)のゲスト講演でした。
自分の人生を変えるために『自分で考える』この当たり前が難しいと感じています。変えたい人生の時間も限られています。
そんな場合、様々な手法を試してきた立花さんの経験から、ヒントを得る”1年の学びの場”だと感じました。
私はこの方法で一年進んでいこうと思います。去年の6月にワーショップを受講して、迷いもたくさんありましたが、何かまだはっきり言葉にならない点もありますが”変化”のきっかけはつかめました。
受講していなければ『迷い』すらなかった、焦りだけで空回りしていただろうと強く感じます。
一年後がどうなるか?より、感じたことへ知恵と共に今を歩む
僕が試したこと・その中で得れたことから、最大限感じて欲しい。それに向かうために一番おすすめのゲスト講師の方をお願いしてますから。
立花さんが言われていた言葉です。
一年後、この文章を私が読んだときにどう感じているか?楽しみです。そして、その一年後の不安をジャッジせずにそのまま感じつつ、自分の知恵を使って「今を歩んで行く」と考える貴重な気づきを得られた時間でした。