モノをつかむ動作が親指シフトの同時打鍵の秘密、これを理解するとタイピングが楽になります

親指シフトのタイピングで大切な同時打鍵

親指シフトのタイピングで大切なことをお伝えします。それは親指と他の指を同時にタイピング(打鍵)する操作です。この操作は親指シフト以外にはない操作方法です。

コントロールキーやシフトキーを同時に押す操作は、コントロールキー・シフトキーを先に押したまま、文字キーを押す動作です。一方、親指シフトの場合は、親指キーと文字キーをポンと2つ同じタイミングで押して、同じタイミングで離します。

親指シフトをスタートするときに難しいと感じてしまう同時打鍵の操作

いままでに、経験したことがない2つのキーを押す動作です。

この独特の操作が、親指シフトは難しいと感じる原因の一つです。2つのキーを同時に押そうと意識するほど、難しくやりにくくなります。

同時打鍵の秘密は書籍に書かれていた

同時打鍵の親指と他の指の動きは「モノをつかむ」動作なのです。親指シフトタイピングを開発した神田泰典さんが書かれた『コンピュータ 知的「道具」考』によると、親指を使った同時打鍵が自然な動きであることが紹介されています。

どうして親指と他の指の同時打鍵がうまくゆくのかを考えてみよう。

このような言葉で始まる「親指同時打鍵の自然さ」の段落(170ページ)では、親指と他の4つの指が向き合って動き、対象物をしっかり握り、つかむ動作がサルや人間はできることが、同時打鍵が自然な動作となる理由として、わかりやすく説明されています。

コンピュータ知的道具考

つかむ動作で、キー文字がシフトする

つまり、1つのキーに2つの日本語の音(かな)が配置されている親指シフト配列にて、どちらの音(かな)を入力するのか、それは、キーをそのまま1本の指(親指以外の4つの指のどれかで)で押す動作で入力するのか、それとも、キーを親指とそれ以外の指でつかむ動作で入力するのか、という違いなのです。

同時に2つの指を押そうとするのではなく、つかむ動作をすることで、結果的に同時に2つのキーを押す動作となるのが、親指シフトの同時打鍵です。

手首を動かす同時打鍵は、身体へ無理な負担を強いる

同時に押そうと意識が強くなると、手首のスナップを使って2つのキーを押してしまう動作となる場合があります。この手首を動かしての同時打鍵は、身体への負担が大きく、腱鞘炎になるリスクもあります。

指しか動かないタイピングの秘密は、つかむ動作にある

僕のタイピングを見られた方は「指しか動いていない、手首の動作がない」ことに驚かれます。指の動作だけでスムースに、日本語をスルスルっと入力できる、それが親指シフトのタイピングなのです。

このつかむ動作が理解できると、同時打鍵のタイピングが楽チンになります。

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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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